2024.11.12

社会の困りごとに応える【長岡・新潟コース】コメリ

鮭プロジェクト事務局

新潟県外の大学などに通う１、２年生を対象にした県内企業見学バスツアーが今夏も行われました。
８月と９月に計３回行われ、9社を訪問。学生は延べ２８人が参加しました。
県内企業の社員に直接話を聞きながら仕事現場に触れる本ツアー。学生は本格的な就職活動にはまだ時間がありますが、先輩たちとの気さくな交流が県内就職への具体的なイメージを描く手がかりとなったようです。
魅力ある各社の訪問の様子を紹介します。

ツアー第３弾となった９月３日【長岡・新潟コース】の２社目は株式会社コメリ（新潟市）を訪問しました。

（「コメリのねがい」として本社の一角に立つ石碑。人々の幸せのための仕事であることがうたわれている）

■社員による会社説明

各地に展開するホームセンターで知られているコメリ。農業や大工などの専門家だけでなく、家庭用品を求める一般客まで広い客層に親しまれ、リフォーム事業なども手掛けています。
地域の特色に合わせて、小型店「ハードアンドグリーン」、大型店「パワー」、専門店「PRO」の３業態を展開。特に小型店は商圏人口１万人で出店でき、他社にはない強みだそう。全国に１２２１店舗があり、担当者は「将来的には海外も含めて３０００店舗を目指しています」と話しました。
また、業務は多種多様で、店舗運営、商品開発、農業サポートなど２００職種。「さまざまな経験ができます。やってみたいことが一つは見つかるのでは」と呼び掛けました。

（コメリの新卒採用サイトにある適職診断にも挑戦してみました）

■社内見学

家庭の部屋を再現したようなセットがある「ストアラボ」。カタログ写真や動画を撮ったり、商品を活用した空間提案をしたりしているそうです。

会社の歴史を振り返る展示室も見学しました。コメリは１９５２年、食糧難の時代に米屋からスタート。その後、燃料や農業などの事業を展開してきました。担当者は「社会の困りごとに応え、いろいろなことに挑戦してきた企業です」と話しました。
コメリは全国各地に細かく店舗を展開していることから、災害時には近隣の他店舗との連携で迅速な立て直しを図れるそうです。こうした態勢のもと、現在は１０８４自治体と災害時の支援協定を結ぶなど地域貢献にも積極的に取り組んでいるそうです。

（コメリの歴史を振り返るパネルや創業時を伝える品々が並ぶ展示室）

■社員と座談会

座談会では、社員５人が仕事の楽しさを熱心に学生に伝えました。「商品数が多いので入社当初は品出しさえ難しく、お客さんに尋ねられても分からなかった。接客の奥深さを感じた」「店舗ではお客様との関わりが多いので、経験を積むほど楽しくなった」…。どの社員も接客について笑顔で振り返っていました。
就活に向けては「どれだけ企業に興味を持ってくれているかを見ています。自己分析や企業分析をしっかりしてほしい」とアドバイス。「創業者の精神として人とのつながりを大切にしています。学生生活も悔いなく取り組んでください」とメッセージを送っていました。