はたらく
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代表の須崎裕光さんは幼いころから音響や映像機器をいじるのが大好きで、高校卒業後も板前をしながら、趣味で動画の撮影を続けていました。25歳の時に「糸魚川で映像会社を作りたい」と決意し、その熱意に共感した中学時代からの仲間ら3人で事業をスタートしました。
(打ち合わせをする須崎裕光さん(左)と小池京平さん)
レゴリスは「月面上の砂」という意味。「人に感動を与える唯一無二の作品を創造する」という思いを込めて社名にしたそうです。「創業から丸2年になりますが、本当にあっという間でした」と須崎さん。
最初は撮影機材もカメラ1台だけでスタートしたという事業は、口コミなどで仕事の輪が広がり、企業のPR動画やリクルート動画の制作、新型ウイルス禍で一気に広がったイベントなどのライブ配信、結婚式や同窓会など記念イベントの記録映像の撮影、ドローンを使った空撮映像など多岐にわたります。このほかウェブの制作や飲食店の商品を撮影してのメニュー作り、ポスター用の風景写真の撮影など、顧客の幅広い要望に応えています。
(動画などを制作する広々とした仕事部屋)
当初は地元商店街の一角にオフィスを置いていましたが、仕事が増えるにつれて撮影する機材なども増えて手狭になったため、現在はえちごトキめき鉄道の能生駅から徒歩約10分の所にある、元縫製工場の2階建ての建物を借りて仕事をしています。広い2階の仕事部屋には複数のパソコンやモニターが並び、1階の機材置き場にはカメラや三脚などが何台も置かれていました。
(北陸道能生IC近くにあるレゴリスの社屋)
仲間3人で始めた事業は現在、約20人のネットワークを作り、映像や画像のコンテンツを制作しています。須崎さんと相棒の小池京平さん以外は、ふだんは別の仕事を持ったメンバーです。
それぞれデザイン、イラスト、コンピューターグラフィックス(CG)、効果音づくりなどの専門技術を持っています。居住地も関東や海外などさまざまですが、レゴリスに仕事を依頼してくるクライアントからの要望に応じて、それぞれが得意とする作業の工程を分担して対応しています。
すべてを自社で内製化せずに、専門技術を持ったメンバーがネットワークでつながり仕事をするという形態は、今後もデジタルの分野ではどんどん進んでいくのではないかと感じます。
(機材置き場にはカメラや三脚などが所狭しと並ぶ)
須崎さんは会社の代表だけではなく、ユーチューバーとしても活躍しています。ハンドルネームは「シメサバ」。チャンネル名は「日本海釣り師 シメサバの釣果爆上げチャンネル」です。
趣味の海釣りを生かし、初心者でもわかりやすいように釣りに必要な用具や餌、仕掛けの作り方や釣果を動画で紹介しています。
さらに元板前という経歴を生かし、日曜夜には魚の料理の仕方を実演し、生配信しています。冷蔵庫には干物にした魚などがぎっしりと詰まっていました。ユーチューブの会員登録数は徐々に増えていて、インフルエンサーとしても活躍しています。
https://www.youtube.com/channel/UCtPOBjomCgdRyWnzqT3DxUw
(「日本海釣り師 シメサバの釣果爆上げチャンネル」)
海や山が近く、豊かな自然に恵まれた能生が大好きだという須崎さん。仕事に加え、釣りや料理といった自分の好きなことにも時間を使い、充実した日々を送っている須崎さんから最後に、今後社会に出る若者に向けたメッセージを伺いました。
「学生時代はなんでも挑戦できる時期だと思います。勉強でもいいし、趣味でもいいし、アルバイトでもいい。自分が興味あることにどんどん挑戦してほしいです。それぞれの経験を通じて知り合った友人や先輩、後輩などとのつながりも大切な財産になるでしょう。私も学生時代からの人とのつながりが、今の仕事でも助けになっています。うまくいったこともいかなかったことも、その後の人生で必ず役に立つと思います」
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