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2025.07.17

新潟の若手社会人が、学生の疑問、不安を解決!  駒澤大学で「にいがたCafé」

鮭プロジェクト事務局
駒澤大学(東京都世田谷区)で7月7日、「にいがたCafé in 駒澤大学」が開催されました。新潟で働く若手社会人と交流し、どんな企業や行政機関があるのか、新潟での暮らしを学生の皆さんに知ってもらうイベントです。新潟、地方就職に関心のある16人が参加しました。

参加企業、行政機関:キザシオ(新潟市中央区)、佐文工業所(新潟市江南区)、損害保険ジャパン新潟支店(新潟市中央区)、第四北越銀行(同)、東光商事(同)、藤田金属(同)、有希化学(新潟市江南区)、新潟県庁

  • 1、キャリアセンターと情報交換
  • 2、おやつに新潟のお菓子を食べながら交流
  • 3、参加した学生の感想

1、キャリアセンターと情報交換

学生との交流会に先立ち、同学キャリアセンターと参加企業、行政機関とで情報交換の時間が持たれました。

 

キャリアセンターによると、学生に人気の業界は情報通信やサービス、小売りで、売り手市場の中、福利厚生のほか転勤があるかどうか、最初の勤務地が決まっているかなどが重視されているといいます。

 

エントリーシートの書き方や、面接に向けての練習のためキャリアセンターを利用する学生が多く、新潟に限らずUIターンを考える学生は、「どうやって情報収集したらいいのか」と相談に来るので、情報発信は大事。また、就職支援サイトには掲載されている企業がありすぎてうまく絞り込みができない学生も多く、使いこなせていない、とも話しました。

 

2、おやつに新潟のお菓子を食べながら交流

学生の疑問、不安を聞き、若手社会人が丁寧に答えていた交流会

 

学生が集まると、参加企業、行政機関がそれぞれ事業内容をプレゼンテーション。若手社会人は、現在どんな仕事をしているか、休日はどんなことをして過ごしているかなども話し、親しみのわく自己紹介をしました。

 

その後、学生と若手社会人が同じテーブルにつき、ちょうど小腹が空くおやつ時間なのもあり、新潟のお菓子やお茶を口にしながら、気楽に交流しました。

 

学生から、新潟での暮らしや就職活動について、さまざまな質問が挙がりました。質問と、それに対して若手社会人がどう答えたのか、以下に少し紹介します。

 

・車はあった方がいいですか?

→新潟市内で車なしで暮らしているが、スーパーは歩いて行ける距離にあり、バスの便もいいので大丈夫。

→あると便利だけどなくてもいい。どういう生活をしたいかによる。働く会社の立地によって車が必要なこともある。

 

・新潟は農業のイメージがあります。身近に農家の人は多いですか?

→職場の人から野菜をもらったりする。

→GWは田植えだという話はよく聞く。

 

・2年生でまだ何も考えていない。そろそろ就活を意識した方がいいですか?

→考えなければいけない時は必ず来るので、今やりたいことを頑張って。

 

・オンラインだけで、実際にインターンシップに参加しないと不利になりませんか?

→インターンシップはマストではなく、企業分析するための材料。不利にはならないので目的をはき違えないで。今あまりにも早期の就活をあおっている。「インターンに行きなさい」という風潮にあり、行かないと不利なのかなと思わされる。大学生活でどんな経験をしたかは重要なエピソードで、強みになる。さまざまな経験をして就活につなげて。

 

最後に、にいがた暮らし・しごと支援センターが、県の助成金制度の紹介のほか、エントリーシートの書き方や面接の練習などの支援も行っているので、気軽に利用してほしいと案内。

「どうやって就職活動を始めたらいいかと思っている学生の皆さんと、スタートから一緒に歩んでいきたい」と話し、力強いサポーターの姿を印象付けました。

 

3、参加した学生の感想

興味を持った企業、行政機関のブースをいくつも回り、熱心に話を聞く学生ら

 

この後、学生は興味を持った企業や行政機関のブースを訪れ、さらに詳しい話を聞いて回りました。

 

福島市出身で文学部3年の鈴木美紀さんは、新潟を旅行したことがあり、Iターンに興味を持ち参加。「こういうイベントもあり、東京から帰って来て、ぜひ新潟に来て、とUIターンを受け入れる基盤があるのを感じました」と笑顔を見せました。

 

経済学部2年で上越市出身の青木基泰さんは、「なかなか新潟の話を聞く機会がないので、参加して懐かしくなりました」と話し、Uターンするかどうかはまだ決めかねているものの、この先の就職活動について考える一歩を踏み出しました。

 

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