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2025.08.08
にいがたcaféは新潟県で働く若手の社会人との対話を通して、学生に県内での仕事や暮らしを思い描いてもらおうと、首都圏の大学や新潟大学で開催しています。
社員と学生が数人ずつグループでざっくばらんに話し合うカフェ形式の交流会のほか、1対1でより詳しく話せる各企業のブースが設けられました。
社会人は学生の質問に熱心に耳を傾け、多くの人が「学生時代にいろいろな経験をして」とエールを送っていました。
和気あいあいとした雰囲気の企業ブース
2日間で県内企業計16社、学生は延べ62人が参加しました。
カフェ形式の交流会では若手社員と学生がテーブルを囲みました。「大学で何をするべき?」「なぜ新潟で就職した?」「アピールしたい会社の福利厚生は?」「面接練習はどうした?」…学生生活から仕事のことまで幅広い話題で盛り上がりました。
学生の質問に若手社員が自らの経験を交えて答えていました
社会人がエントリーシートの書き方をアドバイスする場面では「応募企業ごとに全部変えるのは大変だから基本的には同じ(笑)。だけど志望動機は各社の特色をしっかり調べて、自分のやりたいことと結び付けて少しずつ変えていったかな」
ときおり笑いも交えた率直な経験談に、緊張気味だった学生も笑顔を見せていました。参加した農学部1年生の女子学生(18)は「希望職種だけでなく、他職種も知った上で後悔なく就活したい。動き始めた友人もいて不安だったが、先輩方の話を聞いて少し安心しました」と話していました。
グループセッション前には社員による自社紹介もありました
にいがたCaféに先立ち、新潟大学のキャリア支援担当者と企業の採用担当者らの懇談会が開かれました。
各企業の担当者らが新潟大の担当者と情報交換
新潟大学の学生の新潟県内の就職は4割ほどだそうですが、東京都での就職は増加傾向とのこと。大学ではキャリアコンサルタントを置き、書類や面接など個別指導を行っているそうです。
東京都での就職者の増加に関しては「新潟から東京へは近い分、出やすさがある。一方で新潟県外出身者でも地元より生活しやすいからと新潟に就職する人が100人以上はいる」などと回答。
就職活動について「肌感覚では就職内定は毎年、早期化が進んでいる。ただし公務員志望者だと民間よりスケジュールは後ろ倒しになる。エージェントオファー型に登録する学生もいると聞いている」などと応えました。
企業は「(1、2年でも)インターンシップなどを利用し、就職に向けた動きが早くから始まる。そういった学年にもアピールできる機会には声掛けいただければ」と大学との連携を期待。若手世代の受け入れ体制をさらに向上させようと熱心に質問をしていました。
にいがたCaféでは新潟のお菓子やおにぎりを食べながら…が定番
2025.04.01 CONNECT