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2025.08.19
観覧場所は、長岡インター側の北エリア席。会場には午後5時ごろに到着しましたが、すでに多くの来場者でにぎわっており、座る場所を確保するのに時間がかかりました。
お手洗いは混雑が激しく、私も25分ほど列に並びました。打ち上げ開始直前は特に混むので、お手洗いは早めに済ましておいた方が良さそうです。花火開始までの時間は、会場全体が期待感に包まれていました。
観客でにぎわう会場
あちこちに会場図が掲示されていました
薄暮の空に最初の花火が打ち上がると、会場の空気は一変しました。
今年は長岡空襲から80年、そして中越地震からの復興を祈った花火「フェニックス」の誕生から20年となる節目の年。特に圧巻だったのは「フェニックス」です。2kmに渡って広い河川敷いっぱいに打ち上がる大輪の光は一つひとつが繊細で、黄金や朱色に輝きながら夜空を染め、やがて無数の小さな火の粒はゆっくりと消えていきました。散り際まで美しく、星々が静かに消えていくようでした。その姿には華やかさとともに、慰霊の想いが宿っているように感じられました。
観客席からは花火が打ち上がる度に感嘆の声があがっていました。視界に収まりきらないほどの花火の光の残像が心の奥にしばらく留まりました。
夜空に咲いた大きな花火
長岡花火は、単なる夏の風物詩ではなく、長岡空襲から80年、中越地震から21年の夜空を彩った慰霊と復興祈願、平和祈念の花火であることに気付かされます。
花火大会終了後には、来場者がスマホのライトを振って花火師への感謝を想いを伝える「光のメッセージ」という場面があります。全国各地から大勢の人々が集まり、心をひとつにさせる長岡花火の力は偉大だと思いました。
視界いっぱいに広がる花火と、身体ごと包み込む音、そして静かに消えていく余韻まで含めて、忘れがたい体験となりました。もし長岡花火をみたことがない方がいるなら、ぜひ一度は足を運んでみてください。
新潟大学4年 丸山雅
音楽と花火が一体となり、夜空を埋め尽くす光景は圧巻で、心に強く焼き付いた。
(新潟大学 2年 松永蓮)