はたらく
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2025.10.09
第2弾(8月26日)の3社目の訪問先は、中小企業を支える地域密着の金融機関、新潟縣信用組合(本店:新潟市中央区)です。「けんしん」の愛称で親しまれています。
新潟縣信用組合は1950(昭和25)年設立。新潟県内の18市町に43店舗を展開しています(2024年末現在)。信用組合とは、「相互扶助」を理念とした、「中小企業等協同組合法」に基づく金融機関です。金融事業のほか、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
初めに人事部の担当者から、業務の概要を説明してもらいました。
「預金係」は、カウンターで顧客に対応する窓口業務や、口座の開設手続きや伝票のチェックなどの事務を担当します。「融資係」は、中小企業や個人事業者からの資金相談や融資の受付、個人の住宅ローン相談・融資を行います。顧客を訪問し、融資の提案や資産運用の相談を担う「営業係」もいます。
ツアーでは、窓口業務が終了した後の店舗を見学させてもらいました。巧妙化する特殊詐欺の被害を防ごうと、職員が協力して作成した映像作品も見せてもらいました。
新潟縣信用組合の大きな特徴は、地方創生のための「SGM(スモール・グループ・マネジメント)活動」に力を入れている点です。営業店を地域別の10グループに分け、それぞれの課題解決を目的としたサポート活動を行っています。
例えば、新潟市中心部を担当する「新潟中央・西地区グループ」では、新潟市の都心エリア「にいがた2㎞(にきろ)」と連携し、食を通じた地域活性化に取り組んでいます。職員がオススメする飲食店の情報を掲載した「食のよりなせマップ」を発行し、地域のPRに一役買っています。
ほかにも、特殊詐欺防止に向けた活動やSDGsに取り組む企業の発掘・育成などさまざまな社会貢献活動を展開しています。
入社1、2年目の社員との座談会には、窓口係と預金係の担当者が参加。信用組合で働くことを選んだ理由について、じっくりと語ってくれました。「お客さまとの距離の近さが魅力。企業の社長をはじめ、さまざまな人と会える刺激のある仕事です」「金融機関は、社会の血流のような存在。地域の経済活動を支えたいと考え、就職を決めました」。先輩社員の就活体験談を、学生たちは真剣な表情でメモしていました。
仕事で感動したことを聞かれた先輩社員からは、「業務で初めて札束を持った時は『おっ…』と感動しました」とのエピソードも飛び出しました。笑い声があふれる、和気あいあいとした座談会になりました。
ご協力いただいた職員の皆様
2025.09.25 WORK