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2025.11.12

地元企業18社を知って学ぶ 鮭プロ×キャリア教育@長岡商業高校

鮭プロジェクト事務局
にいがた鮭プロジェクトと新潟県が連携した高校生向けのキャリア教育プログラム「鮭プロ×キャリア教育」が10月29日、新潟県長岡市の長岡商業高校で行われました。市内企業18社の若手社員らが、事業内容や福利厚生などの企業紹介に加え、学生時代の学びが仕事にどのように役立つかを伝えました。

  • 1、長岡市内の企業18社が集結
  • 2、高校在学中の勉強が生活を豊かに
  • 3、解決策などを検討へ

1、長岡市内の企業18社が集結

長岡市内の企業18社がブースを設け行われた授業

 

同教育プログラムは、高校生が進学などで本県を離れる前に、地元への理解や興味を深めることで愛郷心を育み、将来的にUターンにつながることが目的。本年度は県内6校で実施予定です。

 

今回が2校目となる長岡商高では、生徒の自立心を育てる「探究」の授業の一環で行われ、1年生約140人が参加しました。同校の体育館で行われた授業では、生徒たちが5~10人のグループに分かれて、市内企業18社のブースを訪れました。

 

2、高校在学中の勉強が生活を豊かに

企業概要などの説明を聞く生徒たち

 

越後製菓のブースでは、同社の社員3人が生徒に対応しました。総務部人事課の若月皓太郎課長(28)が会社概要や働く社員の様子などを説明。海外事業について、米国などで販売する米菓「MOCHI PUFFS(日本国内の商品名・ふんわり名人)」が、投打の「二刀流」で知られる大谷翔平選手が所属するドジャースの本拠地・ドジャースタジアムで販売されていることを紹介しました。

 

また、製造ラインで働く長岡商高OB(2014年卒業)の男性社員は「自分で工夫したやり方が、作業時間を短くすることに貢献できたときはやりがいを感じる」と、仕事で得られる充実感について披露。高校在学中の過ごし方については「資格取得など勉強をしたほうがいい。社会人になった際、生活が豊かになる」とアドバイスを送りました。

 

3、解決策などを検討へ

長岡商業高校の卒業生(左)の話しを聞く生徒たち

 

授業の最後には、参加企業が「高校生に考えてほしいこと」を、ブースを訪れた生徒たちに示しました。生徒たちは今後、解決策などを検討し、次回の授業で発表する予定です。

 

製造業のブースを訪れ、熱心に質問していた女子生徒(15)は「地元の企業と直接、話せる機会は少ない。進路を考える上で、とても貴重な時間となった」と満足そうでした。

 

参加企業の担当者は「生徒たちは、真剣に聞いてくれていたので、ついついしゃべりすぎた。非常にうれしかった」と話していました。

 

【参加企業】

岩塚製菓㈱(米菓等製造業)
㈱GOOTh(飲食店)
長岡グランドホテル(ホテル業)
日本精機㈱(機械部品製造業)
ホテルニューオータニ長岡(ホテル業)
㈱美松(洋菓子製造販売業)
越後交通㈱乗合バス課(運輸業)
グローカルマーケティング株式会社(マーケティング支援)
株式会社M-ウェディング(サービス業)
トライデントながおか株式会社(道の駅「花火館」)
(有)金子屋商事(飲食店)
株式会社大光銀行(金融業)
長岡石油株式会社(潤滑油販売)
越後製菓株式会社(米菓等製造業)
朝日酒造株式会社(日本酒製造業)
長岡福祉協会 こぶし園(福祉施設)
株式会社カナタ(デザイン会社)
有限会社 木宮商店(車麩製造販売業)

■新潟県立長岡商業高等学校
〒940-0817 新潟県長岡市西片貝町字大木1726
TEL:0258-35-1502(代表)
ホームページ:https://nagaokas-h.nein.ed.jp/

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