はたらく
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-まず、学生時代のエピソードなどを教えてください。
山﨑さん:中学生の頃には社長になりたいと思っていて、それを目指して新潟大学の経済学部に進学しました。2年生の時には、経営戦略やアントレプレナーシップ(起業家精神について)をテーマにしている伊藤ゼミに入りました。その後、せっかくの大学生活で何もしないのはもったいないと思い、友達3人とビジネスプランを考えてみたんです。コンテストに出て優勝したこともありました。そして大学卒業間近にクラウドファンディングを行い、一度ビジネスだけを回すということをしました。結婚式の引き出物を作るというプランで、一組の新郎新婦に協力してもらいました。学生時代に対価をもらってビジネスをできなかったのは心残りでしたが、ビジネスプランを考えて実行して、フィードバックをもらえたことは糧になったなと思います。
-その後NSGグループに入社したそうですが、それも社長になる一環ですか?
山﨑さん:そうですね。NSGグループでは、スポーツ、医療、先生など色々な採用をするコースがあって、その中の1つに社長になりたい人向けの「経営者養成コース」があるんです。新潟の人口流出を止めるため、若手の社長を育成しよう、という目標のもとこのコースが作られたという感じですね。
-「経営者養成コース」に入ることのメリットは何ですか?
山﨑さん:最短5年くらいで社長になれるのがメリットかなと思います。他の一般的な従業員と比べて研修制度が整っていたり、MBA*をとれる事業創造大学院大学に社会人の内に通わせてもらったり、色んな企業を経験できます。また、今は小さい企業でやっているけれど、NSGグループという大きな会社がバックにあるので、困ったときに頼れる先がたくさんあるんです。だから安定したバックがあるという基盤の中で社長業ができることもメリットなんじゃないかなと思います。
*MBA:経営学修士と呼ばれる、大学院で経営学を修了した人に与えられる学位
-NSGグループに入社してからはどんな仕事をしていましたか?
山﨑さん:NSGグループに入社して最初の2年間は今とは違う会社で、教育系商材の営業をやっていました。全体で100人くらい、設立40年の文化も歴史もある会社でした。そこでは一般的な中小企業の営業マンをしていたっていう感じですね。
-では現在の仕事内容について教えてください。
山﨑さん:私はグループ内の企業を色々とジョブローテーションしているんですけど、3年前にベジ・アビオに営業として配属されました。基本的に経営や事務、営業を担当しています。そして栽培管理は創業者が、生産の方は社員とパートさんが、という風に役割を分担して行っています。
芽かきを行う山﨑さん
-他の農家さんとのつながりや関わりについても教えてください。
山﨑さん:市の展示会に集まった人に声を掛けてみたり、SNSを通じて声を掛けていったりして、ちょっとずつ増やしていったという感じです。コミュニティとしては結構ラジオでつながることが多いですね。今農業界だと、農系ポットキャストといって農家さんが独自配信したラジオが流行っているんです。それに私が呼んでもらうことがあって、音声コンテンツは良いな、効果的だなって思ったので、自分でもラジオの配信を始めてみました。
-ラジオですか!?それはどこで聴けますか?
山﨑さん:SpotifyとPodcastで聴けます。「トマトラーメンラジオ」という名前で、なんか新潟っぽいよね(笑) 九州から単身で新潟にきたラーメン屋さんの店長とやっています。同い年で仲も良くて、ちょうど音声コンテンツをやりたいと言っていたので、「じゃあ一緒にやるか」という流れで始めました。「農業×飲食×若手経営者」で、他と差別化もできるなと思っています。もし興味があったら、聞いてみてください。
https://open.spotify.com/show/2BzUDtO7xlrXMh4qryYToY?si=VkzhPeB1Rz-2cfYH7P26qg
-はい、是非聞いてみます!ほかにどんなことをしていますか?
山﨑さん:音声コンテンツの他にもTwitterやnoteもやっています。トマトのアカウントの他に、「とまちゃん」という私個人のアカウントもあるんです。おそらく皆さん、企業のアカウントよりも「人」に興味があるのかなと思っています。だから私の「人」の部分をどんどん発信することで、興味を持ってもらったり、トマトの購入につながったり。私のアカウントを流入口にしてもらえるように発信しています。トマトの帽子をかぶっているのもその一つです。
中学生の頃から夢に向かって一途に走り続けている山﨑さん。とてもカッコいいですね!皆さんは昔からの夢はありますか?何事も挑戦してみることが大事かもしれません。次回は若者の就農、大学生へのメッセージなどを伺います。お楽しみに!
■ベジ・アビオ
〒950-3105 新潟県新潟市北区新富町1419 50
TEL. 025-278-8062
2024.11.15 WORK
2024.11.08 WORK
2024.10.30 WORK