つながる

CONNECT

2024.07.22

学生の疑問、心配ごとを、若手社員が解決! 専修大学で「にいがたCafé」

鮭プロジェクト事務局
専修大学サテライトキャンパス(川崎市多摩区登戸)で、6月26日、UIターンを考えている学生に向けて、「にいがたCafé in 専修大学」が開かれました。新潟県内企業・自治体の若手社員と学生が交流し、新潟の企業や暮らしについて理解を深めてもらうイベントです。2年生と3年生、合わせて8人が参加しました。

参加企業・自治体:CEC新潟情報サービス(新潟市中央区)、ソリマチ(長岡市)、第四北越銀行(新潟市中央区)、新潟県労働金庫(同)、Hakuhodo DY ONE(同)、BSNアイネット(同)、新発田市

  • 1、キャリア形成支援課と情報交換
  • 2、第1部 新潟ってどんなとこ? ミニインフォメーション
  • 3、第2部 新潟の若手社員と語ろう!
  • 4、参加した企業の感想

1、キャリア形成支援課と情報交換

 

Café開催に先立ち、同学のキャリア形成支援課と新潟の企業で、情報交換会の時間が持たれました。

 

キャリア形成支援課によると、本県出身学生は約380人で毎年約100人が入学しています。これは47都道府県でも多い方で、明確な理由は分からないものの、東京や神奈川に次ぐ人数との説明に、企業・自治体側は驚きの表情を見せていました。

 

UIターン者も多く、今年3月の卒業生のうち16人がUターン、7人がI ターンし、年によってはもっと多い時もあるといいます。Uターンに絞ると公務員と地銀が人気で、保護者の意向も影響することから、安定したところを求める傾向が見られるそうです。

 

キャリア形成支援課と新潟の企業が情報交換

 

 

 

2、第1部 新潟ってどんなとこ? ミニインフォメーション

 

入退場が自由な第1部は、参加企業・自治体と、にいがた暮らし・しごと支援センターが各テーブルに分かれ、インターンシップや地元の情報などを案内しました。会場を訪れた学生は、興味のある業種、情報を求めて各テーブルを回りました。

 

興味のある業種、情報を求めて熱心に話を聞く学生

 

経済学部3年の男子学生新潟市東区出身は「Uターンしたい気持ちが強いが、何がしたいのか自分でも分かっていない。この機会に、自分に合う業種はどんなものがあるか探しに来ました」と話し、3社を回り、仕事内容や福利厚生について熱心に耳を傾けていました。

 

「Uターンを100%考えています」と話す経済学部3年の女子学生長岡市出身は、金融系と自治体で主に話を聞いたといいます。「憧れてこっちに来たけれど、人が多いのが苦手。働くとか結婚して過ごすとなったら、こっちは違うかなと。地域の関わりを大切にしている職場で働きたいと思っています」。昨年に続いて2度目の参加で、今回も役立つ情報を得られたと笑顔を見せていました。

 

入学してから知り合ったという、経済学部2年の男子学生2人は、新潟市中央区と秋葉区の出身。2人そろって3社を回りました。「どんな職種が自分に合っているのか、まだ分からなかったけれど、うっすらと見えてきました」と笑顔を見せ、現段階で新潟と東京を比べ、「Uターン寄りの6対4」「半々くらいかな」と話していました。

 

 

3、第2部 新潟の若手社員と語ろう!

 

続いて第2部では部屋を変え、参加企業・自治体がそれぞれプレゼンテーションを行いました。若手社員は入社年や所属部署、どんな仕事をしているかを簡単に説明しました。

 

魅力をプレゼンテーションする参加自治体・企業

 

その後は2テーブルに分かれ、若手社員と学生が交流。学生の質問に、若手社員が丁寧に答えていました。

「ワークライフバランスはどんな感じですか?」「福利厚生は整っていても、実際に利用されていますか?」との働きやすさを尋ねる問いには、「有給の利用率は高い」「時間休を利用している人が多く、自分も子供の迎えに活用している」「残業の管理が徹底されているので、基本20時間以上できない」など、各社の現状が語られました。 「どういう人だったら採用したいと思いますか?」との問いには、面接官を務めたことのある社員が、「コミュニケーションの取りやすい人」「変化していく新しいことに挑戦していける人」などの人物像を挙げました。 その他にも「地元に貢献したい気持ちがあります。どんなことをしていますか?」「仕事は厳しいイメージがある。楽しいと思う瞬間はどんな時ですか?」といったさまざまな質問が学生から挙がり、時間ぎりぎりまで話が繰り広げられました。

 

幅広い話題で時間ぎりぎりまで盛り上った交流会

 

最後に、にいがた暮らし・しごと支援センターから、UIターンした場合の支援策の紹介も行われました。エントリーシートのチェックや面接練習の他、利用していた先輩たちが残していってくれた情報、企業のぶっちゃけ的な情報など、ウェブページには載っていないオフラインの情報も提供できるので、ぜひ活用してほしいと呼びかけました。

2部から参加した神奈川県小田原市から通う人間科学部2年の女子学生は、「どんな業種があるのか知るために参加しました。企業の方と話して、ITの仕事でもコミュニケーション力が必要だと知った。固定概念にとらわれず見ていきたいです」と、今後さまざまな業種も幅広く検討していきたいと話しました。

 

 

4、参加企業の感想

 

今回、初めて参加したソリマチの担当者に感想を聞きました。

「新潟市、長岡市、東京から勤務地を選べるので、Uターンを考えている方にまずは会社を知っていただきたい。大学に出向くのは初めてなので、新潟への就職をどう考えているのか、学生さんの思いやリアルな悩みを聞きたかった」と話し、積極的に学生とコミュニケーションを取っていました。

 

カテゴリ記事