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2025.09.28

絶景と美食に出会う笹川流れ紀行

2025チームいくらちゃん
こんにちは!チームいくらちゃんの「新潟の良さを広め隊」です。今回は国の天然記念物に指定されている村上市の「笹川流れ」にいくらちゃん4人で行ってきました。幕末の儒学者 頼三樹三郎(らい みきさぶろう)は「松島は この美麗ありて この奇抜なし 男鹿は この奇抜ありて この美麗なし」と詩を詠み、「笹川流れ」は宮城県の日本三景の一つである「松島」と秋田県「男鹿」の景観を併せもつほどの美しさであると絶賛したそうです。旅レポの日は8月下旬、晴天に恵まれ海を眺めるのに絶好の日でした。さっそく笹川流れの魅力をお届けします。

新潟駅から桑川駅へ

 

JR越後線新潟駅からJR羽越本線村上駅を経由し約2時間電車に揺られて目的地である桑川駅に向かいました。笹川流れは11kmも海岸が続いており、車窓からも広大な美しい日本海が見られます。笹川流れに近づくと乗客の皆が一斉に車窓に広がる海を眺め出す姿が印象的で私たちも期待が膨らみました。桑川駅に到着して駅構内に入った瞬間、真正面に日本海が見えました。

 

桑川駅は新潟県最北端である道の駅「笹川流れ夕日会館」と併設された無人駅。

 

海を目の前に高揚した私たちは、到着してすぐに道の駅「笹川流れ夕日会館」2Fにあるサンセットブリッジに向かい、日本海を眺めました。海が非常に澄んでいて、水平線から海辺にかけての碧色の絶妙な色彩の違いが非常に美しいです。

 

フォトジェニックな場所で夕日も綺麗にみえそうです!粟島が水平線に浮かんで見えます。

 

 

夕日会館のカフェでひとやすみ

 

暑くなってきたので、夕日会館1Fにある「café R SUN45(カフェ ルート さんよんご)」に行き、1番人気の「日本海ソフトクリーム」を皆で購入しました。日本海の塩を使用し、日本海をイメージした綺麗な水色の塩バニラ味のソフトクリームです。海の美しさに見惚れていたら干物になってしまいそうな程暑くなりましたが、爽やかなソフトクリームの美味しさで回復しました。

 

 

日本海を背にして記念撮影!日本海ソフトクリーム 400円(税込)

 

皆で海辺を歩きました!

 

 

笹川流れ遊覧船へ

 

夕日会館から約800m離れた笹川流れの遊覧船乗り場に約15分歩いて向かいました。私たちは4便11時30分発の「おばこ丸」の遊覧船に乗りました。土曜日の天気の良い日だったので船内は多くの人々で賑わっていました。遊覧船は混み合う場合があるので乗船1日前の22時までにネット予約をしておくと安心です。

 

 

船内の様子。乗船料大人1,500円子供700円(税込)

 

 

威風堂々とした岩に圧倒される!

 

約40分間の周遊が開始すると、船長が不思議な形をした奇岩や「源義経公の奥州都落ち」の伝説を生放送で語ってくれます。笹川流れはたくさん飛び交うカモメや澄み切った碧色の海というイメージが先行するかもしれませんが、日本海の荒波の浸食でできた奇岩や岩礁、洞窟、義経の伝説も必見です。それでは、みどころの岩を紹介します。

 

<ニタリ岩>

ぽっかりと穴が開いたニタリ岩。義経が何に滑稽味を感じたのか想いを馳せながらみるのもおすすめ。

 

上部に青々とした松が茂っているこの岩はニタリ岩といいます。兄の源頼朝と対立したかの有名な源義経が、奥州平泉を目指して都から北上して笹川流れ付近を訪れた時にこの岩を見てニタリニタリと笑ったことが名前の由来だそうです。

 

<恐竜岩>

恐竜が手をついて水を飲んでいるようにみえます。

 

この岩が恐竜の姿に似ているため、遊覧船の初代創業者が「恐竜岩」と名付けました。大きくて岩肌がゴツゴツしているので恐竜のようでした。

 

他にも様々な奇岩がありました。笹川流れにある岩は花崗岩(かこうがん)といいます。この花崗岩は、恐竜が生きていた時代にマグマが地下深くで冷却されてできたものです。そのような大昔の岩が隆起し、地表に出て浸食されてできました。長い歴史を持ち、翡翠色の海に荘厳な佇まいで鎮座するこれらの岩に畏敬の念を抱きます。奇岩をじっくり眺めたい方は進行方向右側の席がおすすめです。

 

少し刺激的!?カモメの餌やり

 

カモメが遊覧船を追いかけてきます。餌を投げると上手くキャッチして食べてくれます。

 

周遊の後半は船後方のデッキでカモメに餌やりをしました。餌やりタイムになると乗務員の方が餌の「かっぱえびせん」を1個100円で販売してくれます。カモメは元気いっぱいで、餌を向けるとすぐにさらっていきます。たまにくちばしが手に触れて少し痛いのでびっくりします。しかし何だか癖になります。

 

船内の窓から餌やりをしていたら、こんな至近距離でカモメがみられました!

 

 

お昼ご飯を食べに再び夕日会館へ

 

店内からの眺め。全身で日本海を感じられます。

 

お昼ご飯は夕日会館の2Fにある「夕日レストラン」で食べました。店内の海側はガラス張りのため日本海を眺めながら食事できます。村上産の海の幸を使用したメニューが多く、どれも美味しそうで何を食べるか悩みました。お支払いは現金のみです。

 

地のりたっぷり藻塩らーめん 1,300円(税込)

 

国産の海苔を乾燥させた地のりがたっぷり乗っていてスープが透き通っていました。ちぢれ麺で食べる度に塩味と海苔の磯の香りが最後まで堪能できます。チャーシューはホロホロで非常に美味しくて満足の一杯でした。

 

鮭とはらこの親子丼 2,200円(税込)

 

ごはんはふっくらとなめらかでほんのりと甘味のある味わいがあります。その上にプチプチしていて噛むと旨味が広がるはらこ(いくら)と、絶妙な味付けのほぐした鮭が乗る豪華な一杯。どんぶりのすべての具材が合わさると、それぞれの甘味や塩気が一層豊かに感じられて、どんどん箸が進みました。日本一おかずに合うとPRされている村上産の「いわふね米」を使用しています。

 

南蛮えび味噌らーめん 1,300円(税込)

 

笹川流れの大きな南蛮えびが丸ごと2本入っていて、スープにも南蛮えびの旨味が溶け込んでいるのが一口で分かります。スープはコクがありつつもさっぱりとした後味で、最後の一口まで味わい深く食べられました。

 

まとめ

今回訪れた「笹川流れ」は広大な日本海と奇岩が織りなす迫力ある景観に圧倒されました。遊覧船でのカモメとのふれあいや村上の海の幸を堪能できる食事があり、心もお腹も満たされる旅でした。この「笹川流れ」の感動を、ぜひあなた自身の目で確かめに来てください!

■笹川流れ観光汽船
住所:〒959-3665 新潟県村上市桑川975-44

TEL:0254-79-2154

HP:https://www.sasagawanagare.co.jp/

 

■道の駅笹川流れ(夕日会館)
住所:〒959-3665 新潟県村上市桑川891-1

TEL:0254-79-2017

Instagram:https://www.instagram.com/yuuhikaikan_official/?utm_source=ig_embed&ig_mid=3EE200E3-AF1F-4BF9-99D5-10FCDD6FBDF4

 

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