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2025.10.21

学生と社会人、一緒に考えるキャリア 新潟で合同ワークショップ

鮭プロジェクト事務局
にいがた鮭プロジェクトのサポーター企業と学生メンバー「チームいくらちゃん」の合同ワークショップが9月11日、新潟市中央区の新潟日報社分館で開かれました。社会人と学生が対話を通して、仕事と私生活の「キャリア」を思い描きました。

  • 1、ファシリテーターはInquiry合同会社の山本一輝さん
  • 2、社会人と学生 対話を通して自らのキャリア考える
  • 3、交流会で“先輩”“後輩”の触れ合い

1、ファシリテーターはInquiry合同会社の山本一輝さん

 

ワークショップは社会人と学生の約20人が参加。ファシリテーターに人材や組織の開発に関する伴走支援などを行うInquiry合同会社の代表社員CEOの山本一輝さんを迎え、4、5人のグループで和気あいあいと会話をしながら進められました。

社会人と学生がテーブルを囲んだワークショップ

 

山本さんは変化の激しい現代において学び続ける必要性や、若者の「どこでも生きていける」技能習得への高い意欲に言及。「仕事を生きたい人生の表現手段と捉えたとき、自分だけの理想のキャリアを創作するためにアイデンティティを探求しよう」と語り、参加者それぞれの価値観を見つめ直すことを呼び掛けました。

 

2、社会人と学生 対話を通して自らのキャリア考える

 

まずは自分が大切にしたい価値観について、カードを使いながら探求しました。「人間関係」「優しさ」「冷静」…などと書かれた1枚1枚から大切にしたい価値観を選んだり、その言葉と自分の関わりを配置で表現したり。「相手への思いやりは大切。そうすれば自分も助けてもらえる」、「挑戦できる環境が自分を成長させてくれる」などと会話が弾みました。

 

カードを使いながら自らの価値観を見つめ直します

 

その後は大切にしたい価値観を元に、自分の人生の各年代で「子育てに全力投球」「50代で学び直し」といったやりたいことを書き出しました。生きたい人生のイメージや、その実現に向けてやるべきことなども振り返り、社会人は学生の意欲に、学生は社会人の人生経験に触れ、それぞれの気づきを得ながら自らの「キャリア」に思いを巡らせました。

 

社会人と学生がお互いの思いを共有しながら進みました

 

3、交流会で“先輩”“後輩”の触れ合い

 

最後の交流会は、大学生がジュースで行う乾杯の音頭でスタート。各企業の社員がそれぞれの会社の魅力を紹介しつつ、学生の未来を願うメッセージを贈りました。「一緒に新潟をより良くしていきましょう」「学生のうちに多くの人と関わり、何事にも全力で取り組んでほしい」「失敗しても、これで学べたと納得できるかだよね」―。少し先を行く“先輩”として、学生を温かく見つめていました。

 

自己紹介とともに、学生へ熱いメッセージを贈る参加者

 

長岡中央青果株式会社の恩田賢さん(41)は「学生には将来を見据えるきっかけに、社会人には魅力ある会社作りへの刺激になった。交流を通してお互いが高め合い、新潟の活気につながっていく」と話していました。

 

一緒に何かをふむふむ…

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