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2022.07.01

新潟から上京した大学1年生らが首都圏で交流

鮭プロジェクト事務局
本県出身学生を対象とした新入生歓迎会が5月29日、神奈川県川崎市の専修大学サテライトキャンパスで開かれました。
専修大学のほか、いずれも新潟県の協定大学で、国士館大学、玉川大学、帝京大学、日本工業大学などに参加を呼び掛け、会場には7人、オンラインでは5人の計12人が参加しました。

  • 1.先輩社会人が新潟での暮らしを語る
  • 2.クイズで新潟を知り楽しく交流

先輩社会人が新潟での暮らしを語る

 

歓迎会は、長岡市出身の芸人中静祐介さんの進行でスタート。専修大学ら5大学のキャリアセンター担当者からの挨拶のあと、Uターン就職した本県の若手社会人3人が、それぞれの学生時代の様子、現在の新潟での生活や働き方について語りました。

新潟県入庁5年目の廣瀬翔太さんは、県外の大学に進学した当初は新潟に戻ることを考えていませんでしたが、一度外に出たことで地元の良さに気づかされたそうです。「地元愛を強く感じて、地域に貢献したいと思うようになり、新潟県庁を第1希望に就活しました。県職員は県内のいろんな地域で勤務できることも魅力の一つだと感じています」と話してくれました。

 

本間組に入社して5年目の高野賢太さんは、新潟が好きで県外の大学を卒業して本県の企業に就職。県外での学生時代は満員電車が自分には合わないと感じており、「現在はマイカー通勤でストレスなく通勤できています」と新潟での通勤について説明。会社では採用担当を経て購買部で資材調達を担当しながら、充実した社会人生活を送っていることを語ってくれました。

 

新潟日報社に入社して5年目の天谷友紀さんは、大学進学時から新潟に戻る気持ちがあり、地元重視で就職活動をしていたそうです。「自分自身が取材を受けた経験もあり、新聞記者の仕事に興味を持って入社試験を受けました。現在は経済記者クラブで、様々な企業の方と接する機会があるので刺激になっています」と話してくれました。

 

会場の学生からは「今の会社に入社したいと思ったタイミングときっかけは」「就活に向けて1年から準備しておいた方が良いことは」「今はオンラインでの就活が中心だが、当時はどうだったのか」など次々と質問が出ました。

 

入社の動機について高野さんは、「金融や食品など複数の業界を受けていたが、新潟は建設業が多く、中でも本間組は海での工事が得意で、他がやっていない仕事ができるのが面白そうと思った」と自身の体験を振り返りました。学生たちは3人の話を聞き、新潟で働くことについてイメージを膨らませていました。

 

 

クイズで新潟を知り楽しく交流

 

 

第2部は「新潟のそいがー!クイズ大会」を開催。会場3チーム、オンライン2チームの計5チームに分かれ、正解で与えられる得点で順位を競いました。

クイズは動画を見て新潟の市町村や企業を当てる問題や、柿の種のメーカーを当てる問題、県内の町村を1分以内でどれだけ書けるかなどが出題され、皆で相談しあいながら楽しく交流しました。

 

「新潟ナンバーワン」をテーマに、新潟県が1位でないものを選ぶ選択クイズでは、①中学男子卓球部員数(中学男子100人当たり)②新幹線の駅数③枝豆の作付面積④チューリップの球根出荷量⑤切餅・包装餅の出荷額、の5つの選択肢を出題。学生たちは難問に頭を悩ませながら、回答を一緒に考えてコミュニケーションを深めていました。

 

(ちなみに答えは④。県の花に指定されているチューリップは、切り花の出荷量は日本一ですが、球根の出荷量は富山県が1位)

クイズ大会は、オンライン参加の「トッキッキチーム」が優勝。景品として「佐渡セット」を獲得しました。

 

今回のイベントについて参加した学生からは「新潟出身の知らない人とも知り合えたし、同じ大学でも初めて交流する人がいて楽しかった」「Uターンした社会人の方々のお話を聞けて、就職のビジョンが少し明確になった」「知らなかった新潟の良いところを再発見できた」といった感想が聞かれました。

 

高校を卒業し、県外に出た学生のみなさんにとって、「新潟出身」を共通項に新たな交友関係づくりのきっかけになったイベントでした。新潟県のLINE「YOU TURN」ターンではイベントの参加案内も随時発信中です。

 

 

 

 

 

■専修大学サテライトキャンパス

神奈川県川崎市多摩区登戸2130−2

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