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2023.06.09
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-お店を始めたきっかけは何ですか?
赤澤さん:知人から声をかけてもらったことです。去年の9月、前の仕事を辞めた日に「ピザ屋をやらないか」と声がかかりました。次の日にお店を内見して大家さんを紹介してもらい、お店を始めることを決めました。そして11月にオープンしました。前職をやめた次の日から年末くらいまでノンストップでした。
(取材を受ける赤澤竜也さん)
-前の仕事は何をやっていたのですか?
赤澤さん:ほぼずっと飲食店です。新潟調理師専門学校を卒業した後、某珈琲店で1年ほど、新潟市のイタリアンレストランで6年ほど、キッチン兼任ホールとして働いていました。楽しかったし、いいお店だったので6年間続けられました。調理よりも接客でお客さんとしゃべる方が楽しくて、ホールの仕事が大好きでした。その後飲食業界をいったん離れ、営業の仕事を3か月ほどしていました。でもやっぱり、接客が好きだったので飲食に戻ってきました。
-なぜピザ屋を選んだのですか?
赤澤さん:ここにもとからピザ釜があったからです。接客をしたいという思いが第一にあったので、もしピザ釜がなかったらここは今頃カフェだったと思います。自分で接客をやりたいという思いが先で、売り物を決めたのが後なんです。売り物をどう売ろうかなではなくて、自分の接客で何を売ろうかなという感じです。
(ピザを2枚焼いていただきました!画面手前:マルゲリータと、画面奥:スモークサーモンとリコッタチーズです)
-食材やメニューへのこだわりはありますか?
赤澤さん:日替わりメニューに季節感を出しています。
年配のお客さんが多いので、わかりやすくシンプルな食材で味が伝わりやすいメニューにしています。私自身が飽き性なので、日替わりを作ることで、自分が飽きないようにする意味合いもあります。
(赤澤さん手書きのメニュー黒板です!亀モチーフのお店ロゴがかわいい・・・)
-「接客好き」「地域のためのピザ屋」などと紹介されている記事を見ました。それについてはどう思いますか。
赤澤さん:間違いではないですね。「地域のため」と意識しているわけではないですが、結果的に地元のためになっているかもしれません。他のピザ屋さんやコーヒー屋さんに怒られるかもしれないですけど、僕にとってピザとコーヒーはコミュニケーションツールで、お客さんとの繋がりをつくるものなんです。
-これまでお店をしていて嬉しかったエピソードはありますか
赤澤さん:この前泣いてしまったことがありまして。というのは、もともとお菓子作りが好きで、お菓子を作りたい気持ちを消化するために時々琥珀糖を作って配っていたんですよ。そしたらお客さんの娘さんが「これプレゼントです」って琥珀糖を作ってきてくれて!まさかお客さんから琥珀糖をいただけるなんて思っていなかったので、嬉しすぎてお客さんが帰った後に泣きましたね(笑)。
(赤澤さんが作った琥珀糖)
-赤澤さんはとても共感力が強いのですね・・・!
そんな赤澤さんが抱いている、今後の目標を教えてください。
赤澤さん:世界一のピザを作るとか言えたらかっこいいんですけど・・・。目標というよりできればこうしたいっていう願望は、「来店したお客さんを全員覚える」ですね。これは常に意識してやっていたいですね。人と話していたい以上のことがないし、話すこと以外に自分の得意なことがないので「死ぬまで接客する」が目標です。
お客さんの顔を「覚える」のではなく「思い出す」ということを意識されていました!
次回の「つながる」では、「鮨 和食 ながしま」の長嶋直人さんをご紹介します!お楽しみに!
■Pizza tartaru-タルタル-
住所:新潟県新発田市上内竹861-9
電話:090-7576-5401
Instagram:@tartaru_niigata