まじわる
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―弥彦について簡単に紹介してください
三富さん:ざっくり言うと2400年の歴史がありますので、私ごときが語れるようなものではないんですけど(笑)弥彦と言ったらまず彌彦神社でしょう。それと、弥彦山がありますので、以前はそれが主流で、ほとんどの人が弥彦と言えば彌彦神社と弥彦山というイメージを持っていたと思います。近隣の小学生は、弥彦山の登山が当たり前でしたし、画板を持って行う写生大会もよく行われていました。今のように観光地として訪れるというよりは、弥彦と言えば神社への参拝や登山という人がほとんどだったと思います。
(お話しをうかがった弥彦観光協会事務局長 三富克是さん)
―それからどのように変わっていったのですか?
三富さん:私が弥彦で勤め始めたのは1980(昭和55)年ですが、その頃に来られるお客さんは、バスで来ても電車で来ても、旅館に泊まりに来ても、ほとんどの方が彌彦神社でお参りをする参拝客でした。それが、1982(昭和57)年に新幹線が開通して、観光ブームの第一波がきたんですよ。新幹線できて、途中の燕三条、長岡からバスで観光に来るという方々が多くなりました。観光ブームが爆発したのは1989(平成元)年、高速が開通したときです。観光地として脚光を浴びるようになり、さらに観光客が増えました。
(初取材でドキドキの佐藤(左)と布川(右)でした)
-今の弥彦のお勧めは何ですか?
三富さん:やはり弥彦に来たら彌彦神社には行っていただきたいです。彌彦神社は一説によると2400年位昔からあると言われていて、古事記や万葉集にも詠われていています。予約制ですが神社で観光ぼらんてぃあガイドをやっています。新型コロナウイルス前は年々、需要が増えていました。やっぱり歴史はお金を出しても作れないので、そこは強みにしていきたいです。
弥彦山も昔からあり、今も登っている人はたくさんいますし、ロープウェイで行って山頂でゆっくりするのもいいです。ここ3、4年で訪れていただく客層が少しずつ変わり、若い方が多く来ています。弥彦駅近くに直売所やフードコートが集まる「おもてなし広場」ができてからは、スイーツなどを召し上がっていただく方もたくさんいます。また、街歩きというものも推奨しています。街の中を歩いてもらいたいです。
(なんと新潟に稲作を伝えたのは弥彦の神様だった!)
2400年前って何時代でしょう。歴史の重みに驚きました。お話をうかがう中で「弥彦の神様は女性なのでカップルで行くと、神様が嫉妬して別れちゃう」という都市伝説は本当なのでしょうか、と質問をぶつけてみました!答えは「No!」「そんなことはありません。実は弥彦の神様は男性なので。笑」「新潟に稲作を伝えたのは弥彦の神様なんですよ!」とまたまたびっくりでした!!
次回の連載2回目は、弥彦と周辺地域との連携、海外発信への取り組み、11月のイベントについて紹介します。是非ご期待ください!!
2024.09.11 JOIN
2024.05.03 JOIN