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2023.01.29

大学生が魚沼市の食や職(仕事)の魅力に触れる

鮭プロジェクト事務局
首都圏の大学に通う大学生が、魚沼市の食や職(仕事)の魅力に触れるモニターツアー「うおぬまSHOKU(しょく)ザンマイ」が2022年11月、行われました。魚沼市から事業委託を受け、鮭プロ事務局が企画、運営にあたりました。1、2年生約20人が1泊2日の行程で同市を訪れ、豊かな自然や食を楽しみ、市内に拠点を置く企業や名所を巡って秋の魚沼を満喫しました。

  • 1.郷土料理味わい地元主婦と交流。人気スポット巡る
  • 2.開放的なオフィスや最新設備備えた工場へ
  • 3.多くの魅力を発見した学生たち

1.郷土料理味わい地元主婦と交流。人気スポット巡る

 

「うおぬまSHOKUザンマイ」に参加した大学生は、留学生を含め3分の2が本県以外の出身者。初日の昼食では、地元主婦が手作りした山菜などを使った郷土料理を味わい、新米コシヒカリのおにぎりをほおばりました。

 

(地元の食材をふんだんに使った郷土料理を楽しみました)

 

学生たちは地元の主婦から手ほどきを受けて、笹団子づくりにも挑戦。団子をなかなかうまく笹の葉で包むことができず悪銭苦闘する場面もありましたが、お母さんたちからアドバイスを受けながら、交流を楽しみました。

 

(地元の主婦から笹団子作りを教わりました)

 

さらに、「日本のミケランジェロ」とも称され、幕末から明治の初めにかけて活躍した彫刻家・石川雲蝶の名作が伝わる西福寺も訪問。作品の精巧さや鮮やかな色彩に感嘆の声が上がりました。

 

初日の締めくくりは、車窓から紅葉を楽しもうと只見線に乗車。人気のローカル線に乗りながら、学生たちは秋の魚沼を堪能しました。

 

(人気のローカル線「只見線」に乗り込む学生たち)

 

宿泊先の温泉宿では、温泉につかってリラックスし、星がきらめく夜空も堪能。魚沼市の印象やどうしたら同市の魅力が若者に伝わるかなどをテーマにワークショップを開催し、学生目線で魚沼市の印象などについて意見を交わしました。「情報が少ない。もっとSNSを活用して発信してはどうだろうか」。ワークショップには内田幹夫市長も駆けつけ、膝を交えて学生たちと意見を交わしました。

 

(魚沼市の印象などを話し合ったワークショップ)

 

 

2.開放的なオフィスや最新設備備えた工場へ

 

ツアー2日目は市内にある企業へ。「おしゃれで開放的なオフィスでとても働きやすそう」。大手企業から受託したコールセンター業務などを行うプレステージ・インターナショナルの新潟BPO魚沼テラスを訪れた学生たちは、都内のベンチャー企業のようなおしゃれなオフィスを見て、少し驚いた様子でした。

 

魚沼テラスは、元役場をリノベーションし、市民が気軽に利用できる共有スペースのほか、大手メーカーのキャンプ用椅子やテントなどが置かれ、社員が会議や休憩に使っているオフィスもあります。中にいるとここがのどかな農村地帯の一角にあることを忘れそうになるほどでした。

 

(キャンプギアを配したオフィスを訪れた学生たち)

 

最新の設備を備え、人気の冷凍うどんやパックご飯を生産しているテーブルマーク魚沼水の郷(さと)工場(同市十日町)も訪れました。実際に試食もし、「これが冷凍商品とは驚いた」といった声が上がっていました。地方には、さまざまな企業が拠点を置き、人々の生活を支えていることを体感しました。

 

(最新設備を備えた冷凍食品の生産工場を見学する学生たち)

 

 

3.多くの魅力を発見した学生たち

 

ツアー終了後、学生たちが魚沼市の魅力について感想を寄せてくれました。以下、主なものを紹介します。

 

魚沼市には米や雪のほかにも魅力があると感じた。その魅力としては食事、風景があげられると思う。一日目の昼の食事では、郷土料理をいただいたが、その食事はとてもおいしく、お米が引き立つ味のテイストでとても素晴らしかった。加えて、自分たちで作った笹団子は市販のものよりも、甘味が控えめに作られていると感じた半面、笹のにおいを強く感じ、とてもおいしかった。また、途中から乗った只見線では時期の紅葉が彩られとてもきれいだと感じ、石川雲蝶の彫刻を見に訪れた西福寺の大浦・開山堂でも紅葉が素晴らしかった。お風呂上りの夜に少し外を散歩していて空を見上げた際に、星と月が鮮明に見えとてもきれいだった。特に都会では街頭やお店の明かりが多く安心できる反面、星や月などはきれいに見えないため、魚沼市の夜景がよりきれいに感じた(大学1年・男子学生)

 

魚沼にはどのような魅力があり、どのような企業があったりするのかなどを少しは理解することができた。私は長岡市出身だが、魚沼市にはあまり行ったことがなく、今回体験してとても新鮮だった。特に西福寺は知らなかったが、とてもうつくしい彫刻でとても感動した。地元の人々はとても温かく、交流していて楽しい気持ちになれた一人暮らしを初めてから、あまり人と関わりをもってこなかったので、久しぶりに人と関わる時の温かさを感じた。魚沼市は食べ物がおいしかったり自然が豊かだったり、とても住みやすい環境だと思う。特に、都会で暮らしで疲れた人には癒しになると思う。近年は新型コロナウイルスなどにより、都会から地方に移住する人が増えてきているので、魚沼市も移住する際の候補にぜひあがってほしい(大学1年・女子学生)

 

新潟出身ということもあり、魚沼に訪れる前からお米、雪や紅葉などの自然が魅力であるというようなイメージがありました。今回、実際に訪れた際も、お米だけではなくて、魚沼で採れた山菜や野菜、深雪マスなど、あまりイメージのない食材もとてもおいしかったです。また、只見線から見る紅葉や山々がとても綺麗で印象に残っており、春夏秋冬すべての季節の景色を見たいと感じました。また、夜は星空がとても綺麗で、天体観測にうってつけな場所であると思いました。そして、最大の魅力は、魚沼市の方々がとても温かく迎えてくださったことです。どこの施設を巡っても、優しく、明るい笑顔で溢れていて、親しみやすい方がとても多かったです。この2日間でお米や自然だけではい、多くの魅力を感じました(大学1年・男子学生)

 

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