まじわる
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Phoenix Robotsの創設から世界大会を目指すまでの経緯について、Phoenix Robots創設者で長岡高専OBの山岸開さん(現在はPhoenix Robotsの拠点がある、ながおか新産業創造センターで株式会社FieldWorksを経営)にお話を伺いました。
―Phoenix Robotsを創設しようと思ったきっかけを教えてください。
山岸さん:Phoenix Robotsは高専ロボコン時代の仲間と2人で創設しました。創設しようと思った当時、全国的に比較的新たな競技であるRobo Masterがとても注目されていて、挑戦してみたいと思い、ロボットチームの結成を決心しました。また、学部時代の学生ロボコンで負けてしまって本当に悔しかった相手である豊橋技術科学大学の学生が、Robo Masterを始めると聞いたことも理由の一つです。
長岡高専から東京大学や筑波大学など、他大学に進学したロボコンを一緒にやっていた仲間たちも、Robo Masterなら、遠隔で一緒に参加する事ができるのが高専ロボコンや、学生ロボコンにはないRobo Masterならではの魅力の一つだと思います。
―メンバーはどうやって集めたのですか?
山岸さん:高専時代や長岡技術科学大学の学部時代にロボコンを一緒にやっていた仲間や、ロボコンをやっていた知り合いにひたすら声をかけていました。これまで長岡高専と長岡技術科学大学でそれぞれロボコンを一緒にやってきた仲間たちが、一丸となってロボコンができたら面白いなと思い、色々な人を誘いました。
<結成当初の集合写真>
―結成当初はどのように活動していたのですか?
山岸さん:初期は場所もお金も無く、0からのスタートでした。
長岡技術科学大学の近くでPhoenix Robotsの本拠地として使える施設を探していた時に、現在入居しているNBIC(ながおか新産業センター)に出合い、偶然NBICのセンター長を長岡高専時代の先生が務めていたのがきっかけで、入居させていただける事になりました。
初期は活動費用も少なかったため、拠点で使用する物品はそれぞれのメンバーが持ち寄ったり、もらい物を活用したりして活動していました。
とはいえ、ロボットの開発に必要なパーツなどはお金がかかるので、わずかな資金をほとんど全てロボットにつぎ込んでいました。
また、企業の方で工作機械をくださった方が多くいらっしゃったおかげで、活動を行うことができていました。
今思うと色々な人の優しさに支えられていました。
活動を開始したのが2020年の3月でコロナ禍が本格的に始まる直前だったので、あと一か月結成の時期がずれていたらと思うと本当に恐ろしいです。
<結成当初の拠点での活動風景>
3、夢の初参加
―コロナ禍を乗り越えての世界大会なのですね!
高橋さん:そうですね。コロナ禍でこれまでは世界大会出場がかなっていませんでしたが、今年初めて参加できることになりました。
これまで夢だったものが現実となる事に非常にわくわくしています。
現在は大会に向け、ロボットの開発、大会出場に必要な費用の協賛を募集しています。
大会まで残り約一か月、全力で挑戦していくのでぜひ応援よろしくお願いします!
<編集後記>
今回はロボットチーム”Phoenix Robots”を取材しました。自分は高専に在学しているため、ロボコン部に所属する友人もいながら、自分は全く縁がありませんでしたが、ロボコンという競技に対して、技術面からマネジメント面まで、様々な面における物事のハイレベルさに度肝を抜かれるばかりでした。Phoenix Robotsの世界大会への挑戦を心から応援しています!
—Phoenix Robots
〒940-2135
新潟県長岡市深沢町2085-16
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