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2023.08.03

遊園地「サントピアワールド」①|新潟で愛され半世紀

あいびす
皆さんこんにちは!あいびすです!
本格的な夏を迎え、皆さんはどこかにお出かけする予定はありますか?そこで、長年新潟で愛され続け、たくさんの喜びや楽しさを与えてきた遊園地、「サントピアワールド」なんていかがでしょうか?
今回、私たちはそんなサントピアワールドにお邪魔して、今に至るまでの歴史やアトラクション、そして、高橋修園長(66)の思いなど、たくさんの知られざるエピソードを伺いました。第1回では、サントピアワールドの歴史と、サントピアワールドならではの強み、第2回以降では、アトラクションについてご紹介します!
思わずサントピアワールドに行きたくなるような、心躍るお話をたくさん伺いましたので、全3回の記事をどうぞお楽しみください。

  • 1、未経験で遊園地の園長に転身
  • 2、原動力は人の思い
  • 3、バカらしさを本気に挑戦

1、未経験で遊園地の園長に転身

 

―サントピアワールドの歴史についてお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか。

 

高橋さん: 1976(昭和51)年4月25日に、「安田アイランド」としてオープンしました。そこから、1998(平成10)年にサントピアワールドに名称を変更しています。その後、2011(平成24)年に1回倒産して、民事再生法の適用を受けました。その間にもいろいろなことが目まぐるしくありました。

 

―名前を安田アイランドからサントピアワールドに変更したのには何か理由があるのですか。

 

高橋さん:リニューアルオープンということで約8か月休んで、いろいろな施設を作ったり新しい遊具を導入したりしました。したがいまして、リニューアルオープンということですね。

 

―歴史がある遊園地ですね。次に、高橋園長のこれまでの経歴についてお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか。

 

高橋さん:私は生まれも育ちも阿賀野市です。ここへ来る前は、航空機の部品を作っていました。

 

―サントピアワールドの園長になるきっかけは何だったのでしょうか?

 

高橋さん:民事再生法の適用を受けたときより、ほんの少し前にサントピアワールドの運営会社社長が亡くなりました。私が当時勤めていた会社の社長が運営会社の社長選任を頼まれました。それで社長から打診され「じゃあ行ってみましょうか」ということで、ここへ来ました。

 

―全くの未経験から始めたということですか?

 

高橋さん:そうですね。遊園地を運営したことがなかったので、いろいろ数字を見たりしながら、これはやばいぞという感じでした。

 

―そうだったのですね。数字とかを見てショックを受けられたという感じですか?

 

高橋さん:もともと能天気な性格だと思うので、ショックというよりも、「う~ん。どうしようかな」という感じでした。

 

<今回お話を伺った高橋園長。アロハシャツがとても素敵でした!>

 

2、原動力は人の思い

 

―そこから今の状態に立て直したのは大変だったと思うのですが、その原動力となったものは何でしょうか?

 

高橋さん:やっぱり人の思いですね。ここは人の思い出がたくさんある場所です。私が来た時は、開園して40年という時期でした。安田アイランドの時から携わってくれた人の思いと、お客様の思いがものすごく詰まっている場所だということをすごく感じた。この場所を無くしては、まずいだろうという思いはあります。

 

―園長さんのサントピアワールドへの愛情もひとしおだと思います。このサントピアならではの魅力や他のテーマパークと比べたときの強みは何かありますか。

 

高橋さん:他のテーマパークといわれているところと、そんなに変わらないと思います。社員みんなが思いを持って、来てくれる人を「幸せにしたい」「笑顔にしたい」と思ってやっていると思う。それはもう間違いなくうちだけの話ではない。ただ、自分の地元がかわいいと思うのは誰しもが思うこと。その思いの違いだけがあると思う。

それと開園してもう50年になるので、親子三世代が通った遊園地という違いがあるのかもしれないね。あとはローカルな遊園地のわりに、遊具がいっぱいあることかな。32くらいあるのでね。

 

―私も小さい頃、5回ほど家族で遊びに来たことがあります。

 

高橋さん:そうなんだよ。このサントピアワールドは家族の温かい思い出を作る場所になっていると思います。あと他の遊園地とちょっとだけ違うのは、本気出してバカらしさに挑戦している遊園地かもしれない。

 

3、バカらしさを本気に挑戦

 

―本気出してバカらしさですか……??

 

高橋さん:そう(笑)本気出してバカらしさに挑戦している遊園地。これも、お客さんに楽しんでもらいたいということに尽きるのかもしれないね。

 

―新型コロナウイルスの影響で経営が悪化し、クラウドファンディングを行ったサントピアワールド。その支援によって2020年10月に誕生した「ぎりぎりアトラクション」。「爆速メリーゴーランド」や「ロックアドベンチャーMAX」など、既存のアトラクションに少しの工夫を加えた、他に類を見ないアトラクションが第5弾まで開催されました。そして今年(2023年)は、「最恐大観覧車」が開催中です。

現在開催中のぎりぎりアトラクションは、まさに“本気出してバカらしさ”を体現しているのでしょうか?

 

高橋さん:そうだね。ぎりぎりアトラクションはその最たるものかもしれないね。あれも言うなれば、お金がないからできる業。貧乏のなせる業かな。

 

<ぎりぎりアトラクション、皆さんご存知でしたか?>

 

―では、観覧車の見どころは何かありますか?

 

高橋さん:佐渡が見えることです。今日は雲があるから見えないですけど、天気が良いときは見えます。韓国は見えないけどね(笑)。

 

<観覧車からの景色 残念ながら佐渡を見つけることはかなわず…>

 

―ちなみに、観覧車に乗られることはありますか?

 

高橋さん:乗りますよ。アトラクションの中では観覧車に乗ることが一番多いです。施設の全容が見えるので、どこの樹木を伐採すればよいのか分かります。もう仕事、仕事みたいな感じで乗っていますね。

 

次回、サントピアワールドのアトラクションについて深堀した内容をお届けしますので、お楽しみに!

■サントピアワールド

〒959-2212 新潟県阿賀野市久保1−1

TEL:0250-68-3450

FAX : 0250-68-5072

ホームページ:https://www.suntopi.com/

次回からは、アトラクションレポートを連載します!私たちが実際に乗ったものをご紹介します。もしかしたら乗った気分になれるかも…??ということで、今回はその様子を少しだけお見せします。

 

<入場ゲート前にて、チケット片手にワクワク感でいっぱいでした!>

 

<どこか懐かしさを感じるピエロたち>

 

<鳥居の前に恐竜が……!? 近寄ってみると迫力がすごかったです!>

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