まじわる
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〈プロフィール〉
小原康人(おばらやすと)さん
生年月日 1981年6月24日(42歳)
新潟県長岡市出身、巻地域育ち
―「OC garden」という名前の由来について教えてください!
小原さん:Oは「OC garden」の前身である「小原洋蘭園」、Cは僕が昔経営していた「カイルス」というフラワーショップを表します。
1972年に父が小原洋蘭園として創業したのですが、そこには洋蘭を新潟で普及させたいという想いがありました。その後、僕が洋蘭の生産業だけではなく、アレンジメントなどもできるように事業を拡大しました。そこからさらに事業を広めていきたいと思い、いろんな人のアドバイスをもらいながら、2011年に株式会社OC gardenとして法人化しました。
―小原さんがこれまで行ってきたことについて、詳しく教えてください。
小原さん:最初にやったことは”種まき”です。ネットでの洋蘭販売はそれまでもあったのですが、お店に足を運んでまで洋蘭を買う人はなかなかいませんでした。だから、まずは自分の名前や顔を覚えてもらえるように全国で出店をしました。
─なるほど!人との繋がりをつくるという意味での”種まき”なんですね。
小原さん:そうですね。その結果少しずつ顔を覚えてもらえるようになり、お付き合いで商品を買ってくださるようになりました。
また、商品自体の質を上げるために台湾、シンガポール、ハワイ、エクアドル、コロンビアなど、世界各国から輸入をするようになり、そこから世界の人に名前を知ってもらえるようになりました。こうしてトライ&エラーを繰り返して地道に人とのつながりを増やしていき、商品を買ってもらえるようになったという感じです。
―これまでやっていた洋蘭の栽培から事業を拡大したねらいについて教えてください。
小原さん:お花屋さんは用事がないと行く機会がなかなかないですよね。その中で、どうやったらお店に足を運んでもらえるのかということを考えました。ここでコーヒーを飲んでもらったり、デートで使ってもらったり、大学生が勉強するのに使ってもらったり…。とにかく、花を目にすることができる環境を作ろうと思いました。これも、将来に向けての”種まき”になっていると思っています。
(小さめのギフトセットなど、手に取りやすい商品も取り扱っている)
―様々な事業を行うようになってから、客層に変化はありましたか?
小原さん:変わりましたね! 花を育てるには心の余裕と生活の余裕が必要です。特に蘭は嗜好性の高いものなので、高齢の方が栽培することも多いです。ただ、年齢層の低い人にも、蘭の存在を認知してもらいたいと思ったので、このような複合施設を作りました。店のセンスは抜群だと、僕は思っています。
―確かに!目に優しくて雰囲気も落ち着いていて…。こういう場所でコーヒーが飲めたら素敵だなと思いました。
(緑に囲まれた落ち着いた雰囲気のカフェスペース)
―小原さんから見たOC gardenのウリや特徴について教えてください。
小原さん:事業がたくさんあることです。昔からやっていた洋蘭栽培に加え、この飲食店の運営、開店祝いに飾るようなギフト花の専門業、イベントのプロデュース業、造園業などを行っています。家のカーポートから何まで全部作れますよ。
─造園業まで?!本当に幅広く手掛けているんですね…!
小原さん:そうなんです。造園業は、新型ウイルス禍で得た新しい事業です。雑草を取るなどのサービス面も意識し、結果としては、1年間埋まるくらいの予約を受けました。とにかくどんな状況でも、チャンスに変えることを大事にしています。
―OC gardenに来るお客様にどのように感じてもらいたいですか。
小原さん:僕の店には、若い人もおじいちゃんおばあちゃんも企業の人も来ます。全員がターゲットです。だから、お客様自身で「ここがいい!」と店の魅力を見つけてほしいです。どこを売りたいとかどこを見てほしいとかはありません。全部売りたいし見てほしいです…!
今回は「OC garden」さんの手掛ける事業を中心に、様々なことをお伺いしました。
続く第2回では、店長である小原さん自身にフォーカスを当てていきたいと思います。次回をお楽しみに!
■OC garden
住所:新潟県新潟市西蒲区竹野町2506
電話番号:0256-72-6357
2024.09.11 JOIN
2024.05.03 JOIN