まじわる
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―小原さん自身のことについて、教えてください。
小原さん:中学校までは巻で過ごして、高校はテニスのスポーツ推薦で東京学館に入りました。最後まで何とかやり抜いたものの、スポーツ強豪校でかなり厳しかったです。高校生の時には交換留学生として、カナダの高校にも1年半通いました。大学は横浜の鶴見大学というところです。大学時代はとにかく毎日外に出て、ビールを飲んで色々な人と会っていました。
─大学で勉強しているだけでは得られない経験ですね。
小原さん:そうなんです。そのおかげで、情報量は人の何十倍も持っていましたし、色々な人の知見をいただいたと思っています。サラリーマンなども含め、街中が友達という感じでしたね。
その後は、東京の中目黒でフラワーデザイナーとして、テレビ撮影のバックで飾る花などを作っていました。頭の隅に小原洋蘭園を継がなければならないという思いはあったかもしれませんが、そこまで意識はしていなかったような気がします。「花をいじれる男ってかっこいいかな」という軽い気持ちでやっていました。そうして2年働いた後、新潟に住む家族を支えるために新潟に帰ってきました。
(店内にはドライフラワーなどを使った飾りや商品も!)
―フラワーデザイナーとしてやっていく中で、学んだことはありますか?
小原さん:営業です。昔はファックスで花の注文を受けていましたが、そもそも店や自分が知られていなかったらファックスは来ません。東京でも花屋が営業をしているのは見たことがありませんでしたので、花屋で営業をすることをビッグチャンスだと思いました。実際に営業をしたら、注文もたくさん入るようになりましたね。
―OC gardenさんのSNSを見ると、商品だけでなくスタッフの方もたくさん載っていて楽しそうだなという印象を受けました!SNSでの発信で工夫されていることはありますか?
小原さん:「全員でやる」ということです。シフトにSNSの運用も組み込んでいます。50代のスタッフも、10代20代のスタッフに教えてもらいながらSNSでの発信をしています。これはSNSに限ったことではなく、他のことも全員で行っています。例えば、キッチン担当も花のアレンジも、新商品の開発も全員でやります。スタッフ皆、毎日やっていることが違うんです。そうすることで新しいものが生まれるし、働いていても楽しいと思います。
(この大きな飾りは小原さんが30分で作ったとか!他にも店内にはスタッフさんの作品も沢山!)
―経営の中で、小原さんが習慣にしていることは何ですか?
小原さん:誰よりも働く、労を尽くし続けることですね。この10年間休んだことはないかもしれません。仕事していて、社員の顔を見ているだけで幸せな気持ちになります。仕事は好きですし、趣味みたいなものですね。
―今までお話を聞いていて“人とのつながり”を大切にしていることがとても伝わってきましたが、小原さんにとって、スタッフの方はどのような存在ですか。
小原さん:1人雇うというのは、僕はその人の人生を背負っていることだと思います。なので、家族同等レベルで大切な存在です。
─これから取り組みたいことや、考えていることがあれば教えてください!
小原さん:ないものを作っていきたいですよね。それこそ、今経営しているスポーツバーとか、カフェと花屋がくっついたもののような。新しいものを思いついたらチェックを重ねて、確信に変わったものは必ずやります。
―最後に、新しいことに挑戦する人へ向けて、エールをお願いします…!
小原さん:迷ったらやった方がいいです。挑戦する人たちをバックアップする政府の補助もありますし、今は金融機関も話を聞いてくれます。やってみて失敗したら、また復活すればいいんです。人に迷惑をかけたらどうしようなんて思わなくて大丈夫です。迷惑かけたくらいの方が、人に愛着を持ってもらえることだってあります。人を巻き込んで何か物事を始められたら、最高ですよね!
終始明るく、楽しそうにお話を聞かせてくださった小原さん。
様々なことにチャレンジし続ける小原さんの姿勢を見習って、チャンスを逃がさず一歩踏み出していきたいと思いました!
■OC garden
住所:新潟県新潟市西蒲区竹野町2506
電話番号:0256-72-6357
2024.09.11 JOIN
2024.05.03 JOIN