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2024.11.05

従業員第一の考え方|【新発田・長岡・新潟コース】新潟太陽誘電株式会社

鮭プロジェクト事務局
新潟県外の大学などに通う1、2年生を対象にした県内企業見学バスツアーが今夏も行われました。
8月と9月に計3回行われ、9社を訪問。学生は延べ28人が参加しました。
県内企業の社員に直接話を聞きながら仕事現場に触れる本ツアー。学生は本格的な就職活動にはまだ時間がありますが、先輩たちとの気さくな交流が県内就職への具体的なイメージを描く手がかりとなったようです。
魅力ある各社の訪問の様子を紹介します。

 

 

ツアー第2弾となった8月30日【新発田・長岡・新潟コース】の1社目は新潟太陽誘電株式会社(上越市)を訪問しました。

 

会社に入ると迎えてくれるディスプレイ。世界に広がるグループ会社も示されている

 

■担当者による会社の説明

 

新潟太陽誘電は積層セラミックコンデンサを製造する電子部品メーカーです。

積層セラミックコンデンサとは電気を一時的に蓄えたり、ノイズを除去したりといった働きで、さまざまな電子部品に搭載されているそうです。担当者は、あるスマートフォンを例に挙げながら「スマートフォン1台あたり、1,000個以上の積層セラミックコンデンサが搭載されている」と説明。いかに重要な電子部品であるかを解説しました。

 

また、電気自動車や情報インフラの整備など幅広く使われていることから、「幅広い産業で必要とされており、今後も世の中の進化に比例して需要の拡大が予想されている。総合的に見て需要がゼロになることはない」と話しました。IoT化のさらなる進行を見据え、今後5年間の需要予測を140%としました。

 

担当者による説明

 

■工場見学

 

製造にはいくつもの工程があり、工程に沿って工場を見て回りました。工場内部は整然と機械が並ぶ清潔な空間でした。

 

<写真2枚・・・>

 

社員食堂も見学しました。従業員が健康に働けるようにという健康経営の取り組みの一環として、野菜の取り放題などを実施しているそうです。連日の暑さが続いていたこの日は、アイスを無料で食べられる「アイスキャンペーン」を行っていました。

 

ガラス窓が広がる食堂

 

■社員との交流

 

最後には入社2年目の社員から話をうかがいました。県外の大学院で制御について学んだ後、地元にUターン。就職先は上越市周辺、自分のやりたいことができるか、休日が取得できるかといったことを軸に検討したそうです。

 

この社員が新潟太陽誘電の魅力としてまず挙げたのは「従業員第一の考え方」でした。2023年度の有給休暇取得率は89・1%、育児休業取得率は女性100%、男性71・4だそうです。「福利厚生や有給休暇取得の推進に積極的です」と話していました。

 

 

また、新潟太陽誘電は入社から管理職まで職務に応じた研修制度を整備しているそうで「手厚い新人教育」にも言及。「基礎を学んで現場に配置される。入社後に使うようになったプログラムも、研修を受けられたので安心して働けている」としました。

 

就職活動時や就職後について話す若手社員

 

協力してくださった社員の方々

■新潟太陽誘電(株)

〒942-0145 新潟県上越市頸城区上吉197−8

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