はたらく
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巻高校では、本プログラムを1年生の「総合探究」授業の一環として実施しています。
教科書にはない問題や正解のない問いにどのように解決策を見出すのか。また、高校や大学での学びがいかに社会で生かされるのか。社会人を講師として実際の課題や実体験をもとに、より実践的な学びとするのが狙いです。
同高の教員は「社会に出れば明確な答えがなかったり、複数の選択肢があったりする問題に直面することもある。考える力を養ってほしい」と話します。
若手社員が熱意を込めて生徒へ語りかけた「鮭プロ×キャリア教育」
講師役となった企業7社の社員は、業界も卒業した大学の学部もさまざま。生徒は多彩な顔ぶれから、自らの志向に合わせて受講する講義を選びました。
社員は高校時代の過ごし方や大学での専攻、現在の仕事などの話題を通して、たくさんのアドバイスを送りました。
大学の農学部で学んだ食品開発企業の社員は「食品業界に関わらず、いろいろな分野で知識が生かせる。大学で可能性を広げたい人にも適した学部だと思う」と紹介しました。
建築会社の社員は「その業務をなぜ上司が私に頼んだのかを考えることで成長につながる。皆さんも先生がどのような成長を見込んで課題を出したのか考えながら勉強すれば楽しくなる」と呼び掛けました。
自らの学生時代について話す社員
生徒たちの最終的な目標は、社員から提示された「課題」の対応策を考え、発表まで持っていくこと。
この日、各企業はそれぞれ「職場でのジェンダー平等を目指すには」「新潟県へのUIターンの入社を増やすには」といった課題を伝えました。
社員と生徒が話し込む場面も見られた
情報通信の企業は「身の回りでのICT活用とメリット・デメリット」がテーマ。生徒からは「スマートフォンでドアの戸締りなどができるシステム」といったアイデアと同時に、スマートフォンを紛失した際の危険性などが挙げられました。ほかにも校内販売の弁当の在庫をスマートフォンで確認するアイデアを考えた生徒らには、プログラマーの社員が「在庫のチェックから注文までできるよう整備したほうがいいのかも」とアドバイスしていました。
この授業を受けた女子生徒は「理系のことや仕事内容に興味があった。実際に社会のいろいろな場面で情報サービスが使われていることを知れた。他にもどう活用されているか調べていきたい」と手ごたえを話しました。
メモを取りながら真剣に話を聞く生徒たち
生徒たちは引き続きグループごとに解決策を検討し、今年1月に発表会を行う予定です。
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