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WORK

2025.09.04

『魚沼で全国と繋がる仕事~BPOの魅力と地方で働くという選択~』

2025チームいくらちゃん
こんにちは!チームいくらちゃん3班「おあげさん」です。今回は新潟県魚沼市にある「株式会社プレステージ・インターナショナル新潟BPO魚沼テラス」さんに取材に行き、採用担当としてインターンシップ対応や広報などに携わっている西野花音さん(27)と、自動車関連企業の受付業務のチーム運営を担う磯部春希さん(26)に仕事についてお話をうかがいました!

  • ①会社概要
  • ②魚沼での事業
  • ③地域とのかかわり

①会社概要

 

株式会社プレステージ・インターナショナルさんは、他社のカスタマーサポートを請け負うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を行っています。例えば車が急に動かなくなって困ったときに電話をすると応えてくれるといった業務を、カスタマーサポートのエキスパートとして自動車関連や不動産など幅広い業種から請け負っています。

その対応拠点の一つが魚沼テラスで、地方の人口流出が課題となる今、雇用環境の創造など地域貢献もミッションに、魚沼市の他にも秋田県や山形県など地方に11拠点(2025年4月現在)を設けています。

同社にとって電話はあくまでも最初の接点であり、現場で直接トラブル解決に当たる対応やITを使ったお客様対応の環境整備など、さまざまなサービスを提供しています。そのため各地に設けた拠点を「コンタクトセンター」と呼び、質の高いサービスを提供しようと取り組んでいます。

 

仕事のやりがいなどを語る西野さん(奥)と磯部さん

 

―この仕事についてみての気付きはありましたか?

西野さん:東京から戻ってくることになった時、仕事をどうしようとは思いました。地元企業のイメージはお堅くて自由度が低い印象で、地元企業に染まれるのかなと不安でしたが、この会社について知り、年功序列ではないところや私服で出勤できるところなど、今時な考え方の企業が地元にあるのだなと思いました。

 

磯部さん:クライアントは全国的に知られている企業が多くて、あまり魚沼にいる感じがなく働けるので、首都圏ではない地域の魚沼で、全国有数の会社と仕事ができるんだなという気付きはありました。

 

―仕事での苦労や工夫はありますか?

磯部さん:全国からお電話がくるので、方言の強い方がいると聞き取れないことがあり、相手を余計困らせてしまうことがあります。経験によって慣れていきますが、伝わりやすい話し方をしたり、上手くいったときは書き留めて別のケースに活かしたり、反省して次に活かすようにしています。

 

西野さん:採用担当として、仕事の魅力が伝わりづらく、プロモーションが難しいと感じます。裏方としてお客様を支えているので、電話をとるだけだと思われがちですが、クライアントは大企業や行政という場合もあり、スケールの大きな仕事もできるんですよ。そういった仕事を魚沼でできたり、キャリアが上がるにつれて業務の幅が広がったりする面白さを伝えたいです。この会社の魅力を感じてもらうには見学に来てもらうことが一番だと思うので、オフィスツアーの動画を作って仕掛けづくりに取り組んでいます。

 

 

魚沼テラスさんのオフィスは旧庁舎をリノベーションして活用しており、建物内には旧庁舎時代の形を残したバリアフリートイレなど、かつての面影も残されています。「長く使う」ということを大切にする思いが伝わってきました。

建物だけではなく、社員にも長く働いてほしいという思いから、きれいな内装や福利厚生など、様々な工夫をされています。広々とした休憩スペースはキャンプ用品を並べて、屋内ながらキャンプ場のような雰囲気で、無料ドリンクコーナーも何か所かに設けられ、社員が働きたいと思える環境づくりに力を入れているそうです。

 

キャンプ場のような休憩スペース

開放的なオフィスに設けられた会議室

 

 

②魚沼での事業

 

株式会社プレステージ・インターナショナルさんは、本社は東京ですが、コンタクトセンターは新潟県のほか、秋田県や山形県、富山県など様々な地域に構えています。

各地域で働く場を創り、職業の選択肢を増やすことで人口流出を防ぐなど地域に貢献したいという想いもあるそうです。

 

―地元に戻ってきた際の良い面、悪い面でギャップは何かありましたか?

西野さん:地方だと暮らしやすいですよね。満員電車もなくて車移動って素晴らしいなと思いました。ネガティブな面としては、仕方がないとは思いますが、都会に比べて収入を落とさないといけないところです。あと、仕事の選択肢も少ないです。

 

磯部さん:大学時代に過ごした福井は生活面では魚沼とあまり変わらないのであまりギャップはなかったです。でも、ライブで東京に行ったときに周りは1人1人早歩きだったので地方では他人でも周りが気にかけてくれるところが良い所だと思います。

 

お二人の考える地元魚沼の魅力は自然豊かでのびのび暮らせること、みんなを知っているから怖くない、人が温かいところだそうです。生まれ育った地元だからこそ感じられる「安心感」が、魚沼の大きな魅力だと感じました。

 

 

③地域とのかかわり

 

株式会社プレステージ・インターナショナルさんは地域との関わりも大切にしており、社外イベントや、誰でも入れる1階のワークスペースなどを通じて交流の場を広げています。

 

誰にでも開放されている1階のワークスペース

 

社外イベントでは、様々な方から見学に来ていただいて、「こんな場所が増えれば、より働きやすくて皆が残る選択肢が増える」という声があるそうです。そして、株式会社プレステージ・インターナショナルさん自身も他社を含む企業説明会への参加を通して他社様を参考にして「お互いが協力し合ってより良くしていく」ことを大切にしています。

また、株式会社プレステージ・インターナショナルさんはスポーツにも力を入れており、山形や秋田、富山の拠点では各地の地域に根付いたスポーツを行う女性実業団を設立しているそうです。

 

―応援に行ったことはありますか?

磯部さん:私はバレーが好きなので、長岡市で試合があった時にみんなで応援に行ったり、私は山形のチームと一緒に仕事をするチームだったので、山形に試合を見に行ったりしました。一緒に仕事をしたことがある人が試合に出ていると、「あの人が打った!」と盛り上がります。

 

 

 

まとめ

株式会社プレステージ・インターナショナルさんでの仕事は地方にいながら全国とつながることができ、その拠点の一つが新潟の魚沼にあります。今回の取材を通して、同社が「建物を長く使う、社員が長く働けるように工夫する」といった姿勢を大切にしていることが伝わってきました。魚沼での暮らしやすさや仕事のやりがい、地域とのつながりといった要素は、企業と働く人側の双方にとって大きな魅力となっています。都会で働くことに魅力を感じる人も多いかもしれませんが、地方だからこそ実現できる働き方にも目を向けてもらえたら嬉しいです。

 

新潟県立大学 3年 土屋 まり子 (撮影:新潟大学 3年 佐藤 野々花)

磯部さん、西野さんのたすいち

『魚沼から世界を救う!』

■株式会社プレステージ・インターナショナル新潟BPO魚沼テラス

住所:〒946-0073 新潟県魚沼市大沢213番地1

TEL:025-795-6222

HP:

株式会社プレステージ・インターナショナル https://www.prestigein.com/

魚沼テラス https://www.pi-recruit.jp/uonuma/

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