はたらく
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2025.10.07
第1弾(8月19日)の1社目の訪問先は、2025年3月に開業10周年を迎えた「えちごトキめき鉄道」(上越市)。上越地域を結ぶ重要な鉄道インフラとして、沿線地域の暮らしを支えています。また、沿線の観光資源を生かしたリゾート列車も運行し、新潟県内外に地域の魅力を発信しています。
えちごトキめき鉄道は、2015年3月の北陸新幹線開業に伴い、JRから経営分離された並行在来線を引き継いでスタート。今年で開業10周年を迎えました。通勤通学に欠かせない公共交通機関として生活を支えるとともに、リゾート列車「雪月花(せつげっか)」の運行などで観光路線としても親しまれています。
「乗務員」(運転士・車掌)のほか、駅での乗車券販売・案内といった業務を担当する「営業職」、車両点検など保守業務を担う「車両職」、線路や信号設備などを維持管理する「設備職」といった職種があります。新入社員はまず駅員として勤務し、適性に応じて各職種に分かれてキャリアアップしていきます。
安全に鉄道を運行するため、同社では24時間365日、休むことなく路線を管理しています。2日間にわたる泊まりの勤務もあり、深夜や早朝の時間帯に働くこともあるため、その際は運転センターに設けられた専用施設に宿泊します。
泊まりの勤務を行う乗務員や保守業務を担当する社員が仮眠を取る部屋を見学しました。ゆっくり休めるよう、窓には遮光カーテンが設置されています。
仕事の内容によって起床する時刻が異なることから、目覚まし時計を鳴らさず、静かに起きるために必要となる「起床装置」を体験させてもらいました。タイマー設定時刻になると送風機から空気が送られ、体の下にある空気袋が膨らんで起床をサポートしてくれます。
次に、人気のリゾート列車「雪月花」を見学しました。
雪月花は「all made in NIIGATA」を合言葉に製造され、車内の調度品を含めて新潟県内の工場で造られた「オール新潟県産」の列車です。大きな窓から、海と山の眺望を楽しむことができます。新潟の技術が詰まったゴージャスな内装に、学生たちは魅了されていました。
普段の運行では入ることのできない運転席にも座らせてもらいました。
20~30代の若手社員との座談会では、鉄道会社に就職を決めたきっかけや休日の過ごし方といった質問が出ました。県外で大学生活を送った後にUターン就職した社員は「首都圏のせかせかした空気よりも、地元の方が生活しやすいと感じて地元就職を決めました」と経験を話しました。
休みを取りやすい職場環境なので、余暇はそれぞれが趣味を満喫しているそうです。
乗務員として働く社員は「海や山、乗務中に目に入る景色が四季によって変わり、時間によっても異なる美しさがある」と話していました。
仕事の魅力についても、たっぷり紹介してもらいました。
「乗車時に『いつもありがとう』と声を掛けてくれるおじいちゃんやおばあちゃんがいる。地域の暮らしを支える一人なのだと実感できる」「地域の交通手段を守っているという気持ちで、車両点検や修繕の仕事をしている」―。
学生たちはメモを取りながら熱心に聞いていました。
ご協力いただいた社員の皆様
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