はたらく
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2025.10.07
第1弾(8月19日)の3社目の訪問先は、映像機器大手キヤノン(東京)の子会社で、ソフトウエア開発のキヤノンイメージングシステムズ(新潟市中央区)。キヤノンの主力である映像技術を軸に、プリンターや複合機、カメラ、医療機器などさまざまな製品のソフトウエアを開発しています。
新潟を拠点に、世界へ向けてソフトウエア開発を手掛けているキヤノンイメージングシステムズ。本社はJR新潟駅から徒歩0分、プラーカ2内の便利な場所にあります。南口でバスを降り、出迎えてくれた社員の案内で歩いてオフィスに向かいます。
初めに人事部の担当者から、スライドを使って事業内容を説明してもらいました。
同社の設立は1990(平成2)年。560人が働いています。キヤノングループの一員として、高度なイメージングテクノロジー(映像技術)を土台としたキヤノン製品のソフトウエア開発や品質評価などを手掛けるほか、機器のリモート操作やシステムのクラウド化など顧客の要望に応じたソフトウエアも開発しています。
また、私たちの健康を支えるメディカル分野や、産業機器の監視・制御を行うインダストリアル分野でも、同社の専門技術が活かされています。更には、近年成長が著しいAI技術を活用した研究開発やDXソリューションの提案も行っているとのこと。
同社で ITエンジニアとして活躍する社員には、情報系ではない学部の出身者も多いといいます。人事担当者は「入社時にプログラミングの経験がなくても、新人研修の中で基本からじっくり学ぶことができるので、安心して応募してください」と話していました。
ITエンジニアの方々が働く「開発センター」に移動し、同社が力を入れる「XR(クロスリアリティ)システム」を体験させてもらいました。XRシステムとは、VR(仮想現実)やMR(複合現実)といった現実世界と仮想世界を融合させる技術のこと。体験型3D・VR映像で信濃川沿いの風景を体験できるアプリケーションや、VR 上でサッカーのPK対決ができるVRゴールキーパー体験アプリを実際に使わせてもらいました。
「サッカーボールが迫ってくる!」。リアルで臨場感のある映像に、学生たちの歓声が響きました。
若手社員との座談会では、学生たちが入社のきっかけや就活のエピソードについて質問しました。首都圏の大学を卒業後、同社にUターン就職した入社4年目の若手社員は「UI(ユーザーインターフェース)デザイン(※)の開発に興味があり、就活は首都圏と新潟の両方でやっていた。世界中の人が使っているキヤノン製品に関わる仕事は魅力的だった」と答えていました。
新潟から、世界に向けた仕事ができるー。学生たちは真剣な表情で若手社員の経験談を聞いていました。
(※)UIデザイン…ユーザーがサービスを円滑に使えるように製品を設計すること。
ご協力いただいた社員の皆様
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