はたらく
WORK
WORK


―代表取締役:西嶋弘重さん(奥)、広報事業部:熊倉雄大さん
学生が情報収集に活用しているのはInstagramやX等のSNSが中心です。一方、 当社が運営する就活情報サイトが「にいがた就職応援団ナビ」です。全国的に知名度のある就活情報サイトに比べると知名度は高くないため就活をしてから初めて知る学生が多いのが課題です。反面、全国サイトには載らない新潟の中小企業の情報を提供できる点は大きな強みです。
私自身も、普段からInstagramやXを使って情報を得ているため、この話はとても共感できました。就活に関しても、SNSだけでは偏った情報になってしまう可能性があります。だからこそ、就活が本格化する前から地域の就職サイトをチェックすることが重要だと感じました。
―西嶋さん、熊倉さん
「にいがた就職応援団」では以下のようなサービスを展開しています。
これらを通じて、学生の就活を幅広くサポートしています。
特に印象的だったのは、模擬面接を対面とオンラインの両方で実施している点です。私は人前で話すことに苦手意識があるため、こうした機会を利用して早めに練習することで、自信をつけたいと強く思いました。
―西嶋さん、熊倉さん
企業にとって最大の課題は「学生が集まらない」ことです。人手不足の影響で学生側は売り手市場となり、企業を絞って応募しても内定が得やすい状況ですが、一方で企業側は必要な人数を確保できず苦労しています。この課題に対し、にいがた就職応援団ナビでは企業ごとに取材やヒアリングを行い、記事や動画を通して企業の魅力を学生に伝える工夫をしています。
現場取材によって仕事内容や働く人の姿を可視化する取り組みは、学生が企業を理解する大きな助けになると感じました。私自身も、知名度だけで判断せず、記事や動画から「自分に合う企業」を探していきたいと思います。
―西嶋さん、熊倉さん
就職活動を成功させるためには、以下の点が重要です。
取材の中で印象に残ったのは「将来の生活スタイルを軸に就活を考える」という言葉でした。私はまだ具体的に就きたい職種を決めていませんが、「土日は休みたい」「なるべく地元に貢献したい」といった希望は持っています。こうした日常の価値観を基準に企業を探すことも、後悔の少ない就職につながると学びました。また、インターンシップやオープンカンパニーの活用が強調されていました。これから就活を控える立場として、できるだけ多くの企業に触れ、自分の視野を広げたいと考えています。アルバイトや社会人との交流も成長につながるとの話もあり、自分もこれまでのアルバイト経験を大切にしたいと感じました。
―西嶋さん、熊倉さん
「学生には、地元にはこんなに面白い企業があるんだ、ということを知ってほしい。ただ就職を斡旋するのではなく、学生一人ひとりの人生に寄り添い、本当にやりたいことを見つける手助けをしたい。」
この姿勢から、私たち学生自身も地元就職の可能性を意識し、県内企業に目を向ける必要があると感じました。私は県外企業も視野に入れつつ、最終的には「新潟で暮らしたい」という思いを大切にしたいと思っています。
今回の取材を通じて、にいがた就職応援団ナビは単なる求人情報サイトではなく、企業と学生をつなぐ架け橋であることを実感しました。これから就活を始める自分にとっても、情報収集や模擬面接など具体的に役立つ場があることを知り、安心感を得ました。今後はインターンやイベントに積極的に参加し、SNSだけに頼らず地域サイトも活用しながら、自分に合った企業を探していきたいです。最終的には「どのような生活を送りたいか」を基準に進路を決め、就職活動を自分らしく進めていきたいと思います。

新潟大学2年 星 春希(撮影:新潟大学4年 丸山 雅)
