はたらく
WORK
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今回の「はたらく」は、チーム「anone(あのね)、」が担当します。
私たちに毎日分かりやすく情報を届けてくれるテレビ局アナウンサー。皆の憧れの存在でもありますよね…!この春(2023年4月)から、そんなアナウンサーという職業で励まれているBSN新潟放送の近藤里咲さんにお話を伺ってきました。
〈プロフィール〉
近藤里咲(こんどうりさ)さん
生年月日 2000年5月20日
千葉県出身、神奈川県育ち
―アナウンサーになりたいと思ったきっかけを教えてください。
最初のきっかけは、小学6年生の時に母からもらった一言でしたね。私は当時、表に立つことが好きだったんです。そんな時に、「表に立つ仕事が好きだったら、アナウンサーもいいんじゃない?」と何気なく声をかけてくれました。
私は中学受験も経験したのですが、一番勉強しなければいけない小学6年生の時期に、テレビや雑誌に夢中であまりはかどっていなくて。「アナウンサーになるのなら、勉強も頑張らないとなれないよ」と母に言われ、中学受験の勉強を何とか頑張ることができました。
―アナウンサーになるための勉強はどのようなことをしましたか?
小学6年生の時から、どうやったらアナウンサーになれるのだろうと調べていました。そうしたらアナウンススクールがあるということを知りまして。大学時代は、平日に大学に通って、土日にアナウンススクールに通う生活を送っていました。
また、全国各地のアナウンサーの経歴を調べてみたら、学生時代から表舞台に立つ経験をされていた方が多いという印象を受けました。なので、大学時代にはテレビ局で番組アシスタントのアルバイトをしました。それがきっかけで大学2年生から1年間、情報番組のリポーターを務めました。リポーターをやってみて、改めてアナウンサーになりたいという気持ちが高まりましたね。
―テレビに出演するイメージが強いアナウンサーですが、お仕事について教えてください。
もちろんテレビ局での番組出演や講演会の司会などの表に立つ仕事もありますが、声だけを使う仕事が圧倒的に多くてびっくりしました。例えば、CMで流れる「チケット好評発売中」というあの声も、アナウンサーが声をあてているんです。
―CMの音声もアナウンサーさんの声だったとは、初耳でした・・・!
―アナウンサーになってみて、難しいと感じることはありましたか?
一番難しいと感じるのは、やはり声だけあてる仕事です。テレビ出演の時だと視覚の情報があり、表情なども使って視聴者に伝えられますが、音声だけあてる仕事ではそれがないので。
自分では言葉を強調したつもりでも、後で聞き返すと強調されていないなと気付いたり、一方で普通に読んだつもりなのに、なんとなく暗く聞こえるなと感じたり…。学生時代のリポーターの時は音声だけじゃなかったので、音声だけになると難しいなと思いました。
―音声を伝える時に、分かりやすく伝えるコツはありますか?
口角を上げて話すと明るく聞こえます。音声だけあてる誰からも見られない時でも、自分の出したい声に合わせて表情を作っています。例えば、コンサートのCMの音声では、元気100%ではなくて少ししっとりとした雰囲気の表情にしていますね。
―原稿はどのように覚えているのですか?
全部暗記するのは不可能なので、大事なところを覚えていますが、覚えるというよりも、一番伝わりやすい伝え方は何だろうということを考えています。私はお昼のニュースを担当していますが、ギリギリの時は原稿が本番の15分前に出来上がることもありましたね。
―それはかなりヒヤヒヤしますね・・・。
―お昼のニュースはどのように作られているのですか?
前日にどのような内容を放送するか伝えられますので、だいたいの関連キーワードを前日のうちに調べておきますね。その中でも、当日の午前中に取材するニュースに関しては、原稿がギリギリに出来上がることを見越して、前日のうちから心構えをしておくようにしています。
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