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2024.08.17

ビブリオバトル②

YOIFURE(ヨイフレ)

 

さてここからは実際に行われたビブリオバトルの様子をお届けします!

 

 

当日の流れ

 

ルール説明

じゃんけんで順番を決め実際にビブリオバトルスタート

一人が五分間で本の魅力を語る

作者情報や、物語の舞台の話、このセリフがすごく元気が出た、難しい話だったから一緒に共有したいです等

三分間で質問をする

いつ出版された本ですか?作者は女性ですか?

読みたくなった本に一票投票する(発表が上手だったという理由で票を入れてはいけない)

フリートーク

常連の皆さんだったので近況報告や、地元の話をされていました!

 

 

実際にビブリオバトルをみて

 

参加者さんたちが話をしている時間は、ゆったりと穏やかな時間が過ぎているように感じました。何を紹介していいのか分からず知人に紹介されて読んだ本や自分の好きな動物が載っていて読み始めた本、自分のそばに置いておきたい本など、本との出会いや想いは様々でした。バトルでありながら、優しい時間。この本を読んでほしいという強い気持ち、それを真剣に聞く参加者さんたちの優しいまなざし、本が好きだと伝わるトーク、皆さんが語る本の魅力はふんわりと優しく包んでくれるように感じました。

本が好きで誰かにこの気持ちを共有したいと感じる方は、ぜひ足を運んでほしいです。

 

 

ビブリオバトルの結果

 

この会でチャンプ本に選ばれた本は

 

「ミナトホテルの裏庭には」寺地はるな

 

でした!

 

お気に入りのセリフや、作者さんの魅力をたっぷり話されていて参加した鮭プロメンバーもこの本を読みたい!と感じました。和気あいあいとした雰囲気でビブリオバトル初心者でも楽しく参加できそうだと思いました!

 

 

実際に参加されていた方と水島さんにお話を伺いました!

 

お話をお伺いした参加者の中には、2019年頃から参加されている常連さんもいるそうです!

 

―なぜビブリオバトルに参加しようと思ったのですか?

 

参加者Aさん:もともと読書会に憧れがありました。たまたま図書館でチラシを見つけて参加したら、ビブリオバトルが始まって、え?と思いました(笑)本を読んで自分で完結するのではなく誰かと共有できることはいいなと思い、毎回参加しています。本が好きというのもありますが、それよりも参加者の方々とお話するのが楽しみなんです。

 

水島さん:ビブリオバトルは発表者の持ち時間が決まっていますので、それぞれが平等に話せるのがいいところだと思います。

 

また、学生の頃に読書感想文を書かされたことから、本を紹介することは「やりたくないこと」という印象を多くの人が持っていると思います。ビブリオバトルを通して、本を読み、そして紹介することの楽しさを多くの人に伝えたいです。

 

―練習はどのくらいされてますか?

 

参加者Aさん:どこをどう話すのか配分を考えるなど、最初はキッチンタイマーを使ってちゃんと練習をしていました。ですが、今がその時に話したいことを話せればいいかなと思ってあまり練習はしていません。

 

参加者Bさん:この場がすごくアットホームでリラックスできるところだから、逆にお風呂場とかでリラックスしながら練習したりしています。元々人前で話すのは苦手なのですが、上手になりたいなと挑戦的な意味で頑張っています!ノートに読んだ本の感想を書くのもいいですが、やはり人前で話すといったアウトプットが1番大切だと思うんですよね。

 

水島さん:実際にプレゼンの練習といって参加される方は多いんですよ。もちろんプレゼン的な要素はあると思うので練習にはなると思います。しかし、本を紹介する上で滑らかで完璧な発表である必要ってないと思うんです。かえって胡散臭いですし…。発表がグダグダになってしまってもいいと思います。上手く発表しなきゃという思いで参加しなくても大丈夫なので、多くの人に参加していただきたいです。

 

ビブリオバトルでは、説明がすごく上手にできてもチャンプ本に選ばれないこともある。逆にあんまり練習していない本がチャンプ本に選ばれることもある。これがミソなんです。

 

参加者Aさん:そうそう。自分がすごく練習通りに上手に説明できたと思っても、聞いている皆さんの反応があまりよくなかったり…。

 

水島さん:そうなんですよね。そういった時は話を変えるなど、臨機応変に対応したりしています。

 

―5分間は意外と長いと思うのですが、コツ等はありますか?

 

水島さん:困ったら帯を読み上げます。その本を紹介する文章ですので、そこを読むと時間的にもちょうどよくなりますね。あとは小話や近況報告でしのぐこともあります(笑)それも個性ですからね。

 

参加者Bさん:あとは、その本と出会った経緯なんかも話していますね。逆に小説とかはすごく難しいんですよ。全部喋りたくなる。そうなると、5分だと足りる訳がなくて、どこを省略していいか分からなくなるんですよ。

 

―皆さんの発表を聞いた前と後で気持ちや価値観は変わりますか?

 

参加者Bさん:変わりますよ。実際に紹介されていた本を読んだこともありますし。

 

参加者Aさん:自分が本屋さんに行っても手を取らないだろうなという本を紹介してくださるので、世界が広がる感じがします。だからこそ、もっと新しい人に来てもらいたいです。

 

 

水島さんのたすいち

「本の話を共有する場をもっと身近に!」

ビブリオバトルは二か月に一回のペースで行われており、次回は8月18日だそうです!本の感想を共有したい方はぜひ参加してみてください!

 

 

■新潟市立中央図書館(ほんぽーと)

〒950-0084

新潟市中央区明石2丁目1番10号

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