つながる
CONNECT
CONNECT
にいがた鮭プロジェクトは新潟県と連携し、高校生向けのキャリア教育プログラムを実施しています。今回は、将来どこでどんなふうに生活したいかを思い描いてもらおうと、進路選択を控えた2年生約100人を対象に実施。同高卒業生を含む柏崎の社会人をロールモデルとして、仕事や思いを語ってもらいました。

ゲストが「みらい設計図」で10年後を思い描く
阿部建設の早川颯太さん:昨年4月に入社し、5月から11月まで柏崎総合高校の改修工事を担当しました。仕事は現場の安全管理のほか、進捗状況や材料の確認といった品質管理を担う「施工管理」。作業員に指示を出して動いてもらう立場なので、礼儀や思いやりが大事です。顧客に寄り添った仕事をするためにもコミュニケーションは大切です。
高校の改修工事では、その前後で内外装が大きく変化し、やりがいを感じました。近々、働く上での目標だった自分の車が納車予定です。また次の夢を探してモチベーションとしたいです。

阿部建設の早川颯太さん
テック長沢の小林有咲さん:会社は金属を削って建設や農業機械の部品、自動車部品、ロボット部品などを製造しています。私の業務は材料や委託加工の見積・手配が主です。社内との連携とともに、仕入先様や協力工場様と信頼を築き上げることも重要です。自分が手配した材料が製品として完成して、お客様の納期に間に合うことがやりがいです。
柏崎総合高校の在学時は食品系の科目を主に学び、専門学校を経て市内菓子店で「作る側」を経験しました。現在は「(ものづくりを)支える側になりたい」と働いています。高校で身に付けたコミュケーションや衛生管理といった学びは今も役に立っています。

テック長沢の小林有咲さん
ハクの中村奨さん:農家の顔が見える地産地消をテーマに弁当店を経営し、JA直売所や市役所の売店で販売しています。小さい頃から料理人を目指し、柏崎総合高校でもフードデザインや経営につながる分野などを選んで学びました。専門学校卒業後はすぐに地元に戻り、今は商店街の飲食店の営業も任されています。
柏崎の夏の風物詩・大花火大会ではツアー客向けの弁当5000食を市内飲食店とともに手掛け、地元柏崎や新潟の「食」を伝えています。今までやってきたことを披露する舞台として、成功するとやりがいを感じます。

ハクの中村奨さん
早川さん:実家で暮らし、長岡から通っています。食事などのサポートを受けられるのはメリットです。また、中学や高校の仲間との飲食や旅行がリフレッシュになります。ですが新潟県は雪が多いので、雪道の通勤で早めに自宅を出るなど大変さはあります。
今後も新潟県内で建造物を建てて、地図に残る仕事をしていきたいです。
小林さん:住み慣れた地域、自分とつながりのある地域で働くことが、私は生活しやすいです。就職でも今までお世話になった人たちの役に立ちたいと地元に残ることにしました。
地域内では作り手と消費者が近いので、その会社が何の製品を作っているか分かったり、消費者の実際の声を聞いたりできるのがメリットです。一方で外の地域に目が届きにくい点はデメリットと言えばそうでしょうか。
中村さん:柏崎だからと好きなことをあきらめてほしくないです。そのためにも自分は好きな仕事をやっていこうと思っています。僕はずっと柏崎にいるので、今後、一緒にやっていけるようになるといいですね。
地方は一人一人が存在意義を見つけやすいです。東京のように個人が埋もれない。ただし人口減少という課題もあります。それでも飲食業を続けていけるように頑張ります。

生徒の質問に答えるゲスト
早川さん:地元に若者が残り、若者が中心となって動けたり、物事が動いたりするのが活性化につながると思います。今回は地元の企業を知り、将来の夢を描くきっかけになったと思います。皆さんも親や友人と話し合って、思い描いてみてください。
小林さん:もっと仕事について知る機会があると盛り上がるのかなと感じます。私は現在の仕事に就く前、工場見学で人間関係や環境の良さを見て、ここで働きたいと思いました。企業に足を運んで実際に見てみることが大切です。
中村さん:柏崎だから無理というイメージを捨て、挑戦する機会が増えれば、実現の可能性は上がります。成長したり、失敗したりと、あきらめずにやっていけば学びはあります。やりたいことが実現できれば柏崎でも幸せを感じられ、盛り上がりにつながると思います。

生徒自身が思い描くみらい設計図は…?
■新潟県立柏崎総合高等学校
〒945-0826 新潟県柏崎市元城町1-1
TEL 0257-22-5288
FAX 0257-24-2365
ホームページ:https://kashiwazakisou-h.nein.ed.jp/