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2024.03.01

県外学生に新潟をアピール|日本工業大学で「にいがたCafé」

鮭プロジェクト事務局
日本工業大学(埼玉県南埼玉郡宮代町)で、2月2日、新潟県内企業3社の若手社員と、日本工業大学の学生の交流イベント「にいがたCafé in 日本工業大学」が開かれました。日本工業大学の学生の皆さんに、新潟での暮らしや仕事を知ってもらうための交流会です。

学生支援部就職支援課の課長、塩入修さん(44)によると、1県単独でのイベントは初の試みです。

同大学に通う県内出身の学生は、全体で20人ほど。OBの塩入さんは、「私の学生時代とは違い、最近は通学圏内の、関東出身の学生が圧倒的に多い傾向にあります」と説明。学生数は多くないものの、塩入さんはじめ県内出身の職員と学生が参加している、県人会があるのが同大学の特徴です。

イベントには、1年生から3年生までの学生12人が参加。これから就職活動の準備をはじめる、県外出身の2年生が多く集まりました。

参加企業:イートラスト(長岡市)、小野組(胎内市)、本間組(新潟市)

  • 1、第1部 参加企業プレゼンテーション
  • 2、第2部 交流会&個別相談会
  • 3、参加した学生の感想
  • 4、参加した企業の感想

(企業説明を聞く学生たち)

 

1、第1部 参加企業プレゼンテーション

 

はじめに、参加企業3社が企業紹介を行いました。若手社員はそれぞれ自己紹介し、入社の経緯やどんな仕事をしているかを、簡単に説明しました。続いて、新潟県へUIターンした場合の支援策の紹介も行われました。

 

(若手社員と交流する学生たち)

 

2、第2部 交流会&個別相談会

 

第2部は、若手社員が2つに分かれた学生のテーブルを順に回り、県産のドーナツや米菓を食べながら交流しました。県外出身の学生の参加が多いことから、仕事のほかに、日々の暮らしに関してざっくばらんに話しました。

 

新潟で就職した理由を聞かれ、「東京で高い家賃を払うより、Uターンして実家で親に生活費を渡す方がいいと思った」「東京と新潟では時間の流れが違うように感じる。東京は1日たつのが早く、新潟はゆったりしている」「スノボができる。ごはんもおいしい」など若手社員たちは答え、食やウインタースポーツ、海水浴場の数、夕日の美しさなど、さまざまな例を挙げて新潟をアピールしました。

 

「休日は何をしていますか」の問いには、「車の運転が怖かったが、慣れたらドライブがてら温泉に行くようになった。温泉が好きになり温泉ソムリエになった」「新潟はラーメン店が多いので、ラーメン店めぐりをしている」などの回答があり、学生たちは興味を示していました。

 

仕事面では、「転勤はありますか」「インターンはどういうことをしますか」などの具体的な質問が2、3年生からは相次ぎ、1年生は「週休2日制と完全週休2日制の違いは何ですか」などを聞き、学んでいました。

 

東京との初任給の違いについても話題に上り、「東京の基本給は高いが、家賃やスーパー、物価の安さを考えると、貯まりやすいのは新潟。UIターンすると助成金ももらえる」との話に、学生たちは聞き入っていました。

 

最後に、若手社員たちは、「東京だけではなく、新潟をはじめとした地方で働くことも、選択肢にある」「オンとオフの切り替えも大事なので、プライベートの過ごし方も、就職場所選びに繋がる」「新潟に来たことがない人は、まず1度遊びに来てみて」と締めくくりました。

 

(個別相談会で興味のある企業ブースを訪れる学生たち)

 

3、参加した学生の感想

 

参加した学生に、感想を聞きました。

 

基幹工学部3年の男子学生は、山形県鶴岡市の出身。地元では選択肢が少ないことから、「近隣県の新潟、宮城も考えているので、話を聞きたくて参加しました。寮や住宅手当の話などを詳しく聞けました」と喜んでいました。

 

新潟市東区出身の先進工学部3年の男子学生は、「東京の企業を調べていたが、新潟の企業も調べてみようかなと思うようになりました」と、Uターン就職に興味を示しました。

 

建築学部2年の女子学生3人は、愛知県、茨城県、埼玉県の出身。「地元が遠いと寂しい」と声をそろえ、「車がないと厳しいのかな」「免許は持っているけれど、車に乗るのは怖い」と、暮らしへの不安を口にしたものの、「ごはんと枝豆がおいしいと話していたのが気になりました」と笑顔を見せていました。

 

4、参加した企業の感想

 

参加した企業3社に、感想を聞きました。

 

・イートラスト

理系の学生と出会う機会を作りたいと思い、参加しました。BtoBで何をしている会社か、業界を知ってもらうところからスタートしました。就職に向けて頑張ってもらいたいです。

 

・小野組

2年生の皆さんが、自分の頃とは違い、すでに大体の方向性が決まっていることに驚きました。県外出身者にも当社を周知できる、良い機会でした。

 

・本間組

仕事のやりがいや、建設業界で働く社員の姿を伝えたかったので参加しました。資料を見てもらう以上に、実際に会って接することで分かってもらえた部分もあると思います。

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