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2025.12.26

地域の歩く力で育てる!~寺子屋つばさ100km徒歩の旅~

2025チームいくらちゃん
こんにちは!チームいくらちゃんのメンバーである佐藤拓磨です!
今回は12月6日(土)に開催された「地域活動交流会」で参加された「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」という学生団体に取材させていただきました。
新潟県で活躍する学生団体として普段の活動に参加している学生の感想などをうかがってきました!
ぜひ最後までご覧ください!

  • 1.「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」について
  • 2.団長の丸山雄基さんにインタビュー
  • 3.参加された学生運営メンバーたちの感想

1.「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」について

 

「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」は2008年に「地域の子どもは地域で育てる」という理念を実践するために、社団法人燕三条青年会議所が主催して行われました。現在では、「寺子屋つばさ100km徒歩の旅実行委員会」を立ち上げ移管し、運営されています。

 

寺子屋つばさ100km徒歩の旅の展示物

 

本事業は、毎年夏に新潟県三条・燕・弥彦地区の小学校4年生~6年生が、中高生・大学生・専門学生・社会人スタッフと共に100kmの道のりを歩きぬく体験学習型の青少年育成事業です。

 

この体験を通じて、子ども達に、「やれば何でも出来る!」という自信と達成感を持ってもらい、どんな困難にも負けずに向き合い、自分で考え、解決し乗り越えるということ、人への思いやり、一緒に感動する心などの子ども達の「生きる力」の醸成を目的としています。—寺子屋つばさ100km徒歩の旅

(引用: 寺子屋つばさ100km徒歩の旅

 

 

2.団長の丸山雄基さんにインタビュー

 

インタビューを受ける丸山さん

 

—「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」の具体的な活動について教えてください。

丸山さん:「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」は本来、4泊5日で100km歩くプログラムになっていまして、三条市から出発し、燕市を通って、弥彦村でゴールするという形になっています。運営で参加される学生については、当日に小学生と上手くコミュニケーションができるように4月から2週間に一度の研修を行い、小学生の保護者に向けた説明会も行っています。

 

—どれくらいの学生が運営として参加されていますか?

丸山さん:運営人数は全体で23人、最年少が中学1年生で最年長が大学4年生です。中学生スタッフ、高校生スタッフなどの違いがありますが、基本的に研修は同じ内容を行っています。

 

—歩くプログラム以外で他にどんな活動をされていますか?

丸山さん:説明会の準備や、本番前に小学生と交流をします。夏場の時期に歩くので、交流の時には徒歩の旅で使う「三度笠」という昔の日傘を一緒に完成させています。これをかぶって歩くと、体感温度が2~3度下がります。他にも4泊5日の4日目の夜に寄せ書きTシャツというものも作っています。子どもたちとそれまでの旅を振り返った後、Tシャツに寄せ書きをしています。プログラム初日にはお互いが知らない者同士だった小学生が4日間で凄く強い絆が生まれるんですよ。Tシャツはそうやって苦楽を共にした仲間と書き上げる宝物ですね。

 

学生たちが製作した三度笠

 

—「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」を通してやっていてよかったことを聞かせてください。

丸山さん:この事業は単純に「ゴールして感動した!」だけではありません。自分たちが旅を作り上げるという経験を通して、仕事や生活でも役に立つ自信を育んでいます。個人的には人材育成の視点が強いので、運営に参加した学生や子どもたちが頑張っている姿や成長していく姿を見ると、私自身も奮起させられて、やってよかったと思います。

 

寺子屋つばさについて語る丸山さん

 

 

3.参加された学生運営メンバーの感想

 

最後に「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」に学生運営メンバーとして参加された方々に感想を聞いてみました!

 

私は基本的に歩いている子どもたちのサポートをする裏方として参加しています。今年は歩いている子どもたちみんなが無事に歩ききることができたし、途中リタイアもなしで、全員でゴールできて、よい回だった。

(新潟県立燕中等教育学校 2年 渡邉晴光)

 

小学生の時に参加してみて、大学生の姿を見て、カッコイイな~と思って、継続的に参加しました。最初は人前で話すのが苦手でしたが、参加を重ねるにつれて、緊張感は薄れていきました。本番は子どもたちと関わって、子どもたちの方から「楽しかった」という言葉を貰ってモチベーションになりました。

(新潟医療福祉大学 2年 河野朱里)

 

今年が3回目の参加でゴールする瞬間が1番好きです。子どもたちとの交流についてなど試行錯誤していき、話し合う中で子どもたちが成長していく姿がドラマチックで感動しました。

(新潟医療福祉大学 3年 芦原きずな)

 

今、できることをやれたと思いました。普段は100kmを歩くことはないが、今年に入って、思い切って参加してよかったです。子どもたちは一人一人が違い、最初は戸惑いもありました。2週間に1回ある研修の中で、関わりやすくなっていきました。自分の経験としては複数大学との交流を通して、居場所が増えて、多くの人と関われたことがよかったです。

(敬和学園大学 4年 梨本翼)

 

私は子どもに接することが苦手でした。ただ将来的に子どもと関わる機会が減るかもしれないと思い、去年から参加しています。最初は大変でしたが、今年は去年よりも仲良くなることができました。プロジェクトに参加した子どもたちから「セナキャ」というあだ名をもらい、さらに「一緒に歩いて楽しかった」と言われたことがうれしかったです。

(三条市立大学 2年 稲嶺誠那)

寺子屋つばさ100km徒歩の旅のたすいち

『地域の子どもは地域で育てる!!』

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