まじわる
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今回取材に応じていただいたのは、フルーツランド白根グレープガーデン専務取締役の笠原秀夫さんです。
ーまず、事業を始めたきっかけを教えてください。
笠原さん:私の祖父からの受け継ぎという形でした。元々はブドウ農家をしていましたが、梨や桃の栽培もしていました。
(専務取締役の笠原秀夫さん)
しかし、ブドウや梨は秋、桃は8月に旬を迎えるため、12月~7月は何をしよう…となりました。そこで、一つの苗で半年間実のなるイチゴの栽培を始めてみたんです。それからはイチゴ狩りとブドウ狩りを始めました。
ー元々はブドウ農家さんだったから、「白根グレープガーデン」という名前になったのですね!その後さらに収穫体験ができる果物は増えましたよね?
笠原さん:イチゴ狩りとブドウ狩りの間が一カ月空いてしまうんです。そこでブルーベリーを始めてみましたが中々うまくいかず、さくらんぼを始めました。これで6月が埋まり、更にそこからル・レクチエの栽培体験を…と思ったのですが、ル・レクチエには追熟が必要で収穫体験は出来ず、販売のみという形になりました。そこで、収穫時期の終わったイチゴ畑をミカン畑にすることで、冬の間でもミカンの収穫体験が可能になりました。
(秋の味覚、ブドウが実っていました!)
ー365日いつでも楽しめるようにするために、試行錯誤を繰り返した様子がうかがえますね。
笠原さん:お客様からの要望がありましたから、応えようと頑張りました。また、1997(平成9)年からイチゴ狩りを始めたのですが、この時、会社が有限会社の法人となり、従業員を雇うようになりました。その従業員に安定した給料を払うためにも、各季節のフルーツ栽培を行うことで、より多くのお客さんを集めようという思いもありました。
ー現在は何種類の果物の栽培ができるのでしょうか?
笠原さん:現在は15種類の果物が栽培されています。品種別に数えると90種類以上にもなります。
ーすごい数ですね!多種類の果物を一農園で育てていくことは大変そうです。
(くだもの狩りカレンダー)
笠原さん:「果物の栽培時期がかぶると手が回らなくなり、品質の低下につながってしまいます。作業は収穫時期のバランスがものすごく重要です。
おいしい果物を年中育てることの大変さがうかがえると同時に、白根グレープガーデンをどんどん活性化させていこうとする笠原さんの熱意も伝わってきました。次回は笠原さんや、白根グレープガーデンについてより一層深堀していきます!
2024.09.11 JOIN
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