まじわる
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1、新潟大学の学生が企画
有志は経済科学部4年の菊地綾さん(22)、同学部3年の澤野祐希さん(22)、農学部2年の齋藤草乃子さん(20)の3人です。
3人は昨年、「新潟地域産業の可能性を探る」という課題演習を履修しました。実際に三条地域に入り企業に聞き取りをしたところ、三条は金物などものづくり産業が盛んなことは知られていますが、個々の企業の知名度は高くなく、人材不足に悩んでいることを知りました。
齋藤さんは三条市に近い新潟市西蒲区出身ですが「企業の名前も、何を作っているかも知らなかった」と言い、3人は、まず学生に企業を知ってもらう取り組みが必要と考えました。
そんななか、訪れた企業先で長野県で0円バスツアーをしている先行事例を聞き、これを参考に実現に動き出しました。
<見学する企業を訪問する学生たち=7月上旬>
2、賛同企業集めに四苦八苦
苦労したのは賛同企業集めです。三条地域企業のインターンシップ事情に詳しい地域おこし協力隊員や三条市役所の協力を得て約15社をピックアップ。電話やメール、ズームなどを使って、趣旨を説明し、協賛を訴えました。
「自分たちの思いを共感してもらうのは難しかった」と菊地さんは振り返ります。断られたことも多かったということですが、熱意が伝わり、なんとか目標の金額に達しました。法的問題については新大学生のベンチャー企業にも手伝ってもらいました。菊地さんは「地域の人の協力は不可欠。多くの人たちの協力を得てここまできた」と感謝を口にします。
<鍛冶道場でものづくりを体験する学生たち=2022年、三条市元町>
3、ものづくり企業3社を見学へ
ツアーで見学するのは「シマト工業」、「フォーワテック・ジャパン」、「新潟精機」の3社。測定工具やラベルなど、いずれもものづくりに関わる企業です。来月に迫るツアーを前に3人は3社に出向き、会社見学のメニューづくりに関わります。「現地で工場を見てもらうことが一番魅力が伝わる。オンラインでは伝わらないんです」(澤野さん)と手応えを語ります。
メーンターゲットは三条地域出身で首都圏の大学に進んだ1,2年生ですが、ものづくり企業に関心がある大学生が旅行として参加することも歓迎するとしています。
「ものづくりに対するイメージが変わると思います」(齋藤さん)、「まずは来て下さい」(澤野さん)、「先入観なしで、深く考えず気軽に来てください」(菊地さん)とアピールしています。当日、3人はガイドとしてツアーに同行します。
課題演習を担当した新潟大学の高澤陽二郎助教は「ゼロからここまでよく頑張ったと思います」と期待します。
当日の行程は午前8時池袋駅出発、12時燕三条駅着、午後に3社を見学し19時に燕三条駅で解散です。定員は20人。参加申し込みの締め切りは8月1日です。
申し込みはhttps://forms.gle/ndPtfNVpb2nua3328
問い合わせは 0bus.niigata@gmail.com
最新情報や企画の様子はTwitterで投稿する予定です。
Twitterアカウントhttps://twitter.com/0busniigata?s=11&t=_ZrvqcjHF0QtzdNmqRarFQ
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