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2023.08.08

遊園地「サントピアワールド」②|施設はアイデア満載

あいびす
こんにちは、あいびすです!第2回は、前回の記事でも触れた、アトラクションについて深堀りしていこうと思います!サントピアワールドのアトラクションの、他の遊園地にはない魅力をお伝えします!

  • 1、真面目にふざける
  • 2、愛される施設、全国から支援
  • 3、逆境を逆手に面白く

遊園地「サントピアワールド」①|新潟で愛され半世紀

1、真面目にふざける

 

―「ぎりぎりアトラクション」のポスターのイラストやキャッチコピーはどのような思いで考えられているのですか?特に、「来てくれないと、つぶれるよ。」というキャッチが印象的ですが…。

 

高橋さん:イラストは、完全に「昭和」がイメージです。昭和に開園した安田アイランドに思い出のあるお客さんもたくさんいらっしゃるので。それに、キャッチコピーも普通は使えないやつです(笑)。お客様からクラウドファンディングで本当に助けていただいたからこそ、あんなふざけたことが言えるというか。でもこれがリアルな言葉なんですよ(笑)。

 

<ポスターにあるアトラクション「最恐大観覧車」、実際に乗ってみました。懐かしの旧マスコットキャラクター、サンちゃんが描かれたうちわも>

 

高橋さん:お客さんに笑顔になっていただきたい。その思いを一番に考えています。「なあに、こんなにふざけてんだ」って思って笑ってほしいですね。だから、キャッチコピーもそれなりにふざけたものにしています。

 

<ポスターにあった「来てくれないと、つぶれるよ。」というキャッチ。事務所にも貼ってありました。>

 

2、愛される施設、全国から支援

 

―オープン前から行列ができ、地元の方々にも愛されているサントピアワールドですが、地元民でさえ知らないような裏話はありますか?

 

高橋さん:クラウドファンディングですかね。地元の方から愛されているなと実感できるものの一つです。それこそ、5000人以上、北は北海道、南は沖縄の、日本全国からご支援をいただきました。

 

―え!?日本全国からですか!?

 

高橋さん:メディアに取り上げていただいたこともあり、それで現金を直接お持ちいただいたお客様もいらっしゃいました。「おめさんのとこ、大変らしいねっか。」「子ども連れてきたりして、思い出のある場所だすけ、ねえなると困るんだよ」と、現金をポンと下さって。それがね、私にとってはものすごくありがたかった。当然、クラウドファンディングではリターンを行っています。そのお客さんにも何かご連絡できる手段を確保したかったのですが、「いいんだいいんだ、おめさんとこが生き残ればいいんだ」と。

 

<メモを取りながら、より詳しくお話を聞いていきます>

 

3、 逆境を逆手に面白く

 

―とても素敵なエピソードですね。

 

高橋さん:エピソードなんてたくさんありますよ(笑)。例えば、ぎりぎりアトラクションの第2弾では「ロックアドベンチャーMAX」を実施しました。水流の流れに乗って丸太が進んで、最後に急降下して水が跳ねてかかるという内容でね。その降下したところで、バケツで水をかけるというものがありました。

 

<従来のロックアドベンチャー。これだけでも派手な水しぶきですが…>

 

―バケツでですか!?(笑)

 

高橋さん:そう(笑)。これを何で思いついたかっていうと、実は園内の制御装置に雷が落ちたことがあるんです。ゲリラ豪雨が原因でスプリンクラーが故障しちゃったんです。地下に10トンの水が貯蔵してあったのだけど、スプリンクラーが誤作動を起こしたもんだから、それが一気に、わずか1分くらいで、水がバーッと全部出てしまったんです。お客さんもゲリラ豪雨で雨が降ると屋内に逃げてきたのですが、そしたら屋内のほうが酷かったっていう(笑)。

 

―えっ、そんなことがあったのですか……

 

高橋さん:でも、お客さんを見ると、なんか笑っていて楽しそうにしていたんだよね。これはこれで面白いなって。そこから思い付いたアイデアでした。うちの企業の存在意義にもある「向かい風を追い風にする」これもその一例ですね。ぎりぎりアトラクションってそういうアイデアから生まれたものが多いんですよ。

 

―事故やアクシデントからぎりぎりアトラクションは誕生しているのですね!

 

高橋さん:そうそう。まあ、お客さんにクラウドファンディングの御礼という意味や、(みなさんのご支援のおかげで)元気でやっていますよという意味がありますね。とにかく、そのようなことはクラウドファンディングをやっている時から考えていました。とはいっても、遊園地は安全が最優先なのでボツになった企画もいっぱいありますけどね(笑)

 

―園長さんがサントピアワールドに携わるようになってから10年ちょっとだと思います。今までで一番心に残っている出来事や、やりがいに感じたことがありましたら教えてください。

 

高橋さん:やっぱりクラウドファンディングですね。あれ以上のことは多分ないと思う。どんな形であろうと、どんな方法であろうと、お客さんの思い出を守ることが一番であるとつくづく思っています。

 

ぎりぎりアトラクションに対する高橋園長の思い、いかがでしたか?ぎりぎりアトラクションが生まれたのは、高橋園長の前向きさや逆境を逆手に取る力があったからこそかもしれませんね。

次回は、そんな高橋園長の信念について深堀りしていきます!

■サントピアワールド

〒959-2212 新潟県阿賀野市久保1−1

TEL:0250-68-3450

FAX : 0250-68-5072

ホームページ:https://www.suntopi.com/

アトラクションレポート:恐竜ジェットコースター

 

サントピアワールド一番の絶叫系アトラクション、恐竜ジェットコースターに乗ってきました!最初は、ゆっくりと時間をかけて高い場所まで上っていきました。ドキドキしながらも、周りの景色を見たり、下の人たちに手を振ったりと、気持ちに余裕があった時もつかの間。一番上に来たかと思えばスピードはだんだんと速まりながら走りはじめ、超高速で急降下を繰り返す恐竜に叫ばざるを得ませんでした。そしてどんどん上がり続けるスピードと、落下の連続から、振り落とされるのではないかと本能が察知し、最後は腕を上げる余裕もなく恐竜にしがみつきました。

こんなに絶叫して楽しめるアトラクションは地域のアトラクションでも類を見ないと思います。ぜひ皆さんも乗ってみてください!

 

<あまりの楽しさに、なんと2回連続で乗ったメンバーもいました!>

遊園地「サントピアワールド」③|夢は誰もが集える場所

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