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2022.12.07

アルビレックス新潟②|選手からフロントへ―野澤洋輔さん

HANAVIちゃん
アルビレックス新潟の裏側/フロントを探る第二弾は、アルビレックス新潟サポーターなら誰もが知っている野澤洋輔さん。選手時代にはゴールキーパーとして、2003年シーズンのJ1昇格時にも活躍されていました。フロントスタッフ(営業部)ではたらいている現在の取り組みをお伺いしました。

▼前回の記事はこちらから

アルビレックス新潟①|いざJ1へ!アルビの裏側!フロントを探る

 

 

 

─まずはJ1昇格おめでとうございます!昇格のご感想はいかがですか?

 

野澤さん:19年前の2003年シーズン、アルビレックス新潟初のJ1昇格の際は選手としてピッチで喜びましたが、今回はスタンドからスタッフとして喜びました。サポーターの皆さんや選手が昇格してこんな風に喜んでくれるのか!と非常に嬉しかったですね。

 

今回のJ1昇格までの5シーズンも、もちろん毎年J1昇格を目指していました。なかなか結果が出ない4年間でしたが、それでも応援し続けてくれたサポーターやパートナー企業の方々の応援のおかげでようやく実を結ぶことができたと思っています。

 

(2003年シーズンJ1昇格時:左/野澤選手(当時))

 

 

─J1昇格に向け、今年は特に新潟全体で盛り上がりを感じられました!盛り上げるために何か取り組みはしましたか?

 

野澤さん:やはり成績が上位になるとともに注目されて、新潟全体の雰囲気が盛り上がりを見せたということもありますが、クラブとしてよりアルビレックス新潟を身近に感じ、試合に足を運んでもらえるよう、リーグ戦の各試合に新潟県内の各市町村デ―というもの設け、対象市町村の皆さんへの観戦ご優待や試合会場にて地域の特産物をPRするなどの取り組みも行いました。

 

それから、日常的なきっかけづくりとして試合と同時にグルメフェス等のイベントを行い、普段サッカーを観戦しない人たちにもついでにサッカー見に行こう!と思っていただける企画も実施しました。また、パートナー企業とコラボして商品を展開するなどの取り組みも行っています。

日常にアルビがさらに溶け込めるようにパートナー企業さんと共にタッグを組んでPRしていきたいですね。

 

 

─選手からクラブスタッフに転身された野澤さん。現在の仕事を教えてください

 

野澤さん:メインでは営業部で働いています。一つはより多くの企業さんにパートナーとして支えていただけるように新規でお声かけ(営業)をしています。また、既存のパートナー企業さんたちとは、1年間の活動計画を立てたりしています。

 

アルビレックス新潟では支えてくださる企業さんを“スポンサー”ではなく“パートナー”という呼び方をさせていただいています。スポンサーというと少し一方通行のイメージになりますが、アルビレックス新潟を活用いただいて、企業のブランディングやCSR活動などに活用いただくなどの相互の関係づくりを心掛け、パートナーとして活動させていただいています。

 

~野澤さんのスケジュール(ある日の一日)~

8:30 - 会議

10:00 - 営業(新規・既存のパートナー企業に対し、新しい提案)

13:00 - 営業

15:00 - 資料・提案書づくり

17:00 - テレビ出演(PR)

 

 

─選手からクラブスタッフになってから意識の違いはありますか?

 

野澤さん:選手のときもサポーターに愛されるチームになりたいという気持ちはもちろんありましたが、営業になった今は、サポーターの皆さんやパートナー企業さんとも接することが多くなり、より具体的にどうしたら愛されるチームになるのかを考えられるようになり、実行できるようになりました。

選手を引退するとき、第2のステージ目標として、デンカビッグスワンスタジアムを満員にしたいと思いました。そのためにはクラブスタッフになって、サポーターやパートナー企業を増やしてアルビレックス新潟がもっと愛される存在になることだと思ったんです。コーチなどになることも自然の流れなのですが、コーチだと選手寄りになり、普段接する人が限られてしますが、スタッフであればサポーターやパートナー企業さんと接することができると思ったので、今の立場を選択しました。

 

(アルビレックスと新潟の思いを語る野澤さん)

 

 

─アルビレックス新潟への思いと新潟の好きなところをお聞かせください?

 

野澤さん:新潟の好きなところは「人」ですね。私は静岡出身ですが、新潟は「第二のふるさと」だと思っています。二十歳で初めて静岡を出て新潟にきた私を、地元出身かのように受け入れてくれ、応援してくれました。当時は、プロとしてはまだまだ半人前で、ビッグスワンスタジアムも、練習会場もない時代で、自宅からいろんな場所で試合や練習をする環境でした。新潟に来たころは新潟市陸上競技場の試合で1000~2000人位のサポーターだったのですが、ビッグスワンスタジアムができて、アルビレックス新潟の発展ともに、私自身も成長させてもらい、新潟が大好きになりました。そこで、選手を終えたいまも新潟への恩返しをしたいと思い、今に至っています。

 

 

 

─アルビレックス新潟サポーターへメッセージをお願いします!

 

野澤さん:もっともっと試合を見に来ていただきたいです!地元のクラブを一緒に応援して「勝つ喜び、負ける悔しさ」を共有できることは、本当に素晴らしい時間だと思っています。

 

 

 

選手からフロントスタッフへ転身した野澤さん-。最後に第二のステージの目標を「にいが・た・す・いっち」メッセージとしていただきました。

アルビレックス新潟 野澤さんのたすいち

4万人のスタジアムへ!!
ビッグスワンは愛が集まる素敵なスタジアムです

鮭プロ「はたらく」シリーズの今回はJ1昇格!J2優勝を成し遂げたアルビレックス新潟の代表取締役社長の中野幸夫さん、選手からスタッフに転身された営業部の野澤洋輔さんにお話を伺いました!選手だけではなく、フロントで共に戦う皆さんの思いを共感できました!来年のJ1リーグがますます楽しみになりましたー。

 

 

 

■株式会社アルビレックス新潟

新潟市中央区清五郎67-12デンカビッグスワンスタジアム

TEL:025-257-0150

WEB:https://www.albirex.co.jp/

 

 

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