たべる
FOOD
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─おすすめのメニューや、コーヒーのこだわりがあれば教えてください。
波多野さん:一番人気はプリンですね。五泉で喫茶アムを開いていた時からのメニューで、コーヒーと合わせて食べてほしい看板商品です。コーヒーだと、一番はブレンドコーヒーでしょうか。長岡の「ナカムラコーヒーロースターs」さんのもとで焙煎してもらっていて、飲むとリラックスできるシンプルな味わいが特徴的です。
また、店名の「編むと紡ぐ」を連想できるような生地や布のような滑らかな口当たりを表現してほしいとブレンドしてもらいました。もうひとつおすすめしたいのは、こちらの「PROLOG」の珈琲豆で、デンマークで焙煎したものを直接仕入れています。
─デンマーク現地で焙煎したものですか?
波多野さん:そうなんです。ブレンドコーヒーより浅煎りで苦みが少なくフルーティーなので、落ち着きだけでなく元気を与えてくれるような味わいです。
このように味のジャンルを分けることで、お客さんの気分やお菓子に合わせたコーヒーを選べるようになっています。
─そうとなると味の特徴に合う飲み物とお菓子のおすすめの組み合わせもあるんですか?
波多野さん:ありますね。例えば、今提供しているチーズケーキはヨーグルトなどを加えていて酸味があるので、同様に軽くて爽やかな「PROLOG」のエチオピアコーヒーと合わせると美味しいのでおすすめです。
〇学生ライターの感想
濃密な硬めのあまいプリンに、香ばしいカラメルの苦み。
深煎りのオリジナル珈琲と相性がいいです!
〇学生ライターの感想
さっぱりとしたケーキの酸味とすっきりと澄んだ珈琲。
見た目も味も整った落ち着きを感じます。
─地元の食材や特産品などは使われているのでしょうか?
波多野さん:そうですね。僕の出身ということもあり、新潟の良いところは発信していきたいので、良いなと思うものは使うようにしています。例えば、プリンやトーストに乗せる目玉焼きの卵は新発田市にある川瀬養鶏場の「思い出たまご」を、バターは安田にあるヤスダヨーグルトが作ったものを使っています。全ての食材ではないですが、地域の美味しい物をちょこちょこと取り入れるようにしていますね。このあたりは観光客もかなり来るので、そうした方向けにも新潟の良さを伝えられるようにしています。
─なるほど、新潟各所の食材を活用して、新潟の良さを発信されているんですね。
波多野さん:あとは、店内で販売しているクッキー缶は、系列店である佐渡の「しまふうみ」のものです。メニューにも佐渡のりんごジュースを入れるなど、新潟のものは結構取り入れていますね。
今回のインタビューでは、「編むと紡ぐ」を通して地域と人をつなぐために大切にしていることを聞くことができました。
その中でも波多野さんが大切にしている、「雰囲気の良い空間を作る」ことを身をもって実感することができました。
皆さんも「編むと紡ぐ」でリラックスできる時間を紡いでみてはいかがでしょうか?
■編むと紡ぐ
住所:〒950-0075 新潟県新潟市中央区沼垂東3丁目5−16
公式HP :編むと紡ぐ | 紡ぐ珈琲と喫アム
公式instagram :@amutotsumugu