つながる
CONNECT
CONNECT
▼【友達の輪】前回の記事はこちら
-なんと!全国46都道府県の旅行をガイドしたことのある江戸谷さん。
あらためて地元新潟でのバス旅行の魅力を教えてください!
江戸谷さん:新潟は四季がはっきりしていることが一番の魅力だと思います。春には桜、チューリップ、5月には田植えが始まり、緑一色の田園風景が広がります。夏は各地の花火が圧巻。秋の稲が黄金色の風景は米どころ新潟ならではの絶景です。そして冬には銀世界。また、新潟は温泉も豊富。ゆったりくつろぎながら新潟の海の幸、山の幸、そしておいしいお米とおいしいお酒を飲んで楽しんでもらうのが新潟の魅力だと思います。
-県内各地のオススメスポットを教えてください
江戸谷さん:上越は春の高田城址公園の観桜会。日本の三大夜桜と言われているほど夜の景色はすごくきれいです。昼は、桜と妙高山の残雪が見ることができて、とてもきれいでおすすめです。
(日本三大夜桜 高田城址公園観桜会(上越市))
江戸谷さん:中越はなんといっても花火。花火王国といわれる新潟は、高速道路を走っていると各地で花火が上がっているのがわかります。川の長岡、海の柏崎、山の小千谷、この三つが越後三大花火と言われていて、特に長岡の花火は全国から観客が来るおすすめの花火です。
(長岡まつり大花火大会(長岡市))
江戸谷さん:下越は瓢湖です。冬になると瓢湖にいる白鳥の鳴き声が空から聞こえてきて、新潟にも冬が来たなと実感する瞬間です。普通、田んぼにいる白鳥は近づくとすぐにパーッと逃げちゃうんですけど、瓢湖にいる白鳥は逆に人間は安心できるということを知っているので「餌くださーい!」って近づいてくるんです。そういった姿がとてもかわいらしいですし、県外の方も喜ばれますね。あとは、村上の鮭が遡上したということも聞くと冬が近づいてきたなと感じますね。
(冬の瓢湖と白鳥(阿賀野市))
-県外からのお客様で反響の多い観光地はどこですか?
江戸谷さん:村上の「千年鮭 きっかわ」さん。天井から吊り下がる大量の鮭にはみなさん驚かれますね。ほかには、新潟は山も近いし、海もすぐそばにある。自然がいっぱいだねって言われます。それから、やはり温泉も、いい湯だったよ、施設もとってもよかった、という声をよく聞きます。
―学生におすすめのバス観光はありますか?
江戸谷さん:最近コロナ禍ということもあり、新潟県内の修学旅行が増えています。そんな学生さんたちにおすすめしているのが、あてま高原リゾートベルナティオさんです。こちらの方では様々な体験プログラムが用意されています。例えば、あてま大学という企画があり、カクテル講座やテーブルマナー講座などを受講すると、証書がもらえます。その他にもチーム制で、森の中のチェックポイントを回りながら、時間内で点数をあげていくフォレストロゲイニングという企画なども実施しています。運動会などの行事がままならないなか、協調性や自主性などを養う機会が減っており、そういった体験をさせてくれるベルナティオさんが一押しです!
(あてま高原リゾート ベルナティオ 様々な体験プログラムで楽しめます)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
-話は変わり、バスガイドさんのお仕事について
豊富な経験をもつ江戸谷さんにバスガイドさんの魅力について伺いました
江戸谷さん:お客さんに感動を与えることが出来る職業ということが一番の魅力です。一生懸命調べて紹介した情報がお客さんの新しい発見につながったり、面白い!感動した!と楽しんでもらえることはとても嬉しいし、モチベーションになります。この仕事では自分流のガイド方法で感動を与えることができます。目に見えないご当地の情報や歴史などを提供しているので、いろんな感想が聞けます。どんなに年数を重ねてもゴールのない職業なので面白いです。
あとはやはり全国各地、いろんな観光名所に行くことができたり、美味しいものを食べられたりすることもこの仕事の魅力です。実際に私はこの職業で沖縄以外、全都道府県に行くことが出来ました!
―バスガイドの業務で工夫していることは?
江戸谷さん:お客さんには常に新しい情報を伝えられるように、新潟日報などの切り抜きやテレビで得た情報を全部ノートにまとめるようにしています。今では本棚にびっしり、話題ノートがあります(笑)。とはいえ情報を一方的に発信するとお客さんも聞き飽きてきてしまうので、できるだけコアな情報を入れたりして、お客さんの発見につながったり好奇心を揺さぶることが出来るようにしています。
あとは、本来少し嫌に感じることもプラスな考えに変えられるような言葉のマジックを取り入れるようにしています。先日あった例でいうと、日光東照宮に行った際に雨が降っていました。本来なら残念に感じてしまうところを言い伝えに沿って「竜神様がお空を飛んでいるから雨が降っているのですよ。つまり、竜神様が近くにいるということです!ありがたいですね~。」などと言ったりして、お客さんの捉え方を変えられるようにしています。
―江戸谷さんの今後の抱負を教えてください
江戸谷さん:もっとお客さんに楽しんでもらいたいです。次はどこに行こうかなとまた選んでもらえるようなツアーにしていきたいです。あと、毎年、複数回同じツアーに参加してくれているお客さんにも、毎回違った情報や体験をお届けして飽きの来ない楽しさを発信し続けたいです。終わりという言葉はないと思うので、今後も頑張っていこうと思います!
―学生のみんなにメッセージをお願いします
人、モノ、地域とのつながりがたくさん生まれる。美味しいものがたくさん食べられる。行ったことのない場所にたくさん行くことが出来る。人の心を動かすことが出来る。この職業にはたくさんの夢が詰まっています。旅の感動は心に残る感動です。そんな素敵な思い出づくりを一緒にお伝えしませんか?(^▽^)/
「#鮭プロ_友達の輪」シリーズの第2回は、新潟交通バスガイドの江戸谷明美さんに新潟の魅力とバスガイドという職業について伺いました!
第3回は、今回の取材にも話題にでてきた「あてま高原リゾート ベルナティオ」さんを紹介していただきました!次回もお楽しみに。
▼次回記事はこちらから
■新潟交通観光バス株式会社
本社/〒950-0892 新潟市東区寺山3丁目7番1号
TEL. 025-271-2710