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2022.09.28

「北越の小京都」加茂市カフェ巡り③|AMEYA AISU
しゃけむすび
みなさんこんにちは~!9月と言ってもまだまだ空気は真夏のようですね。
加茂のカフェ巡り第3回目、最後にお邪魔したのは、『AMEYA AISU』(アメヤ アイス)さん。お店の名前に“AISU”とあるようにアイス屋さんです。
店主の捧さんが、加茂で、アイスで、どんな空間を生み出しているのか、その魅力をお伝えします。

▼前回記事はこちらから

「北越の小京都」加茂市カフェ巡り②|cafe LITH

 

  • 1.AMEYA AISUがある理由
  • 2.加茂の魅力
  • 3.自然体でドラマがある空間

 

 

 

 

 

1.AMEYA AISUがある理由

 

JR信越本線加茂駅の東口から歩みを進めると、加茂のゆったりとした無理のない活気が漂う商店街の風景が続きます。肌に空気がなじんでくる頃に、黒光りして見えるほどかっこいい出で立ちでたたずむAMEYA AISUさんが目に飛び込んできます。

 

(AMEYA AISU外観)

 

 

―なぜ加茂でお店をやっていらっしゃるんですか?

 

捧さん:隣の青木飴屋がうちの母親の実家で、祖母と祖父に「継げ」と言われて、それで自ずとお店を継ぐことになりました。

 

 

―AMEYA AISUをどういう場所にしていきたいと思って始めましたか?

 

捧さん:このお店開けるきっかけも、ここがうち(青木飴屋)の持ち物であればこそ、シャッターを降ろしちゃいけないと思っていました。また、やっぱり青木飴屋のお客さんの層も年配の方が多くて、もうちょっと若い子たちが来られるスポットを作ってあげなきゃいけないなと思ってこのお店を始めました。

 

また、ほかのきっかけとしてはあずきアイスですね。あずきアイスは昔から加茂の食文化にあって、50年前くらいからあったお店でもありました。伝統もあったのでそれを中心にしつつ、もっと広げていこうかなと思って始めたのもあります。どういうお店にしたいかと言うと、年齢問わずみんなが来てくれればいいかなと、みんな明るく来てくれたらいいなと思っています。

 

そして今は、お店を開けて、ここまで認知された以上、お店は残し続けなきゃいけないなと考えています。

 

 

 

2.加茂の魅力

 

―小さいころから見てきた加茂の魅力は?

 

捧さん:俺は、燕と加茂の2つの地元があります。生まれは燕なんですが、燕は燕で独特なにおいがあって、街を歩いている時のにおいが「なんかいいな。」ってなりますし、やっぱり人が優しくてあったかいです。加茂では、小さいころから青木飴屋の孫として接してくれる周囲の人のあたたかみを感じますね。二つの地域を対比してみると、燕は言葉が少し悪いようでも、実はみんなめちゃくちゃ優しいという地域。加茂はちょっと引っ込み思案だけど、実はすごくあたたかくて、その良さをすごく感じる地域だと思います。

 

(AMEYA AISU内観)

 

 

 

3.自然体でドラマがある空間

 

―ちなみに、捧さんおすすめの加茂のお店ってなんですか?

 

捧さん:(食い気味で)来々軒!来々軒が最高ですね。冷やし中華はほんとにおすすめです。店主とはすごく仲良くさせてもらっています。お店をやるにあたって何が大切かというと、味はもちろんだけど、空気感が大事だと思っています。どう盛り上げたらいいとかじゃなくて、もともとそこにある空気感を大事に、寄り添って自然体でお店をすることが一番かなと思っています。この前も東京から来た知人を来々軒に連れて行ったらすごく喜んでもらえました。東京にはいくらでもおしゃれなお店があるけど、来々軒にある空気感はそこにしかないものなんですよ。とてもアットホームな、実家のような空気感は、来々軒の店主夫婦ならではのものです。だから、新しいことは特にする必要ないと思います。

 

 

―いろんなつながりの中で広がっていくんですね。

 

捧さん:そうですね。この地方の中でもさらに地域でやっていくには、どれだけ人間の個としての魅力を表現していけるかにかかっているとも思っています。来々軒だって前に店主夫婦が喧嘩みたいな感じの中で料理を作っている時があったんだけど、料理を出す時には笑顔で出すんです(笑)。ごちそうさまっていうと、二人夫婦笑ってこう「じゃーねー」って送り出してくれるんですけど、シャッターを閉めるとまた何か言い合っていたんです(笑)。でも、そういった人間味のあるドラマがいいと思うんですよ。都会でも田舎でも人間味のあるドラマが大事だと思います。ましてやそのドラマのあるお店の人と仲良くなったら、ドラマの一員になれるわけですし。だから俺たちのサービス業の人間は、どれだけ人間味を出すかっていうのが大事だと思います。

 

 

―加茂のお店だけでなく、イベント出店もされてますよね。

 

捧さん:最近もフジロックとか長岡まつりに出店していました。やっぱり、パーティーみたいな空間って必要だと思っています。他県の個人店同士でいいものができたらとも思っているし、加茂の仲町エリアだけでも、今まで築いた人脈でなにかイベントをやったら、加茂に行きたいって思ってもらえて、喜んでもらえたらいいなと思っています。そこで来てくれた人がまたつながって、また加茂に来てくれたらいいですね。そういったつながりで、飲食の経済はまわっていくんじゃないかなと考えます。

 

俺がこの商店街で学んだことは、「住んでいる場所は違っても、“隣近所”の人にやさしく接すること」で、それをもっと広くしてつなげていくことですね。

 

(アイスを盛りつける捧さん)

 

 

―この9月におすすめのアイスってありますか?

 

捧さん:かぼちゃと栗のアイスと巨峰のシャーベットですね。そこらへんは期待してもらっていいかな。もしかしたら新潟市南区にあるとみやま農園(2021年にプラムの重さギネス記録樹立)のプラムを使ったアイスも食べられるかもしれません。

 

 

(アイスで笑顔に!)

 

みなさんも、あずきアイスを始めとし、季節ごとにラインナップの変わるおいしいアイスはもちろんのこと、捧さんとその空間を目当てに加茂に足を運んでみてはいかがでしょうか。捧さんと仲間のみなさんの作る空間に溶け込んで、新しいつながりや居場所を見つけることができるかも。そして、加茂だけでなく、新しい土地に足を運ぶきっかけになるかもしれません。そんな落ち着けてワクワクする空気感が加茂の捧さんの周りにはありました。きっと何回も足を運ぶこと間違いなしです。捧さん!またお邪魔します!

 

AMEYA AISU 捧さんのたすいち

「へこたれるな!!」

■AMEYA AISU

住所:加茂市仲町3-5

電話番号:0256-64-8797

休み:毎月6・7の付く日(土・日曜と重なった場合は変動あり)

 

 

 

 

 

 

コラム:のんびり加茂散歩~取材の合間にかき氷&あんみつ~

取材の合間のぽっかり空いた時間、とても暑かったので、かき氷を食べに行きました。涼みに向かったのは、Yama Cafeさん。商店街にあるちょっと厳かな雰囲気の喫茶スペースです。ここで取材メンバーみんなでかき氷、あんみつなどをいただきました。冷たい和の甘味が暑い体にしみわたり、体力も回復。シャキッと復活して取材に向かえました。