たべる
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─地元の生産者さんの食材を使っているとの事ですが、最初から農家さんとのつながりがあったのですか?
石添さん:最初はつながりがあったわけではありません。私たち自身で足を運び、農家さんにお話をさせていただきました。メニューブックには地元の生産者さんをご紹介できるように、使っている商品や顔写真も掲載させてもらっています。
─人気のメニューはありますか?
石添さん:これから寒くなってくると人気なのが「塩糀(こうじ) カレーうどん」ですね。
地元の塩糀を使用していて、通年人気ではあるのですが、これから寒くなってくると、より人気が出るメニューです。平日のランチ限定で、定食のご飯は秋葉区産のもち麦に変更もできます。年配の方よりも、健康に敏感な若い女性の方がもち麦を選ぶ傾向にあります。また、もち麦は秋葉区が特産化、ブランド化していることもあり、何とかメニューに盛り込みたいと考えました。定食のご飯としてはもち麦を選ぶ方がそこまで多くなかったので、「健康デザート」として出せないかと考え、これから寒くなる季節にぴったりの「ぜんざい」に入れて販売することに決めました。「もち麦」が秋葉区の特産品ということはまだあまり知られていませんが、私たちの作るメニューを通して、より多くの人に知ってもらいたいと思っています。
また、夏には台湾の豆花(トウファ)というデザートを販売しています。暑い夏にさっぱり食べて頂けるので、女性にとても人気のメニューです。こちらの豆花のトッピングとしてもち麦を使用したこともあります。もち麦のプチプチ、もちもちの食感を味わって頂きたいです。
─石添さんが1番おすすめしたいメニューは何ですか?
石添さん:やはり人気の塩糀カレーうどんですね。
割りスープが付いてくるので、お好みの味に調整して召し上がって頂けます。
今回、取材前にランチをいただきました!
店内は広く、さまざまなタイプの席が並びます。畳の良さを存分に味わえるちゃぶ台、自分の世界に浸れるお一人様席、色々ありますが今回は紅葉を一望できるソファ席をチョイス。
いただいたメニューは「塩糀カレー」と「もち麦入りかぼちゃ白玉ぜんざい」、そして「お豆腐フロート」の3品。カレーのご飯とぜんざいの具材には秋葉区産もち麦が、フロートには阿賀野市の「まめ工房いとう」さんのお豆腐が使用されています。
カレーは優しい味わいで、体の中をしっかり整えてくれる感覚です。温泉と合わせて体の外からも中からもリフレッシュできます!
カレーとぜんざいに入っているもち麦はぷちぷちと食べ応えのある食感が面白く、あっという間に完食してしまいました。よくかむことで満腹感にもつながるため、ダイエットにも期待ができます。
(優しい味わいの塩糀カレー 980円(税込み))
お豆腐フロートはなんと豆腐の上に豆乳ソフトクリームが乗ったスイーツ。
甘さ控えめかつ濃厚なソフトクリームに黒蜜をかけて、豆腐と一緒にいただきました。
豆腐と黒蜜は珍しい組み合わせですが、淡白で上品な豆腐に黒蜜の深い甘さが絡み、スプーンが進みます。
まめ工房いとうさんから仕入れる豆腐はきめ細かく、柔らかな口溶けが印象的。非常に柔らかく滑らかですが、木綿豆腐だというので驚きです。
(デザートにおすすめのお豆腐フロート 500円(税込み))
■温泉カフェ わかば
住所 : 〒956-0114 新潟市秋葉区天ヶ沢498-1
TEL : 0250-38-5800 (花の湯館直通)
WEB : https://www.onsencafe.net/