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1.ON THE UMAMIって?
業務用のだしパックやかつお節などの製造を行っている株式会社フタバは、一般の人の目に触れる機会が少なかっただしのうまみをさらに広めたいという思いのもと、2017年に家庭用のだし商品をメインとしたブランド「ON THE UMAMI」を設立し、店舗やオンラインショップでも販売を行っています。だしパックの他にも、炊き込みご飯の素やパスタソース、カレー、飲むおだしなど100種類以上の商品を展開しており、和食はもちろん洋風の料理にもアレンジしやすい多様なだしの活用方法や、カラフルで洗練されたパッケージデザインも注目を集めています。
そんなON THE UMAMIの人気商品を取り揃えたショップ、だしの効いた体に優しいごはんやスイーツを楽しめるカフェ、おだしの歴史を学べるミュージアム、ワークショップスペース、オーガニック農園を併設した複合施設がこのON THE UMAMI TSUBAME SANJO PORT(以下、ON THE UMAMI燕三条ポート)なのです!
2.だしパックづくり体験で自分好みのうまみを発見?!
ON THE UMAMI 燕三条ポートのワークショップスペースでは、オリジナルのだしパックを作ることができます。
チームじょんのびの金澤も体験させてもらいました!
まずはだしの試飲から。
野菜や魚などの原料から採れるだしの粉末を溶かしたお湯が数種類用意されており、ひとつひとつ味見をしていきます。
キャベツや玉ねぎのだしは思った以上に甘味があり印象的でした!
次は、好きな原料を選んで合計15gになるように粉末を配合し、フィルターに詰めます。
目安となる配分表も参考にしながら、作りたい料理に合わせた原料を配合していきます。
金澤はだしパックを味噌汁に使うことを想定して、カツオ7g、昆布3g、玉ねぎ3g、人参3g、キャベツ1gを配合しました。
粉末を入れたフィルターをスタッフさんが圧縮してくれます。
最後は、だしパックを入れるパッケージにデザインを描きます。
何を描こうかな…と迷った結果、鮭プロ仕様にしてみました!
完成!世界にひとつだけのおしゃれなだしパックが出来上がりました。
チームじょんのび金澤:「僕は普段あまり料理をしないので、これまでだしパックに触れたことがあまりなかったんですけど、だしパックってこういう風に出来ているんだ!ということが分かって面白かったし、丁寧にひとつひとつ説明してもらいながら作るので勉強になりました!このだしパックを使って美味しい味噌汁を自分で作ってみます!」
ON THE UMAMIブランドを運営する株式会社フタバは、商品を開発する際に①素材を知る、②うまみを活かす、③料理との相性をみる、というポイントに重点を置いているそうです。だしパックづくり体験の工程から、そのポイントを一般の私たちも体感することができます。小さな子どもでも楽しめる比較的簡単な体験ですが、舌で感じ取る繊細な味見の工程がとても重要だと感じました。
美味しいだしパックを作るには、うまみの成分を理解することも大切です。カツオやイワシなど主に魚を原料としているものにはイノシン酸、野菜を原料としているものにはグルタミン酸という成分が含まれており、この2つの成分を掛け合わせると相乗効果でさらに強いうまみを出すことができるそう。
皆さんもON THE UMAMI燕三条ポートに行った際は、是非だしパックづくりを体験してみてください!
次回、連載2回目では、ON THE UMAMI燕三条ポートの目玉でもあるカフェスペースの美味しいごはんとスイーツをレポート!そして、ON THE UMAMIが新たに挑戦している次世代の農業「アクアポニックス」も紹介します。どうぞお楽しみに!
■ ON THE UMAMI TSUBAME SANJO PORT-オンザウマミ燕三条ポート–
住所:〒955-0845 新潟県三条市西本成寺2丁目24番23号
電話:0256-33-1300
定休日:水曜(祝日の場合は翌営業日が休日)
web:ON THE UMAMI TSUBAME SANJO PORT | 新潟・燕三条のカフェ&ファクトリーショップ、おだし専門店オンザウマミ (on-the-umami.com)