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第2回の今回はこだわりの詰まったお店についてお話を伺いました！
–次にこちらのお店についてお伺いします。商品のコンセプトなどはありますか。
平山さん：うーん。よく言われるのはジュエリーショップみたいだ、ということですかね。雰囲気もそうだけど値段も張ってくるので。なぜ値段がここまで張るのかというと、うちの店が使っている、ヴァローナ（チョコのメーカーのこと）というフランスのメーカーがあるのですが、これが高い。4000円以上します。でもおいしいから絶対にメインで使いたいので、そうすると値段は上がってしまう。それでも買ってもらうためには、店の雰囲気作りが重要だと考えています。吹き抜けを作って広く見せたり、1階の床を大理石にしたりすることで高級感が出るようにしました。店の外観もチョコレートっぽい茶色にしたのですが、汚れにくい素材で作っています。そう言った清潔感、高級感がコンセプトではありますね。
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- （天井が高く開放感のある店内）
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- （チョコレート色の外壁）
–チョコレートといえば、2月のバレンタインやホワイトデーが思いつきますが、その時期は何か特別な準備をするのでしょうか。
平山さん：特にはしていないです。年間通してチョコを売っているので、少し仕込みの数を増やす、くらいですかね。今は働き方改革の時代だから、その意味ではチョコレートショップはいい働き方ができます。例えばケーキ屋さんであれば、朝にケーキを作り始めて開店までに用意して、という感じで毎日朝が早いからすごくハード。この店では基本残業はほとんどないです。今年はちょっと忙しかったけど、去年の今頃は八時まで残業した、という日が一日あったかな、くらい。だからバレンタインやホワイトデーなどのイベントが重なるこの時期でも無理せず働けますね。基本的に日付が変わるまで、というのは絶対にしないし、そうするくらいだったら売り切れにする。利益が出ないのは自分のせいであって、スタッフがつぶれてしまうよりはいいと考えています。
–こちらのお店の年齢層はどのあたりでしょうか。
平山さん：ターゲットは40代、50代の女性を考えていたけど、今はそれより上の世代でもSNSをやっている方が結構いるのでそういった方々も来店していただけます。冬の寒い時期以外はパフェもやっているので、その時は若い人たちも結構多いですね。
–商品の値段設定はどのようにして考えるのでしょうか。
平山さん：トータルで考えたときに、ちゃんと目標としている利益が出ればいいかなと思っています。僕の考えとしては、利益が出過ぎるのは、お客様が買い物をする時に値段が高いと感じてしまう。逆に利益が少なすぎると、ビジネスとして成り立たなくなってしまう。この両者の間にアプローチできるように、フードコストや人件費などを考慮して算出しています。値段の高いものを出すとしたら、例えばピスタチオですかね。ピスタチオは高い、という認識がお客さんの中にもありますし（実際にとても高価な材料です）高く設定できます。あまりにも売れなかったらストップしますけどね。
（ショーケースの中の商品に興味津々なメンバーたち）
–売れ行きが悪い、と感じた商品はどのように扱うのでしょうか。
平山さん：売れ行きが悪い、と感じたときには同じ値段のまま、見た目を変えてみるか、値段が高いのであればその商品はやめるかな。材料や見た目を変えたうえで値下げして販売というケースはありますね。
–今後のお店の展望を教えてください。
平山さん：まずは認知度を上げることです。だんだん上がっては来たけど、まだまだだと思うので。あとはこの業界だと少し難しいけど少しでも働きやすくするためにスタッフの給料も上げたいですね。売り上げが必要なのと効率も上げていかないといけない。そのほかに二階にイートインスペースを作りたいですね。イートインだと利益は出にくいから単価は上がってしまうかもしれないですが、デザートのコースだったり、アルコールとのペアリングだったりも面白いかな、と思います。
CHOCOLATERIE NOIROUGE 平山さんのたすいち
-最後に「たすいち」を教えてください。
平山さん：「有言実行」ですね。学生のころから海外に行くと周りに行っていて、実際にカナダに行きました。言うことによって自分自身にプレッシャーをかけられるし、目標も明確になる。ダメだったとしてもダメだった、という悔しい気持ちがあるから次に活きてくるのかな、と考えています。
平山さん：「有言実行」ですね。学生のころから海外に行くと周りに行っていて、実際にカナダに行きました。言うことによって自分自身にプレッシャーをかけられるし、目標も明確になる。ダメだったとしてもダメだった、という悔しい気持ちがあるから次に活きてくるのかな、と考えています。
第2回の今回はジュエリーショップのような高級感のあるお店の魅力をたくさんお聞きすることができました。次回の第3回ラストは食レポ編です。見ただけで食べたくなるような商品がたくさんなのでお楽しみに！
■CHOCOLATERIE NOIROUGE（ショコラトリー・ノワルージュ）
住所：〒950-2054 新潟市西区寺尾東1丁目11-20
TEL：025-201-7831
営業時間：10：00～18：00
定休日：Instagramのカレンダーにて確認
公式Instagram：https://www.instagram.com/chocolaterienoirouge/
