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2022.10.05

フルーツランド 白根グレープガーデン② | 業界の課題と取り組み

ちゅーりっぴ
フルーツランド白根グレープガーデンの2回目は前回に引き続き、業界の課題と具体的な解決に向けた取り組みを取締役専務の笠原秀夫さんにお伺いしました。

▼前回記事はこちらから

フルーツランド 白根グレープガーデン① |「365日、いつも旬」の謎を探る

 

 

ー現在抱えている課題は何ですか?

 

笠原さん:大きく分けて3つあります。1つ目に産地をどうやって維持していくか。2つ目に県外に出ていく人が多い中、県内にどうやって戻していくか。3つ目に農業人口が減少しているが、この人数をどうやって増やしていくかが課題です。

 

(白根グレープガーデンの外観)

 

もともと、周辺にもブドウ屋が多かったのですが、現在は6件くらいしかない。後継者不足です。これにより、産地力が弱体化していますね。

 

 

では、課題を解決するために行っていることは何かありますか?

 

笠原さん:インスタグラムでの繋がり、SDGsの取り組みを行っています。例えば、食品ロスを削減したり、B品(形は悪いが、味はよいもの)をジェラートやジャムに加工したり、飼っているヤギに草を食べてもらうことで除草剤を使わないといったことをしています。

 

(自家製ジェラート、手作りジャムを販売)

食品ロスを削減し、SDGsに取り組む

 

(除草剤を使わない農法にヤギさんも貢献)

 

 

なるほど、いろいろな取り組みを行っていますね。手作りの肥料と一般的な肥料での違いはありますか?

 

笠原さん:一般的には牛のふんともみ殻を混ぜるだけなので手間がかかりません。しかし、手作りだとただの生ゴミで終わらないように手間をかける必要があります。そうするとその分、微生物も多くなり、化学肥料を使わなくて良くなります。

 

 

 

SNSの活用やSDGsの取り組みなど、さまざまな努力があることがよく分かりました。お客さんにおいしい食品を食べてもらうためだけではなく、地球にも優しい取り組みをしていて様々なことが学べました。

 

連載3回目の最終回はブドウ狩り体験と、食レポとともに美味しい果物の見分け方や今後の展望について紹介していきます。ご期待ください!!

■白根グレープガーデン
〒950-1407  新潟県新潟市南区鷲ノ木新田573
tel.:025-362-5535
WEB:http://www.kudamonogari.com/

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