はたらく
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カレッジは新潟市が主催し、新潟日報社が企画、運営を担当。今回は、JR新潟駅内にあるCoCoLo南館1階の「MOYO Re:ホール」で開催しました。
コーディネーターはこれまでと同じく、新潟を拠点に全国各地のプロジェクトに携わっているInquiry合同会社 CEOの山本一輝さん。導入講義で山本さんは、社会が大きく変化し、人生100年時代といわれる中でのキャリアについて解説。「キャリアとは就職した企業や職歴のことだけでなく、人生の遍歴も指すもの。100年時代ともいわれる長い人生の中で、どう豊かな人生を歩んでいくかが大事で、自分でキャリアをデザインしてくことが求められる時代になっています」などと説明しました。
(キャリアについて説明する山本一輝さん)
ゲストトークで小林さんは、自分自身のこれまでの人生を振り返りながら、学生たちに自身のさまざまな体験や価値観を伝えました。小林さんは新潟工業高校と新潟大学工学部で建築を学ぶ中で、建築の奥深さや面白さに気づき、なりわいとしていくことを決意。社会に出てからは設計事務所で経験を積んだ上で起業しました。
(自分の半生を振り返る小林紘大さん)
現在は住宅を設計するだけでなく、他の工務店のサポートや建築のプロデュース、空き家の活用、イベント運営など多岐にわたる仕事を手がけて活動しています。持っている名刺は14種類もあり、普段からいくつものプロジェクトに同時進行で関わりながら、自分が「住んで暮らして楽しい」と思えるまちづくりの実現に向けて仕事をしています。
(小林さん(左奥)と山本さんのトーク)
小林さんは学生時代、大手ハンバーガーチェーンでアルバイトした体験についても触れました。店舗のマネジメントを任されるほど仕事に打ち込み、シフトの管理や新人教育、オペレーションなどの重責を任されたそうです。新潟県全体の売上げを手がけたプロモーション活動でも成果を上げ、会社から表彰されるほど仕事に打ち込みました。学生ながらもチームづくりやスタッフとの関わり方を学んだ実体験が、起業に至るキャリア形成につながっているという話に、学生たちは熱心に耳を傾けていました。
一つの仕事に限定せず、「楽しい暮らしは自分で作る」をモットーに活動してきた小林さん。学生たちは少人数のグループに分かれて、感じたことや印象に残ったことを話し合いました。小林さんの進学や就職、転職、起業といった人生のさまざまな場面での行動や決断に刺激を受けた様子で、「人生の節目節目で自分の考えや価値観をしっかりと持って決断している」「自分軸を持って動くことの大切さを学んだ」「アルバイトをはじめさまざまな体験をしたことで広い視野も持っている」といった感想が聞かれ、多くの学びを得た様子でした。
(小林さんの話の感想などを発表し合いました)
学生からの質問も相次ぎました。「決断を迷ったときの基準はなんですか」という問いに対して、小林さんは「迷った時は変化が大きい方を選ぶようにしています」などとアドバイス。「自分がワクワクするか、心が弾むかというのも大事にしています」という話に、学生たちは大きくうなずいていました。
最後に、全3回のライフデザインカレッジ皆勤賞となった学生2人に、山本さんから修了証が贈られました。参加した学生たちにとっては、今後のキャリア形成を考える貴重な機会になりました。
(山本さんから修了証が贈られました)
https://form.run/@niigata-nippo-k59Ne3qWh-niigata-lifedesign-college2023
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