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2024.02.18

心に響いた熱い言葉|「新潟ライフデザインカレッジ」第3回講座

鮭プロジェクト事務局
 新潟市内で活躍する若手社会人と大学生らが交流し、今後のキャリア形成について考える「新潟ライフデザインカレッジ2023」の第3回講座が2月17日、新潟市中央区のMOYORe:ホールで開かれました。音楽やダンス、インターネット配信を通し、農業をPRする農家、山倉慎二さん(38)=同市江南区=をゲストに迎え、県内の大学生らが、働き方や将来の人生設計について意見交換しました。

自分の軸 早めに見つけて|「新潟ライフデザインカレッジ」第2回講座

講座は新潟市主催。3回シリーズで今回が本年度の最後となります。コンサルティング会社「Inquiry合同会社」CEOの山本一輝さん(37)がコーディネーターを務めました。

 

(歌やダンスで農業をアピールする活動を紹介する山倉さん)

 

山倉さんは、県農業大学校を卒業後、親元で就農。ブランドイチゴ「越後姫」やコメを栽培しています。「農業にエンターテインメントを」を理念に掲げ、ネットのポッドキャスト配信や、イチゴのかぶり物でダンスとヒップホップを披露する「スーパー・エチゴヒメ・ギャングスタ」として活動を続けています。

 

その根底にあるのは「食を支えている農家をもっとリスペクト(尊敬)してほしい」という熱い思い。趣味である歌やダンスで農業をアピールする活動を踏まえ、「食事や仕事といったライフに、自分が好きなスタイルを加えれば、それがライフスタイルになる」と語り掛けました。

 

(学生と社会人が語り合ったグループワーク)

 

続くグループワークでは、山倉さんを交え「キャリア形成で大切にしたいこと」などをテーマに話し合いました。「農家になりたいがつてがない」という参加者に対し、山倉さんは「情報がないから不安になる。農業生産法人で働き、その後独立するなど方法はある」とアドバイスしました。

 

新潟大学創生学部3年、高野紗和子さん(20)は、「好きなものを軸に『夢と目標と習慣を持ってほしい』との山倉さんの言葉が心に響いた。就職しても自分を信じ、積極的に行動しようと思った」と笑顔で話しました。

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