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FOOD

2022.05.09

株式会社セイヒョー②|愛されるための工夫
ちゃんちゃんやき
連載2回目は美味しいアイスがどのようにして作られているかの秘密に迫ります。お話しいただくのは、株式会社セイヒョー経営企画室の阿部千晶さん、生産部新潟工場課長の松尾直紀さんです。

  • 1.製造工程
  • 2.パッケージへのこだわり
  • 3.愛される秘訣

▼前回の記事はこちら

新潟の夏の味といえば、コレ!|株式会社セイヒョー#1

 

 

―製造工程―


さて、こんなに魅力的なアイスたちはどのようにして生まれたのでしょう。製造の裏側に迫ります。

 

毎日たくさんのアイスを作るため、大型の機械が大活躍です。1時間でバーアイスは14,400~24,000本、カップアイスは4,400~12,000個のハイスピードで作られます。箱詰めや検品は人の手によって行われます。ベルトコンベアーに流れてくる商品を、きっちり同じ数ずつ仕分け投入する姿はまさに職人技です。

 

 

 

 

正確に作業ができるようになる秘訣はなんと「慣れ」!製造経験のある松尾さんは、今でも仕分け投入ができると語ってくださいました。

 

 

―パッケージへのこだわり―


セイヒョーの商品と言えば、かわいらしく印象に残るパッケージ。こちらも、創意に満ちています。

 

たとえばフロートのカップ。少しレトロなところが可愛いこのパッケージにも隠れた魅力が。いちご、メロン、しろ(みぞれ)、あずき、練乳金時、宇治金時という兄弟がいるのですが、よく見るとなんと全員が違うデザイン!カップアイスの容器は規格が決まっていて、見た目で勝負するには蓋のデザインが大切なのだとか。縁の色で味が分かるため、商品棚に並んだ時にパッと目を引きますね。よくよく見てみると、メロンといちごは果物の表面の模様が入っています。

 

 

この素敵なデザインを作るのに参考にしたのは、実はアメ・ガム売り場や化粧品売り場に並ぶ商品パッケージなのだそうです。アメやガムは同じ食べ物だからわかるけれど、どうして化粧品?と思った方も多いのではないでしょうか。

 

日常使いする化粧品はかわいらしさで女性の心を射止めます。このかわいらしさが、普段食べてほしいアイスのパッケージにも通じるのだと言います。

 

パッケージのデザインひとつをとってもエピソードがたくさん。思わぬところからヒントを得ながら、素敵な商品が生まれているのですね。

 

 

―愛される秘訣―


株式会社セイヒョーは100年以上、地元・新潟を拠点に活動しています。長い年月をかけて「もも太郎」アイスをはじめとする様々なアイスや和菓子の製造・販売を続けた結果、今では新潟で暮らす多くの人に「新潟のアイスと言えばセイヒョー」と言われるほどになりました。

 

“新潟の味として、県外にいる人にも思い出してもらえる存在でありたい”、“新潟の人たちの期待に応えたい”という思いや姿勢が県民に評価され、商品だけでなく会社までもが長く県民に愛されることとなりました。

 

40年ほど前に製造を開始した和菓子は自家製の生地やあんこにこだわっています。生地やあんこは冷凍にした際のことを考えて試行錯誤を繰り返し、今の形となりました。笹だんごの笹巻き工程はひとつひとつ丁寧に手作業でおこなわれています。手作業ならではのぬくもりが伝わってくるのもポイントですね。

 

 

また、氷の食感や新潟産の食材にこだわった商品開発も行っています。氷は業界内でも高く評価されています。商品ごとに氷の粗さなどを変えることで、一度食べたら忘れられなくなるのだとか。商品の風味からも“新潟”が感じられ、県民に親しみを持ってもらえるよう随所に工夫を凝らしている点が愛される秘訣なのだと感じます。

 

私たちが普段何気なく手に取り、口にしているセイヒョーのアイス。たくさんの工夫や思いが込められていることがわかりましたね。商品ごとに氷の粗さを変えるなど、一番おいしい状態で提供されていると知って納得しました。

 

次回は、食がどのように人々の暮らしに寄り添っているのかに迫ります。皆さんはセイヒョーのアイスとの間にどんな思い出がありますか。

 

■株式会社セイヒョー

〒950-3102
新潟市北区島見町2434番地10
TEL.0800-500-0144

https://www.seihyo.co.jp/