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FOOD

2023.12.24

お米で地域貢献!|“FARM FRONT SEKI NOEN”②

レクチェ
こんにちは!チームレクチェです!
今回は、第1回「たべる」FARM FRONT取材の続編です。
代表取締役・関智晴さんにたくさんの質問をしたところ、地元に対する思いと今後の展望などへの熱い思いを教えていただきました。

―お店の看板商品について教えてください。

関さん:塩むすびセットがメインのメニューになっています。

お米を究極においしく食べるために、漬物、野菜の付け合わせ、海苔、味噌汁というのが塩むすびセットです。

 

―塩むすび1本でなんですね!
では、記事が12月に掲載されるのですが、12月の注目商品を教えてください。

関さん:塩むすびセットの付け合わせの漬物や野菜は、季節によって変えています。

例えば12月は根菜類がよく取れるのですが、その野菜を使用して漬物にしたり甘酢漬けにしたりします。

 

―漬物もFARM FRONTのシェフが作っているのですか。

関さん:そうですね。私たちは糠(ぬか)にもこだわりがあります。

お米の1番いい旨味やミネラルが糠に全部入っています。

その糠(ぬか)を食事に色々な用途で使いたいと思って、糠漬けを作っています。

 

―ありがとうございます。
関さんは南魚沼でお店をやっていますが、どうして、新潟県南魚沼で店を行っているのですか。

関さん:そうですね。南魚沼でお店をやっている理由は、単純に私が生きていく場所であると考えているという理由が1番ですね。

FARM FRONTをやることが、私ができる1番の地域貢献であると考えています。

南魚沼に魅力的なお店がたくさんできて、お店同士がいい影響を受け合って、そして県内外の方が南魚沼に住んでみたいなと考える人が増えてくれたらいいなと思っています。

そのためには、やる気のある人や、熱い人が一眼となって地域を盛り上げっていってほしいと思っています。

それも地域貢献の1つだと思っているので。

 

 

―すごく熱い思いでお店を経営されているのですね。

関さん:南魚沼は米どころとして有名だと思います。

ですが、新潟県の人は「お米が1番おいしく食べられるお店どこ?」と聞かれてもすぐには思いつかないことが実は多いのではと思っていまして。

FARM FRONTでは、お米をここで食べれば間違いないと思われるようなお店にしたいと思っています。

あと実はこのお店は、昔関農園の倉庫だった場所に建設しているんです。

この場所から見える田園風景が綺麗で食事をしながら、南魚沼の田園風景を眺めて、塩むすびを食べたら、お米のおいしさや南魚沼の良さが感じられるのではないかと。

だから、この場所でお店は絶対にやりたいと思っていました。

 

-私たちも高速道路でFARM FRONTさんまできたのですが、ここに広がる景色もきれいで、のどかな雰囲気の中で食べる塩むすびは最高なんだろうなと思っていました。
今、お話の中で「山や田園風景がいい」と言っていましたが、関さんが新潟や南魚沼で好きなところを教えてください。

関さん:実は私は1年間、東京で暮らしていた事がありました。

だからこそ感じるのですが、東京から地元の南魚沼に帰ってくると空気がおいしくて!東京と南魚沼では空気感が全く違いました。

南魚沼の空気はすごく落ち着くなと感じて、南魚沼で仕事がしたいという思いにつながりました。

南魚沼は田園風景がきれいで、山に囲まれていて空気がとてもおいしいところが好きです。

 

 

(店内から広がる田園風景・・・。近くには高速道路も!)

 

―1度、新潟を出て地元である南魚沼の良さを再確認したということですね。
FARM FRONTでは塩おむすびを提供していますが、お客さんの年齢層を教えてください。

関さん:そうですね。若い女性の方がすごく多い印象があります。

多分、Instagramで写真を見てきてくれる方が多いからだと思います。

あとは、年配の方も多いと思いますが、若い女性が多いです。

 

―観光目的や、InstagramでFARM FRONTを知ったという方が多いということですか。

関さん:そうですね。

Instagramで写真を見た人がこのお米美味しそうと思ったり、この田園風景や山の景色を見ながら食事をしたかったりという方が多いです。

 

―やっぱりいいですよね!おいしいお米を食べながら景色を楽しむことは。
Instagram話ですが、投稿している写真がすごくおしゃれだなと思っていました。
Instagramの写真は誰が撮影をして、何かこだわりがあるのですか。

関さん:Instagramの写真は私が撮っているのが多いですがプロが撮ってくれた写真を小出しにしたりもしています。

写真は、難しくって(笑)。

写真のことで学びたいことが多すぎて、もっと勉強しなきゃなと思っています。

Instagramの写真はちょっと暗めな感じにしたいと思っています。

写真の質感や、被写体の素材を感じられる写真を撮りたいと思っていますが、やはり難しいですね。

 

-Instagramの写真を拝見しました!
他の飲食店の写真が明るく、パっとしている写真が多い印象で、いわゆる映えを意識して狙っていることが多いかなと思うのですが、FARM FRONTのInstagramの写真はあえて真逆で、それがユニークで不思議だなと思いました。

関さん:なるべく、暗く、本物感が伝わる写真を撮りたいと思っているのですが、本当に写真は難しいです。

私は他の飲食店をお手本にしたりして、写真を頑張っていますね。

 

―そうなんですね!
最後の質問ですが、関さんはInstagramの写真など勉強したいことがたくさんあると仰っていましたが、今後の展望などがあれば教えてください。

関さん:今後の展望は、ちょっと壮大なことを考えています。

FARM FRONTの前にある土地を2年前に買いました。

そこに、お米の乾燥や調整をしたりするための精米施設やライスセンターの木造作業場を作ろうと思っています。

作業場は一般的に鉄骨の工場のイメージがあると思うのですが、外壁も全部木造にしてFARM FRONTのお店の雰囲気と同じようにしたいと思っています。

 

 

―FARM FRONTの前にある敷地ですか。

関さん:そうですね。

農業の魅力や仕事内容を見学して伝えられるような作業場にしたいと考えています。

今までの農業とは違う見せ方で農業を知ってもらうことがこれから必要だと考えています。

無農薬の紙マルチ田植えの見学やコンバインでの稲刈りの見学、そして実際に育ったお米をFARM FRONTで食べたりして、お米の魅力を伝えられるお店を作りたいと思っています。

作業場建設の工事は始まっていて、今年3月から工事に着工し、来年の9月にまず雪室低温庫や精米施設ができる予定です。

ゆくゆくはFARM FRONTを囲むようにして、ビオトープなどを作って、水路や観賞用に稲を植えたり、1つの観光農園になれるような、お米の魅力をたくさん見せられる場所にしたいと思っています。

 

―すごいですね!関農園独自の田植えの見学やお米の加工工程、そして実際にお米が食べられる場所を作ることが展望だと仰っていましたが、もう、作業場建設は始まっているんですね。
次にまた来た時にはFARM FRONT周辺の景色が変わっているかもしれないですね。

関さん:そうですね。口だけでは終わらせずに、実際に形にしていきたいと思っています。

 

―ありがとうございます。関さんのお米に対する思いがすごく伝わってきました。

 

取材では、関さんのこだわりや展望について聞いていきました。

普段は聞けない思いを聞くことができたと思います。

次回は、実際にFARM FRONTの塩おむすびセットを作る工程からたべるまでご紹介いたします。お楽しみに!

 

 

  

■FARM FRONT_SEKI NOEN
住所:〒949-6371 新潟県南魚沼市関972-4
TEL:025-775-7979
Instagram:https://www.instagram.com/farm_front/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D
WEB:https://sekike.com/

 

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“FARM FRONT SEKI NOEN”③