はたらく
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2023.01.02
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新潟市が主催し、新潟日報社が企画、運営する3回シリーズの2回目。初回は10月に新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開催し、今回は会場を昭和初期に建てられた趣のある旧第四銀行住吉町支店に移して行われました。
コーディネートを務めたのは、新潟を拠点に全国各地のプロジェクトに携わっているInquiry合同会社 CEOの山本一輝さん。導入講義で山本さんは、人生100年時代といわれる中で「キャリアは仕事だけではなく、人生設計全体を指すものです」と指摘。「お金だけでなく、経験や心と体の健康が大切だったり、前向きさや柔軟性などが求められたりする時代になっています」などとキャリアに対する考え方を紹介しました。
ゲストとして参加した木村さんは学生時代、自分自身で決断して行動を起こし、米国やフィンランドに留学した経験があります。関西の大学を卒業してからは大阪で高校の英語教諭になり、その後会社員勤務を経て3年ほど前、27歳の時にフリーランスとして独立しました。人生の転機では常に「今自分が何をしたいのか」を考えて行動。現在はふるさとの新潟市を拠点に、教員や教育現場の活動支援や、海外の英会話事業のプログラム作り、新潟市のイベント運営や中心市街地のリノベーション事業などにも携わり、「パラレルキャリア」として、さまざまな取り組みを進めています。
木村さんはこれまでの人生を振り返りながら、「自分が幸せになることと同時に、周りも幸せになることが大事だと考えてきました。仕事や人間関係ではフラットな関係での対話やお互いを認め合うことを大事にしています」などと自身の信条について説明。「自分の強みは未来志向や多角的に考えること。弱みはノーと言えないことや欲張り」だとして、まずは自分自身を知ることの大切さについても触れました。
学生たちは、木村さんの留学時代や社会に出てからの体験を聞き、刺激を受けた様子でした。少人数ごとのグループワークで、印象に残った点や木村さんの考え方、価値観などについて意見を出し合いました。
各グループの発表では「木村さんのようにまずは自分から動いてみることが大切だと思いました」「人との縁が大事だと感じたので、学生時代から人脈づくりに取り組んでみたい」「これまでは苦手でしたが、自分の意見を回りに伝えてみることを心掛けたい」といった感想が聞かれました。
さまざまな気づきを得た学生たちの感想に対して木村さんは、「自分で決断することの大切さや、まずは自分が行動してみることの大切さを参考にしてもらえたのであればとてもうれしく思います」と話していました。
最後は木村さんや山本さんを交えた交流会で、それぞれが普段から考えている仕事についてのイメージや人生観などについて話し合いました。これから就職活動に入る学生にとっては、不安や悩みを話し合うこともでき、さまざまな大学や専門学校から参加した学生同士が親睦を深める機会になりました。
新潟ライフデザインカレッジの今年度最終回となる3回目は2月18日、JR新潟駅のCoCoLo南館1F「MOYORe:ホール」で開かれます。ゲストは「楽しい暮らしは自分でつくる。」をモットーに、リノベーションまちづくりにも積極的に参加し、建築というハードと暮らしのコンテンツというソフト両面を手がけている株式会社新潟家守舎の小林紘大さんを迎えます。たくさんの学生の皆さんからの参加をお待ちしています
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