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第1部のトークセッションは、ゲスト3人を迎え、新潟市出身のフリーアナウンサー馬場ももこさんの進行で始まりました。
「新潟の食」をテーマに展開したトークセッション
テーマは「新潟の食」。事前アンケートを実施したところ、「新潟といえばコメ」との回答が大多数でした。ゲストの1人、 燕市出身で本県を拠点にレストランを開き、会場8階にあるレストランTHE NIIGATA Bit GINZAオーナーシェフでもある秋山武士さん(45)は、提供しているコメへのこだわりを語りました。
「新潟米への期待を裏切りたくない。コメのソムリエの、京都の八代目儀兵衛さんにその年1番の新潟のコメを選んでもらい、炊き方、釜にもこだわっています。実際、評判は良いです。全国的にコメのレベルが上がっている。ここに来て食べた人には『やっぱり新潟だね』と思ってもらいたいですから」。
続いて、コメに次いで回答の多かったラーメンについて馬場さんが話を振ると、ゲストや来場者からも、地元の懐かしい味や、首都圏でおすすめの店が次々と挙がりました。
「新潟の暮らし」に話が移ると、話題はUターンに集中しました。
Uターンして新潟市で主にいちじくを生産している農園Home代表の渡辺克也さん(36)は、就農による地元貢献について話しました。また、一口に農業と言っても、農産物のほかに従業員の管理などさまざまな仕事があることに触れました。「前職でアルバイトの管理もしていたので、人を使って農業をしようと考えていました」と、それまでの経験を生かして営んでいることを紹介しました。
新潟市出身の会社員、鈴木翔太郎さん(33)は、6月に渋谷で開催した鮭プロサロンでは、来場者の1人として参加しました。今回は、将来Uターンも視野に入れている社会人として、来場者にもっとも近い存在として登壇。「新潟が大好きなので、貢献したい思いが強くあります」と、新潟への熱い思いを語りました。
最後に、それぞれ今日の感想を述べ、来場者へエールを送りました。
秋山さんは、「人生を通して大事だったのは、誰と出会い、一緒に過ごしたかだ」と話し、渡辺さんは、「無駄なことは一つもない。今できることを一生懸命やっていれば、どんな選択をしても自分のプラスになります」、鈴木さんは、「今悩むことが大事。ネガティブでもポジティブでも、その時間が大事です」と語りました。
馬場さんも、「人のつながりは大事。今、ここに来ている皆さんはすごい行動力を持っています」と締めくくりました。
第2部は、馬場さんやゲストも加わり、3卓に分かれて懇親会が開かれました。新之助の新米おむすびやのっぺなど、Bit GINZAの軽食を味わいながら自己紹介をし合い、出身地や首都圏での暮らしについて話し、交流しました。
ゲストも加わり、ざっくばらんに交流した懇親会
渡辺さんが朝5時から農園で収穫して持ってきた新鮮ないちじくもふるまわれ、そのおいしさに来場者から歓声が上がる場面も見られました。
懇親会では、渡辺さんの農園で作られたいちじくがふるまわれました
最後は、新潟の特産品が当たる空くじなしの抽選会も実施。馬場さんが1枚ずつくじを引くと会場は沸き立ち、Bit GINZAのランチ券やTHE NIIGATAの商品の中から、当たった人から順番に好きなものを選び取りました。
空くじなしで盛り上がりを見せた抽選会
「学生時代に新潟出身の友人がいたことが、新潟との唯一の接点」と話す千葉県柏市から来た柳澤真梨菜さん(33)は、参加した理由を「馬場さんに会いたくて」と恥ずかしそうにしながら答えました。抽選会では、アルビレックス新潟の観戦券を選び、「新潟まで見に行きます」と笑顔を見せました。
終了後、馬場さんは「懇親会で話して、皆さんすごく新潟が好きなのが分かりました。いつか新潟に帰りたいと思っている方も多いのを知り、うれしかったです」と話しました。
渡辺さんは、「皆さんの新潟への愛を感じました。参加したことで、僕自身、新しい発想を得られました。僕にできることがあればしたい。新潟に帰った時に、興味があれば農業体験をしてもらうのもいいかもしれない。そこで集まった人でいろいろな輪をつなげられると良い。それが別の仕事につながることもあります」と、終始晴れやかな表情で語りました。