たべる
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関さん:FRONTは英語で「玄関」という意味をもち、FARM FRONTという店名には、このお店を玄関口として関農園をここから知ってもらいたいという想いが込められています。
また、(個人的に)農業はあまり表に出ない印象があるので、(このお店が)農業への入り口にもなってほしいという意味も込めており、2重の想いが詰まっています。
これからの時代は直接農家と消費者がつながるための入り口になるお店を目指しています。
関さん:もともとお米を前面に出したいという想いがありました。そのため「お客様にお米を一番おいしく食べてもらえて、お米が主役になれる提供方法は何だろうか?」と考えたときに、たどり着いたのが塩むすびでした。土鍋で炊いたツヤツヤなお米を楽しんでもらうために、あえて具を入れず塩むすびだけにしているのもこだわりです。昨今はおにぎり屋も多くなってきてはいますが、本当にお米にこだわった農家にしかできない、1番美味しい味わい方を提供しています。
関さん:お店を始めるにあたって、何をするにも全て細かいところまで自分たちで決めて作らなければなりませんでした。
お店を始めた後も調理担当は朝早くから夜遅くまで仕込みをしたり、その他にも大変なことは数多くありますが、自分たちの米づくりや関農園のポリシーである「とにかく最高を追求する」ために、妥協せず社員全員が努力しています。
その努力が50年、100年後も続けられる道につながると信じています。
関さん:FARM FRONTを始めてからは大変なことが多かったですが商品を食べたお客さんが喜んでくれる姿や、景色を観たときに綺麗だ、お店が素敵だ、おにぎりが美味しいという言葉を聞くと、妥協せずこだわってやってきてよかったなと感じます。
関さん:お米そのものを究極にこだわって、お米から広がるものを提供していきたいと思っています。
例えば付け合わせの糠味噌は、当園の無農薬栽培米を精米したときに出た糠を使用しており、作り方をお客様に聞かれるほど人気のある1品です。
お味噌汁のだしも、とり方から工夫を入れることで、ただ美味しいだけでは終われないようになっています。
塩むすびもお味噌汁もとてもシンプルなものですが、だからこそ奥が深く、それを究極にこだわることで他では真似できない大きな魅力を生み出しています。
この魅力を生み出すには、自家製の肥料を使用して栽培したお米や野菜が欠かせません。
関さん: 弊社では肥料を米ぬか、魚粉、昆布やカニ、エビの甲羅など、人が食べても体にいいような素材を使っています。
お米の肥料を作っているけど、料理を作っているような感じですね。
肥料は発酵期間があるといったのですが、発酵するときに微生物を入れて混ぜています。
発酵に時間がかかるので1年中肥料を作っていますね。
作った肥料を田んぼに撒くと、田んぼにミジンコや糸ミミズなどの微生物が増え、お米を育てる土に良い影響を与えてくれます。
そのおかげでこの肥料を使った田んぼのお米はすごくおいしいですよ。
今回は、FARM FRONTを経営する大変さやこだわりについて様々なことを伺いました。
次回、第2回FARM FRONTでは、
代表取締役・関さんにFARM FRONTに関して引き続き色々な質問をしていきます。お楽しみに!
■FARM FRONT_SEKI NOEN
住所:〒949-6371 新潟県南魚沼市関972-4
TEL:025-775-7979
Instagram:https://www.instagram.com/farm_front/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D
WEB:https://sekike.com/
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