はたらく

WORK

2023.08.17

よしもと新潟県住みます芸人①|芸人になるまで

レクチェ
今回の「はたらく」は、チームレクチェが担当します。

今回は新潟住みます芸人のチカコホンマさん、いっすねー!山脇さんに取材に行ってきました!新潟のテレビ番組などに多く出演するお二人にお仕事のことはもちろん、芸人になったきっかけやお二人から見た新潟のことなどなど様々な質問をさせていただきました。

プロフィール

チカコホンマさん

2013年 NSC大阪36期

生年月日 1994年5月4日

吉本興業所属のお笑い芸人。千葉県出身。よしもと新潟県住みます芸人。

代表番組

UX新潟テレビ21「まるどりっ!UP」

NST新潟総合テレビ「潟ちゅーぶ」

BSN新潟放送「土曜ランチTVなじラテ。」

 

いっすねー!山脇さん

2008年 NSC東京校 14期生

生年月日 1985年9月28日

吉本興業所属のお笑い芸人。福岡県糟屋郡出身。よしもと新潟県住みます芸人。

代表番組

NTS新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」

TeNYテレビ新潟「夕方ワイド新潟一番」

BSN新潟放送「土曜ランチTVなじラテ。」

 

―芸人さんになったきっかけや理由を教えてください。

 

山脇さん:福岡の古着屋さんで働いていた時、この先どうしようかなんて考えながら海の砂浜を歩いていたら、頭に何か落ちてきたんです。なんだと思って見たらあの吉本NSCの願書でこれは行くしかないな、って思ったのがきっかけですね。

 

チカコホンマさん:なわけないでしょう!これはちょっとビデオ判定です。

 

山脇さん:あっ、間違えました。「古着屋さんで働いていたとき」までは合っています。そこの古着屋さんは洋服がいっぱい置いてある広い量販店だったんです。広いから場内アナウンスもするんですけれど、俺がするときもありました。ですが、店長がいない時は毎回ふざけて場内アナウンスしていたんですよ。

ある時、店長がいないと思ってふざけて場内アナウンスしていたら、まさかの店長に聞かれていてめっちゃ怒られました。 これがきっかけで、いっそ思いっきりふざけられるところに行こうと思って、吉本の養成所に行くことに決めました。

 

―ありがとうございます。それでは次にチカコさんお願いします。

 

チカコホンマさん:高校三年生の時に朝目覚めたら、 とても晴れていた日があったんです。そして窓を開けたら一匹鳩が飛んできて、よくみたら口に吉本NSCの願書咥えていたんです。

 

―もしかして伝書鳩が運んできた?

 

チカコホンマさん:うん(笑)。「高校三年生の時」まではあっています。やっぱり昔からお笑いがとても好きで、人を笑わせて笑顔にさせることが楽しいと感じていました。

一番自分の背中を押してくれた出来事は高校三年生の文化祭で、みんなバンドとかをやっていた中、ひとりでお笑いネタをやったんです。 そしたらめっちゃウケて!それで吉本NSCに行こうってなりました。こんな感じですかね。

 

―ありがとうございます。お二人とも吉本興業さんということなんですけど。 吉本興業さんを選んだ理由ってなんですか?

 

山脇さん:福岡にも吉本はあったんです。でもお笑いの事務所なので、おのずと人が集まる東京の養成所にいこうって思っていました。

ですが、東京に住んで一撃で売れようと思っていたのに、なぜか今新潟にいるんです。一撃もなかったですね笑。

 

―吉本興業さんに入ると決めた時は大学などには通っていたんですか?

 

山脇さん:僕は働いていましたね。

 

―誰かに反対されたとかはなかったんですか?

 

山脇さん:ありませんでしたね。親は養成所に行くなら自分でお金貯めていけって言われたくらいで、他は何も。 その頃に初めて彼女ができたんですけど、 やっぱ福岡の男っておごってなんぼみたいなところがあるのでおごりまくっていたから、お金貯めるのは時間かかりました。

吉本に入ってから色々な事務所があるんだなあっていうのに気づきましたね。

 

<取材を受ける、いっすねー!山脇さん。昔を振り返っています>

 

チカコホンマさん:やっぱり好きな芸人さんがたくさんいるところが吉本だったので、 私たちもあのような先輩になりたいっていう気持ちが大きいですかね。本当にそれだけかもしれないです。やっぱあと、 看板が大きいので入ってから、全然売れなくてもバイト先とかで、「吉本で芸人やっている」って言うと、「あの吉本!!!??」ってなったんですよ。

 

―山脇さんは行くならお金を貯めろと言われたと仰ってましたけどチカコさんの場合は、反対はなかったんですか?

 

チカコホンマさん:反対されていたか、されてないかというと全くされませんでした。 (両親からは)「学費だと思って払うよ」と言ってくれまして。母親は「むしろ(チカコホンマさんに)あっているから行ってきなさい」と、すごく背中を押してくれたぐらいですね。今こうやって新潟でこんな活動ができて、母親に報告ができるのも嬉しいです。

 

―そうなんですね。芸人さんという仕事の魅力や楽しいこと、逆に大変なことっていうのはやっぱりありますか?

 

山脇さん:魅力だと感じた所はマイナスをプラスに変えるとこですかね。例えばコンプレックスがあったら、それを笑いに変えて武器にしちゃうっていうのが芸人さんの魅力なのかなと思います。やっていて大変なのはネタ作りですね。ピンになって改めて大変だと思いました。新潟きて6年くらいたっていますけど、鉄板ネタ一個もないです(笑)。

 

―やっぱりネタつくるのは大変ですよね〜。

 

山脇さん:それを見せないのがかっこいいとは思いますね(笑)。

 

チカコホンマさん:(芸人は)自分自身の好きなことを惜しみなく仕事にしていて、なおかつ自分のセンスや感覚を「笑い」という形に変えて、目に見えないものでみんな勝負しているわけです。東京一線で頑張っている芸人さんはすごいと思いますね。自分ではYouTubeという映像を使って「自分のすき!」という軸でやれているのはかっこいいなと思います。その分、あくまでも自分の感覚でしかないからなにが正解かわからないし、突然一文無しになることだってありますしね。そういったリスクを背負いながらも、やっぱり自分の好きなお笑いでお金を稼ぐということは、やりがいをとても感じますね。

 

<取材を受けるチカコホンマさん>

 

 

―やっぱり笑いをとれないっていうのは大変ですよね…。

 

チカコホンマさん:東京からでたときなんて、週一以上でライブしていて!ネタによって、前はウケたのにちがう会場ではまったくウケないことがあるんですよ。最近は(活動の場が)YouTubeベースになっているんだけど、いつものこの企画だったら再生回数もっといくのに!と思うことも多いですね。このボケはみんな好きだろうなって思ったらうまくハマっていないことも。そうゆう自分の計算違いが起きたりするんだけど、だからこそ楽しいって思いますね。

 

―現在どんな仕事がメインですか?

 

山脇さん:やっぱ映画とかですかね。最近シリアスな役が多くて、でもそっちのほうが自分に合っているかなって、前は天真爛漫な役が多かったんですけど。

 

チカコホンマさん:もしかして坂口健太郎?(小声)

 

山脇さん:冗談です!いまのお仕事は、ロケ行ったり、それこそ皆さん側に立ったり、新潟の市町村長とあってその町の魅力をきくとか、あとは書道とかですかね。

 

―フランスで飾られたこともあるんですよね。

 

山脇さん:そうそう。それこそ新潟の魅力を勉強させてもらっています。

 

―ありがとうございます。

 

山脇さん:仕事…趣味です!楽しく仕事できていますね。

 

チカコホンマさん:そうですね、私も水着をきて浜辺でポージングとかして、最近ヤンジャンだったかな、表紙を飾らせてもらったりして、撮影会とか。

 

―何万部売れたんですか?

 

ホンマチカコさん:(笑)、ノってきてくれた(笑)。

私もたべる系のロケをさせていただいたり、あとは農家さんとか自治体の方のお話しをきいたり、YouTubeの動画をあげたり、あとは今年から始めているんだけど古町のカフェバーみたいなところで1日ママみたいな、スナックみたいなね。町おこしみたいな事業もちょっとやらせてもらっていますね。

 

―多方面な仕事しているっていうのは凄いですね。仕事が楽しいっていうのは自分たちもこれから就職したときにそうなればいいなっておもいますね。

生放送と収録のときって違いますか?

 

山脇さん:全然ちがう。収録のほうが暴れることができる。危険なことを言ってもカットしてくれるから(笑)。生放送は危険ですね。言動は気をつけるようにしています。

 

チカコホンマさん:生放送だと即興力がより求められるから、それが鍛えられます。収録はちょっと編集に甘えちゃうみたいなところもありますね。生放送でできなったものを収録でやっちゃうみたいなこともあるし。その繰り返しで自分という形をつくっているかもしれないです。

 

山脇さん:どっちも現場が明るいほうがほんとにいいなって思います。

 

チカコホンマさん:結論、どっちも楽しいです!

 

第一回は新潟住みます芸人のチカコホンマさん、いっすねー!山脇さんに、お二人にお仕事のこと、芸人になったきっかけやお二人から見た新潟のことなど様々な質問をさせていただきました!

次回は県外から新潟に移り住み、ご活躍されている中で感じる新潟の魅力についてお伝えします!

お楽しみに!

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